映画「いのちの停車場」を観てきて、吉永小百合さんが77歳だなんて信じられないと何度でも言ってしまうさわこです。
もちろん、広瀬すずちゃんとか松坂桃李くんとかに比べたら、西田敏行さん同様、それなりの年齢には見えますが、それでもパッと見、60歳くらいですよ。
映画で父親役の田中泯さんが76歳で、娘役の吉永小百合さんが77歳なのに、親子役をやっていて全然変じゃないのがまたなんとも言えません。

原作は生々しい医療現場が描かれ、読んでいて苦しくなるくらいでしたが、さすが映画では最後の脳卒中後疼痛で痛みに苦しむお父さんが、在宅医療の医師である娘に「安楽死」を求めて、実際に行なわれようとするシーンの直前で余韻を残し、終わりました。
末期小児がんを患う6歳の女の子が、死ぬ前に海へ行きたいというシーンでは、松坂桃李くんが女の子をおんぶして海に入っていく姿が涙を誘います。
また、観ているおばさんたちは、看護士である広瀬すずちゃんともう一度医師免許を取るために勉強しなおすと決心する松坂桃李くんのホンワカした会話に胸がキュンとなりますね。
原作を読んで、映画を観ると、在宅医療の現場の「看取り」に対するグッと苦しくなるような気持ちは、少し和らぎ、こんなふうにして死を迎えるんだな・・というレベルで、覚悟して観て、少し余裕があります。
映画を観てから、原作を読むと、在宅で看取るって、死を受け入れる過程なんだと身が引き締まると思います。
いずれにしても、こういう現実を映画を通して知ることができるのは、とても大事でありがたいことです。
主役が吉永小百合さんだから観たいと思って映画館へ足を運ぶ人も多いと思います。
私が行った映画館は、(私もそうですが)高齢者がいっぱいで、チケットを購入するのに長い列ができていました。
まるで、いのちの停車場に向かって並んでいるみたいだ、なんて笑えない冗談を言って苦笑い。
これから、高齢者の健康意識が高まって、在宅で元気に過ごし、寝たきりになる期間は少しだけ、というのになることを祈ります。
高齢のご家族がおられる方は、ぜひ、吉永小百合さんの名演技を観に行ってくださいね。
原作については、こちらに書いているので、覗いてみてください。
いのちの停車場by南 杏子 在宅での終末医療をめぐる 現役医師による渾身の医療小説
読書
長くて難しい本なので、何回かに分けて書評を書くことにしました。
そのほうが私自身も理解できそうです。
ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか(1)byピアーズ・スティール 先延ばしの原因と3タイプ
お掃除ダイエットマラソン
このお花はガザニアですか??
外掃除(14)見た目が良くても異常に繁殖するのは要注意【お掃除ダイエットマラソン】(49)
健太

さいごに
映画のついでに、近くの「ステーキ贅」でランチ。
しっかりサーロイン130g食べました。

そのため、夕食はご飯なしで。

またMuzukiさんのレシピ本『今どき和食』を見て作りました。

Muzukiさんのレシピ本、すごくわかりやすいです。
Muzukiさんについては、こちらに詳しく書いています。
普通のおいしいをつくるひとby Mizuki 拒食症を乗り越え、誰が作ってもおいしい料理レシピを作り続ける人
今週の生け花

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