今週の生け花は、嵯峨御流 左盛体の生け方です。
左盛体は、お花から見て左側に流れがあるということです。
嵯峨御流では、常に京都 大覚寺 大沢池を水盤に見立て、池に浮かぶように生けます。
花材は、山南天・ユリ・デルフィニウム・レモンリーフです。
山南天
山南天は、南天より少し大きく、一般的には「ナナカマド」と呼ばれています。
ナナカマドというのは、カマド(竃)に7回くべても燃え残るほど材が堅いことが名前の由来だそうです。
秋には鮮やかな紅葉と枝たわわに実る球形の真赤な果実が美しいです。
ユリ
ユリは、花の色によって花言葉が異なります。
基本的に「純粋」「無垢」ですが
白ユリは「純潔」「威厳」
オレンジのユリは「華麗 」
ピンクのユリは「虚栄心 」
黄色のユリは「陽気」
このユリは濃いピンクなので、強い虚栄心なのかな。
ちなみに虚栄心って、「自分を実質以上に見せようと意地をはること」ですよ。
香りも強く、十分に存在感をアピールしています。
デルフィニウム
デルフィニウムDelphiniumは、ギリシャ語でイルカを意味するDelphisからきている名前だそうです。
つぼみの形がイルカに似ていることに由来します。
レモンリーフ
レモンリーフの名前は、ズバリ葉がレモンの果実の形と似ていることに由来します。
さいごに
例年ならゴールデンウィークはみんなが大移動する時ですが、今年はさすがに静かですね。
こんな年はきっと一生ないと思います。
あとで、あの時、大変だったよね〜って笑い合える日を楽しみにして、あともう少し自粛の日々を我慢しましょう。
お花のパワーで少しでも心が和みますように。
スタジオはまだ休業が続きます。
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