金沢市民大学講座という金沢市民向けの講座に行ってきました。場所は、金沢市文化ホールです。900名入るホールが満席でした。
今年度の第1回は、ベストセラー「声に出して読みたい日本語」で有名な明治大学教授、斎藤 孝さん。
テレビで見る印象とはちょっと違い、とってもテンポよくグイグイ会場の全員を引っ張っていって、本当に楽しく充実した、あっという間の1時間半でした。
人は聞いたことは忘れるが、自分がしゃべったことは忘れない。
人は、聞いたことは忘れるものだが、自分がしゃべったことは忘れない。だから、聞いたことを自分でも説明できるようになってはじめて、「わかった」「できるようになった」と言えるのだという論理は、説得力があります。
スポーツを習うとき、指導者が説明してやって見せることを習うほうの人は理解し、自分でもやってみるはずだ。それなのに、学校の授業で、そこまでやっていない。聞くだけで終わっていては、できるようになっていない!
聴いたことを要約して、人に説明して初めて自分のものになるとのことなので、私も聴いた今日のうちにアウトプットします。
コミュニケーション力をつけるために、雑談力が大事
雑談力には、意味がなく、要件以外の、一見無駄話のようなもの。しかし、雑談の中で、相手の好きなものについて話すことが重要で、そのことによって、相手が喜びます。質問したり、うなづいたり、気の利いたコメントをして話が盛り上がります。
会話にうまく入れないときも「へぇ~」「ほぉ~」とか、感心する様子を全身で表すのもとっても大事。確かに、話している人の方へ体の向きを変えて話を聴くだけでも、雰囲気が全然違ってきます。
話し方のポイント
齋藤 孝さんは、とっても早口で次から次へといっぱいたくさんのことを教えてくれました。
「15秒で話す」訓練をするためにストップウォッチを使用するのだそうです。そして、「要点から言う」「テキパキ言う」のがポイント。
私の最も苦手な部分です。
普通の人は、人前で話すときに「えーっと、えーっと」とばかり言い、「急に前へ出て話すように言われたので、何も考えてなくて・・・」とか言っている間に15秒なんて終わってしまうそうです。その通り!
実際にやってみた
最後に演習がありました。いきなり、後ろの初対面の人と挨拶をして、与えられた課題について話しました。
軽くジャンプをして上半身の力を抜いて、丹田に力を入れて下半身はどっしり構えて、拍手をしてハイタッチしてから話し始めるというやり方でした。
ゆっくり考えていると、あっという間に次の課題に移るので、思いつくことをどんどん言い合うしかありません。
毎回、拍手してハイタッチして、話して、相槌を打って、を繰り返すうち、だんだん楽しくなってきました。
さいごに
なかなか人前で自分の思っていることを口に出せない金沢人です。
でも、こうやって、どんどん口に出す訓練をしていけば、「どんな時でも、どんな人ともコミュニケーションがとれる!」と教えてもらい、会場全体の雰囲気がすっかり変わりました。
人間関係をつくるコミュニケーション力をつけるには、やっぱりしゃべることが大事なんだと思います。それも、かなりテンポよくしゃべる。相手に合わせてしゃべる。楽しくしゃべる。
今日は、とてもいい刺激を受けました。もっとコミュニケーション力をつけていくぞ~!
全6回の受講料が、わずか3000円です。1回500円の講演ですよねって齋藤孝さんも講演中、笑って言っていました(^_-)-☆
当日券は、1講座1000円です。ただし、満席の時は入れない場合があります。前売り券は、残り僅かのようです。
次回は、9月29日(金)マラソンの増田明美さんです。
ぽちっと応援していただけると嬉しいです。