あれから1年、長かったです。
去年の今日、2019年7月16日19時50分頃、私は自宅玄関先で転んで左手を複雑骨折しました。
忘れもしないあの時
長いスカートの裾を踏んでしまい、わずか20cmの段からジャンプして降りるように空中を舞い、受け身をとってお尻から落ち、背中がついて最後に頭を打ちそうになるときに左手でカバーしたようです。
コンクリートに直接頭をぶつけなくてよかったとつくづく思います。
メガネがぶっ飛んで、目の上あたりから血が出ていたので、ふらつきながら家へ入り、洗面所で洗ってタオルで押さえました。
手がパンパンに腫れてきたので、保冷剤で冷やして横になり、痛みをこらえて、娘が帰って来るのを待ちました。
娘が帰ってきて、私の姿を見るなり、すぐ救急車を呼ぼうとするのを止めて、病院の救急外来へ連れて行ってもらいました。
本当は救急車を呼ぶべきだったのですが、「救急車を呼んだら、近所の人は母に何かあったと思うから」とかなんとか余計なことを考えてしまったのですよね。
仕事で疲れて帰ってきたのに、ご飯も食べず、私を病院へ連れて行ってくれた娘に感謝しています。
今まで怪我をしたことがなかった
私は、今まで怪我というものをしたことがありませんでした。
危ないことはしないので、怪我には無縁だったのです。
あの日、私は「絶好調」だった
ところが、去年の今頃、私はなぜか「絶好調」だったのです。
そんなこともまた珍しいことでした。
生まれつき体が弱く体力がなく、すぐ疲れてしまい、元気いっぱいというタイプにはほど遠かったです。
でも、少し前に勧められて飲み始めたサプリがとてもよかったようで、すごく体の調子がよかったのです。
Apple Watchの運動アプリのリングを毎日クリアするのも楽しくて、張り切って動き回っていました。
そして、8時にスタジオの鍵を閉めに行こうと思って、右手にお花が入ったバケツを持って、7時50分に家を出た直後の出来事でした。
特に急いでいたという訳でもなく、10分前でちょうど良いタイミングでした。
普通に「さぁ、行こう」と思って、出発したつもり。
でも、今から思うと、全然足元を見ていなかった気がします。
そして、気持ちがふわふわしていて、足が地についていなかった気もします。
少し前から危なかった
そう言えば、その前日も車で危ないことがありました。
考え事をしながら運転していて、いつの間にか家の近くまできていたのです。
途中、何個も信号があったのに、ちゃんと止まったのか、記憶がないのです。
実は、その少し前に、私は「気になること」がありました。
そのことをやろうか、やめておこうか、迷っていたのです。
今は、あの時、神様が強制的にやめさせてくれたのかなと思っています。
入院・手術・その後が辛かった
そして、入院して手術して、その晩、痛み止めが切れてから痛くて熱も出て、苦しくて大変でした。
ボルトが自分の手に刺さっているというのも衝撃的でしたし、ずっとギプスをして腕を上げた状態で寝なければならないというのも本当にしんどかったです。
あの辛かった日々のことを思い出すと、どんなことでも耐えられる気がします。
今でも左手は小指が曲がらず、動きません。
強く握ろうとすると相変わらず、痛みもあり、違和感はずっと残ったままです。
手術した大きな病院でのリハビリは保険がきく5ヶ月で終了させられてしまいましたが、民間病院でその後もリハビリを続けています。
筋膜リリースをしてもらって、ようやく手の内部の痛みが取れました。
優秀な整形外科医が「こんなに粉々になったのは、僕の症例でも1、2を争うくらいですよ」と笑って言っていたので、本当に大変な状況だったのだと思います。
それをそれなりに元どおりにしてくれたので、腕はいいと思います。
ただ、私のようにメンタルが弱い患者への心のフォローは全然足りなかったですね。
「痛くても動かさなかったら一生動きませんよ」と言う脅しはリアルすぎて、逆効果でした。
やっぱり弱った人には、優しく寄り添ってほしいです-。
さいごに
そんな悲惨な大怪我でしたが、その後、娘の結婚が決まるなどめでたいことが起こり、私は自分が十分幸せなのだということを感じています。
有頂天になって自分を見失ってはいけないとつくづく思います。
うまくいかないことがあるくらいでちょうどいいです。
ゆっくり安全運転で進みましょう。
病気になったり、怪我をしたりしないと健康のありがたみがわからないと言うけれど、もうあんなに痛くて辛い思いをしたくないです。
調子がいい時ほど、気をつけたほうが良いです。
いまだに、運転中、信号待ちの間にスマホを見てしまったりしているので、やっぱり事故を起こす可能性があるようなことは絶対やめようと今日また自分に言い聞かせました。
怪我をしたり、病気になったり、事故を起こしたり、巻き込まれたり、何か、心ここに在らずの状態の時に発生してしまう気がしています。
健康第一、安全第一で過ごしましょうね!
今見てもすごい衝撃的な写真が載っているまとめ記事、ぜひのぞいて見てください。
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