『けっきょく、お金は幻です。』by竹田和平 これからはお金よりも”徳”をためる時代

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タマゴボーロやウエハースで有名な竹田製菓の会長であり、また「日本一の個人投資家」でもあった竹田和平さんは、「これからはお金よりも”徳”をためる時代」だと言っていました。

どんな場所でも、誰と会う時でも作務衣を着て、いつもニコニコ笑みを絶やさず、口を開ければ名古屋弁丸出し。立ち振る舞いも飄々として気の良さそうな花咲か爺さん。

とんでもないお金持ちだけど、本人は、「お金がなくても人間は幸せに生きられる。富は幸福の絶対条件ではない。」と考えているのです。

そして、「お金が幸せの絶対条件でないという思いがあったからこそ、自分の元にお金が集まってきたのかもしれない」って。

投資の世界にいても、淡々とお金に惑わされることもなければ、溺れることもなかった。

どうしたら、そんなふうな幸せなお金持ちになれるのか、そのヒントがたくさん書かれていたので紹介します。

お金がなくても幸せだった疎開先での生活

疎開というものを私も知らないくらいだから、若い人はピンとこないかもしれません。

1933年(昭和8年)生まれの和平さんは、戦争の時、小学生でした。住んでいる名古屋は空襲が激化してきたので、おばあちゃんの故郷の田舎の村で暮らすことになりました。

実は、金沢も空襲の被害を受けなかったのですが、隣の富山が空襲で焼けているのが浅野川の堤防から見えたと私の祖母が言っていました。

でも、和平さんが疎開した田舎の村は、まったく戦争の気配も感じないほど、ゆったりのどかに時間が流れていたそうです。

そこの村の人々は、農業で生計を立て、貧しいけれど誰もが温かく穏やかな心で過ごしていたというのです。

そして、和平さんはその村で過ごした1年の間、お金を一度も見たことがなかったのでした。

お金をもらったこともなく、使った覚えもなく、大人が金銭のやりとりをしている場面を目撃したこともなかったというのです。

豆腐を買うには、豆腐屋さんへ大豆を持っていき、原料を渡す代わりに商品の豆腐をもらってくるという物々交換です。

みんな一様に貧しい暮らしをしていたけれど、誰もが勤勉で誠実に一生懸命働いていて、身の回りがつましいことで満ち足りていて、とても明るく幸せそうだったと。

そして、みんなが「ありがたいのう」「もったいないのう」「おかげさまでのう」と言い合っていたのです。

「今日も天気が良くてありがたいことですのう」
「ほんとになあ、おかげさまなことですなあ」

村の人たちは、ものを大切にする心や人を思いやる心、天の恵みに感謝する心を言葉で表し、生活を律し、心を磨いていたのです。

それが小学生の和平さんには、「お金がないのに幸せ」ではなく、「お金がないから幸せ」に暮らしているように見えたのでした。

お金は幻

疎開先での1年で学んだことがその後の和平さんの人生の土台を築いたのです。

  • 富は幸福の絶対条件ではなく、お金なしでも人間は十分幸せに生きられる。
  • お金の代わりに、感謝や思いやりや喜びの心が幸福の要因となりうる。
  • お金はなくてはならないものでなく、あれば便利だが、なくても平気という相対的な存在に過ぎない。

「お金はしょせん幻にすぎない」と小学生で知ったというのが、和平さんがずっとお金で失敗しなかった理由だと思います。

今、「お金がないから何もできない。幸せになれない。」と思っている人が多いと思います。

また、逆に「お金さえあればなんだって解決できる。」と思っている人もいると思います。

お金は、とても便利な「道具」です。うまく使えば役に立つけど、使い方を間違えると、お金ほど怖いものはありません。

気をつけないと、お金の家来になってしまい、お金に操られて、全てを失うこともあります。

お金は決して「なくてはならないもの」というわけではないとしっかり自覚しておかなければなりません。

お金より大切なもの

お金より大切なものは、「徳」と「真心」であると和平さんは教えてくれます。

「花咲か爺さん」の話に出てくる「正直爺さん」と「意地悪爺さん」。正直爺さんが飼っている大判小判のありかを探し当てる犬のポチを、妬みから殺してしまう意地悪爺さん。この時点でもう許せませんよね(笑)

2人の爺さんの幸不幸を分けた決定的な違いは、「自分のためか、人のためか」=「徳があるかないか」です。

強欲な意地悪爺さんが欲にとらわれて自分の利益だけを追求したのに比べて、正直爺さんは無欲で優しく温かい真心を持って、意地悪爺さんの所業さえ責めず恨まず、いつも人のために尽くしたのですよね。

これからは貯徳の時代。徳の高い生き方が、お金の代わりに幸福を保証してくれるのです。

貯徳の生き方とは

では、徳をためるにはどうしたらいいか、ですよね。

案外、簡単でした。

当たり前のことを大切にしながら、平凡で正直な生き方を心がければいいのです。誰に対しても、何に対しても「ありがとう」と感謝と喜びの心で接すればいい。

明るく前向きで、ワクワク楽しい「肯定心」で生きる。自分のためよりも人のためを優先するように努める。いつも心を磨き、天の意に則して、大きな命を生きる。

大きな命というのは、大自然の中の一員としてその中で生きるということかなと思います。

ないものねだりをしないで、今あるものに感謝し、「足るを知る」生き方に努めるのです。

その時、人間の心は磨かれ、人として成長し、その器が大きくなります。

お金は正直ものだから、人間の器のサイズに合わせて寄ってくるそうです。

いいですね!

さいごに

和平さんは疎開先でおばあちゃんや村の人たちにとっても愛されたそうです。

褒められ、認められるから、それに応えようと一生懸命やっているとまた褒められる。

信じてくれているから、絶対裏切れないと思ったそうです。

今、核家族で、おじいちゃん・おばあちゃんに愛されて育つという経験が足りないように私も思います。

無理して頑張らず、家族で助け合って「ありがとう」と言い合う。

「ありがとう」の言葉の波動が、心も現実も変えていきます

「ありがとう」は、人に福を招き、人を幸せに導く言葉なのです。この言葉をいつも口にしているだけで、心が綺麗になり、身の回りにいいことが起こるようになるのです。

「ありがとう」を1年に100万回言おうと和平さんは呼びかけていました。

「ありがとう」を言う人の数が増えれば増えるほど、人の心は優しく穏やかになり、社会にも平和が浸透していくだろうと。

「ありがとう」は、今、お金がある人もない人も言えます。

どんどん言ってみるのもいいんじゃないでしょうか。

本田晃一さんが竹田和平さんの後継者として、和平さんの思いを広めています。

『日本一の大投資家から教わった人生でもっとも大切なこと』by本田晃一 お金に不自由せず、家族にも恵まれた生活を手に入れる秘訣

私は、この本を読んで、竹田和平さんという人に興味を持ちました。

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この記事を書いた人

さわこ

スタジオSeriオーナーの目標は、「健康」と「ゆるいミニマリスト」

みんなが、心と身体をリフレッシュして、笑顔で元気になったらいいなと思って、いつもスタジオにお花を飾り、お掃除してます。「汚部屋脱出」のために、整理収納アドバイザー1級、生前整理アドバイザー1級、清掃マイスター1級を取得しました。いらないモノをすべて断捨離して、スッキリ暮らしたいです。ずっと頑張りすぎてきたから、これからの第2の人生は、楽しいことだけやっていきます!