私は一時期、健康ですら、お金をかけて体の調子を整えていれば保てるんじゃないかと思っていました。
韓国ドラマの見過ぎで、高貴な人たちは高麗人参などの特別なものを煎じて飲んで病気を治していたからです。
それで、健康に良いものをどんどん取り入れ、睡眠や運動にも力を入れていたら、体の調子がとっても良くなりました。
「お金さえあれば、一人でも何とでもなるじゃないか」と有頂天になりかけていた矢先、まさかの転倒から左手複雑骨折。
ケガと病気は異なる、ましてや利き手ではない左手の小指だけと思ったのは誠に浅はかでした。
痛い、辛い、痛み止めを飲み始めるとだるい、しんどい、苦しい。
心が落ち込んでしまいました。
毎日リハビリに通い、何とかして治してもらおうと思いました。
それなりに日常生活ができるようになったので、痛み止めを飲むのをやめることにしました。
リハビリも5ヶ月目からは、月に13日までと制限が加わり、先生の都合もあり、先週の金曜日から今週月曜日まで4日間リハビリに通うことができませんでした。
寒い時期で、1日1日手が強張っていきます。
自分では痛くて強く曲げることができません。
どうしようもない気持ちで、何とかしてーという思いで、今日、リハビリに行きました。
でも、そこで、ハッと我に帰ったのです。
私の左手を治すのは私ではないのか?
リハビリの先生は、助けてくれるけど、治すのは先生じゃない。
私自身なのです。
私が私の左手を治さなきゃならない。
諦めるのも一つの選択肢。
でも、諦めたくないって強く思ってたはずじゃなかったのか。
だから、あんなに嫌だった痛み止めを飲んで、体調悪くなりながらもリハビリ頑張ってきたんじゃなかったのか。
今、もう痛み止め飲まないと決めたのも私。
もう少しだけ「治る」ことにかけて、リハビリを頑張りたいって思っているのも私。
もしも100万円出して左手が元に戻るのなら100万円出すだろう。
だけど、たとえ1億円出したって、私が努力しなきゃ治るものも治らない。
健康の前では、お金なんてほとんど全く意味がない。
もちろん、お金がなければ1回780円のリハビリに通うことすらできないけれど。
とにかく、ケガをして5ヶ月目、この1ヶ月が過ぎたら、もうリハビリしても効果が出ないと言われています。
ラストの1ヶ月。
私は私の治癒力にかけてみたい。
痛いって甘えていないで、大事な大事な左手を元どおりにしてあげたい。
一緒に頑張ろうね、私の左手さん。
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