人間の記憶は曖昧です。
その瞬間は、とっても波動が上がり感動しても、時間が経つとそのことを忘れてしまいます。
それで、自分の体験を記録しておこうと思いました。
SYMPHONIC WAVE 2022
2022年2月20日、富山駅前のオーバード・ホールで開催されたSYMPHONIC WAVE 2022

オーケストラ・アンサンブル金沢の演奏をバックに八神純子、石崎ひゅーい、KAN、東儀秀樹、尾崎裕哉、平原綾香、ASKAが歌と楽器演奏でコラポするというコンサートでした。
オーケストラの生演奏に合わせて歌うって、すごく難しいと思います。
歌唱力がはっきり出るコンサートでした。
私が自分の波動が上がっているとわかるほど、心に響いたのが、尾崎裕哉さんと平原綾香さん。
尾崎裕哉
まず、尾崎裕哉さんというのは、尾崎豊の息子さんです。
尾崎豊が亡くなった時、裕哉さんは2歳だったそうです。

その後、お母さんと一緒にアメリカのボストンで15歳まで暮らし、日本に戻って慶應義塾大学大学院卒で、2016年にデビュー。
フルオーケストラとの競演によるビルボードクラッシックスコンサート、弾き語りワンマンツァー、バンドツァーと多様なスタイルでのライブ活動を行っているようです。
先日、たまたまテレビで、裕哉さんが尾崎豊のI LIVE YOUを歌っているのを見て、「わぁ、すごい」と思っていたので、生で聴けるのが楽しみでした。
多くの人が、I LIVE YOUは、他の人には歌えない、歌ってほしくない、と思っていると思います。
私もそう思っていました。
尾崎豊、そのものだと思うからです。
尾崎豊を知らない今の若い人には、わからない感情かもしれませんが,ある程度の年代以上の人にはその時代を象徴する歌として思い出に残っているはずです。
そんなI LIVE YOUを裕哉さんは、尾崎豊の声のDNAを確実に引き継ぎながらも純粋に素敵に歌いきっています。
「青春の思い出」として美しく蘇った感覚です。
今年2022年は、尾崎豊没後30年になるそうです。
裕哉さんは、お父さんのことを全然覚えていないけれど、「とてもリスペクトして、父の曲を歌いたい」って語っていました。
尾崎豊の曲を息子さんが歌う、それを聴いて、私たちは改めて尾崎豊が天才であったことを感じます。
もし、また裕哉さんの歌声を聴く機会があったら、ぜひ行きたいです。
みなさんも尾崎豊のDNAに触れて、ぜひ若かりし頃を思い出してみてください。
平原綾香
次に、パワーに圧倒されたのが、平原綾香さん。
もともと歌唱力に定評がある方ですが、生で聴くとホントすごい迫力です。

低音から高音までの幅とスケール。
平原綾香の世界に引き込まれます。
オーケストラの演奏をすべて自分のものにして、歌い切るジュピターはやっぱり名曲です。
途中、リズム音が聞き取りにくい場面では耳に手を当てて、しっかり音を確認しながら。
実は、コロナ禍のため、オーケストラ演奏者も間隔が広く開いているのです。
横だけでなく、奥行きも打楽器などはかなり後ろでした。
特に富山オーバードホールはステージの奥行きが広いため、ステージの前方で歌う平原さんには、かなり後ろのリズム音が聞き取りづらかったかもしれません。
そこを神経を集中して、演奏音を聴き取って歌う姿は、プロそのものでした。
最近は、ミュージカルにも出ているそうですが、オペラ歌手と言ってもいいくらいの声量で、素晴らしいです。
そこまで感動したところで、最後に出てきたASKAががっかりでした。
悪口を書くのは良くないので、やめておきますが、なんでここにこの人が出ているのかなと疑問でした。
すごく高まった私の波動がスーッと下がってしまって、残念だったのですが、私のすぐ後ろに座っていた人は、「平原綾香とASKAは、やっぱりオーラあったよね〜」って言っていて、びっくりしました。
人によって感覚って全然違うんだなぁと。
まぁ、音楽ってそれでいいんですけどね。
好き、嫌いはそれぞれの自由です。
ただ、いろいろな人の歌を聴くのもいいけど、できれば自分が本当に好きだと思う人のコンサートに行ったら、もっと満足感があるだろうなと思いました。
さいごに
コロナ禍の今、なかなか単独ライブの開催はまだ難しい現状ですが、いくらなんでも、もうそろそろ戻りたいですね。
富山オーバード・ホールが満席で、私が取れたのは4階の席でした。
高所恐怖症なので、最初、ビビりましたよ。
でも、平原綾香さんが「こんな満席のホールで歌えるのが本当に嬉しいです」って言ってくれて、ますます素直で素敵な人だなと思いました。
コロナがおさまっても、また新たなウィルスが発生して、人類は今後もずっとウィルスと闘っていくことになると思います。
ウィルスを消滅させることなんてできないのだから、それぞれが自己免疫力を高めて、感染しても発症しないように心と体を整えていくしかないのではないでしょうか。
改めて、そう確信した素晴らしいコンサートでした。
ありがとうございます。
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