病気になってから治す医療ではなく、病気にならないための医療で、若い人たちの負担を減らしたい

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私は、日本の医療保険制度に対して、ずっとモヤモヤした気持ちを持っていました。

『本当に正しい医療か終活を変える』を読んで、なぜこんな現状なのか、理解できたので紹介したいと思います。

高齢者の医療費を誰が払うのか

高齢者の医療費は、現役世代が払う保険金で成り立っています。

団塊の世代と言われる1947〜1949年生まれの人たちが75歳(後期高齢者)になる2025年になると、日本では4人に1人が後期高齢者という超高齢社会に突入します。

2050年には、日本の人口は1億人まで減少し、そのうち認知症の人が800万人、うつ病で休職する人が200万人に及ぶという予測がされるようです。

800万人と200万人を足す1000万人ものの人がタックス・イーター(支払う税金より、受けるサービスの方が多い人)になり、なんと国民10人に1人の割合です。

長生きすることはリスクを生む時代です。

若い世代がこの状況をどうやって支えていけるのでしょうか。

医療費の異常

日本の税収は60兆円弱で、一般会計が100兆円弱だから、40%は国債などの借金で賄われています。

医療費はすでに40兆円を超えているようです。

これから超高齢化社会になり、ますます医療費が高騰していくことを考えるとぞっとします。

保険医療制度に問題あり

そもそも日本の医療保険の始まりは、1922年に制定された健康保険法です。この法律は、工場で働く肉体労働者が対象で、ドイツの医療保険を参考に作られたそうです。

主に感染症とケガに対応していました。

戦後、GHQにより、軍人に対する恩給支給停止され、ケガや病気の軍人に対する治療問題が起きました。結核患者への対応、農業・自営業者・零細企業従業員など国民の3分の1が無保険者であるという問題もありました。

1957年にすべての国民が国民健康保険法により健康保険加入が義務付けられ、1961年には国民皆保険が実現されることになったのです。

そして、「必要にして最少限度の医療を広く国民に行い、公衆衛生の向上に寄与する」ことから「どんな治療でも保険に入れてしまう」「どんな高い治療もタダでできる(当時、被用者は負担0割、家族が5割)」という医師にとっても被用者にとっても夢のような社会保障制度となりました。

この制度は、高度経済成長時代において、高齢者が少なく、労働者人口も消費者人口も多い時代だから成り立ったものです。

現在、マイナス成長の時代、保険収入も税収も減少し、治療費はうなぎ上りの状態では完璧に赤字です。

医療で治せない生活習慣病・ストレスが原因の疾患が増える

そもそも日本の医療制度は、感染症と外傷の治療のために作られたのに、現在は医療の対処療法では治せない生活習慣病とストレスが原因の疾患が激増しています。

糖尿病・高血圧・高脂血症・癌・うつ病などです。

なかなか治らない治療に対して、保険診療の給付が被用者に行われ、医師には高額な報酬が支払われています。

これでは高齢者が増えれば増えるほど、医療費はどんどん高くなるばかりです。

なぜなら、一生薬を飲み続けなければならない治療が行われているからです。

今後の医療はどうあるべきか

現在の日本の病気の実態は、そのほとんどが生活習慣病です。

貧しい発展途上国にはあり得ない病気が蔓延しています。

食べ物が不足している国や治安が不安定な国では、肥満になったりうつ病になったりする余裕もありません。

日本人は、「病気になったら、医者へ行って薬をもらうか治療をしてもらえばいい」と思い込んでいる人が多いです。

これは、病気になった人に対して保険がきくからですね。

鍼灸歯周病を予防するための再生治療などは、保険がききません。

病気にならないために努力している人は、自費で高額治療をして、病気になった人が保険のおかげで安く治療できるのは問題だと思います。

これからは、みんながもっと予防に力を入れて病気にならない努力をしてほしいと思います。

さいごに

この本は、終活のための本です。

終活と言えば、遺言や相続税対策を考えがちですが、本当の終活は違います。

寿命と健康寿命が一致して、できるだけ介護のない状態で家族や周りの人たちと最後まで幸せに暮らし、自分がこの世に生まれてきた証を残して、次世代に紡いでいくことです。

体と心が健康であること。

そのために病気になって薬漬けの晩年でなく、病気にならないように予防として医療を利用していくようにしていきたいですね。

人生100年時代、自分の長生きが若い世代を苦しめることがないように願います。

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この記事を書いた人

さわこ

さわこ

スタジオSeriオーナーの目標は、「健康」と「ゆるいミニマリスト」

みんなが、心と身体をリフレッシュして、笑顔で元気になったらいいなと思って、いつもスタジオにお花を飾り、お掃除してます。「汚部屋脱出」のために、整理収納アドバイザー1級、生前整理アドバイザー1級、清掃マイスター1級を取得しました。いらないモノをすべて断捨離して、スッキリ暮らしたいです。ずっと頑張りすぎてきたから、これからの第2の人生は、楽しいことだけやっていきます!