一般論はいいので、私の老後のお金「答え」をください!by井戸美枝 もっと年金の金額を増やしたい時は

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ファイナンシャルプランナー(CFP認定者)で社会保険労務士 井戸美枝さんの『一般論はいいので、私の老後のお金「答え」をください!』を読みました。

実は、本のタイトルから勘違いして、老後資金のことをよくわかっていない人が単純に自分の年金の金額を知りたいのかと思って、軽く読み始めてしまいました。

ところが、井戸美枝さんというのは、経済エッセイストで、社会保障審議会企業年金個人年金部会委員・確定拠出年金の運用に関する専門委員会委員をされているプロ中のプロの方でした。

だから、内容はめちゃめちゃ詳しい。

さすがに私も自分の老後のために必要なお金について、いつまでにどんなふうに用意しておかなければならないか、よくわかりました。

老後資金については、それぞれの事情で異なるので、参考にはならないかもしれませんが、とりあえず私が理解できたことをまとめてみますね。

年金は、助け合い制度

年金のことを生活保護と勘違いしている人も中にはいるのではと思ったりします。

そうではありませんよね。

公的年金は、老後の年金だけでなく、障害の状態になった時に受け取れる障害年金や、のこされた遺族の生活を保障する遺族年金もあります。

収入がなくなり、お金が足りなくなっていった時に、お互いに助け合う制度なのです。

自分が働かなくて、他の人に全部出してもらうという発想は間違っていると思います。

要は、元気な時に納めて困っている人を助け、自分が困った時は助けてもらう「お互いさま」の精神なんですよね。

私はずっと「今、年金をもらっている人たちは自分が納めたよりたくさんの金額をもらっていてズルイ」と腹を立てていました。

でも、私自身も長生きしたら自分が納めた金額より多くの金額をもらえることがわかり、人の批判をしていたのに自分ももらうことに複雑な心境です。

でも、人間っていつ死ぬかわからないので、もしかしたら全然もらわない間に死んじゃう可能性だってあるわけです。

だから、もらえたらラッキーだし、もらえなかったらそれもまたやむをえない。

そうやって社会全体で、困った人を助けるという仕組みなんですよね、年金って。

将来もらえる年金の金額を増やすには?

ずいぶん前になりますが、「将来、年金だけでは生活が苦しいから他に2000万円必要」という試算が話題になりましたね。

そんな2000万円なんてどうやって用意するんだと文句を言っていた人も多かったように思います。

でも、収入がない状態で長生きしたら、年金以外にそれくらい必要ですよね。

みんな、それを考えて貯金してなかったのかな?と当時の私は不思議に思っていました。

というのは、我が家の場合は父も母も(専業農家のため)国民年金だけなので、もらえるのは月で3万円程度です。

まったくもって足りるわけがなく、父は「ワシは死ぬまで税金(固定資産税)を払うために働き続けないといけないんだ」と言って82歳で倒れる日まで朝3時に起きて畑で作った野菜を市場へ出荷していました。

我が家では、年金をもらって老後は遊んで暮らすという発想が皆無でした。

私は、両親が休みなくずっと働き続ける姿を見て育ったので、公務員になりました。

父からは「年金がもらえるまで絶対仕事をやめてはいけないぞ」と強く言われていました。

とにかく人よりお金に対するこだわりが強すぎる父に反発して、私はできるだけお金に固執しないように生きてきたつもりだったのですが、それでもだんだん父のようにお金の大切さが身にしみてきています。

できれば、将来、ずっとお金の心配をしないでいられたらいいなと思います。

そのためには、もらえる年金額が多くなった方がいいです。

どうしたら多くもらえるかと言うと(長く)たくさん納めて、遅くにもらい始めるのです。

老齢基礎年金(月額約65000円)は同じですが、その上に現役時代に支払った保険料に応じて受け取れる厚生年金=「報酬比例部分」の上乗せがあります。

たくさん保険料を支払ってきた分だけ、それに伴って受け取る年金額が多くなります。

60歳で定年退職しても、その後、65歳まで再雇用で働けば、その分が上乗せされて年金額が増えます。

厚生年金は70歳まで加入でき、その分、年金受給額が増えます。

また、受け取り開始を70歳まで遅らせると、65歳から受け取った場合の42%増となります。

つまり、70歳まで働いて保険料を納め続け、70歳から年金を受け取るようにすれば、最大限に年金受給額を増やせるのです。

しかも、その金額が基本的に死ぬまで続くのです。

今、私の母はサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)に入居していて、月額約17万円かかります。

もし時々病院に入院したりするような事態になれば、倍の金額がかかることになります。

それを思うと、年金額が高額であれば自分のお金が底をつく心配をせずに済みます。

祖母が104歳まで長生きしたので、もしかしたら私も100歳を超えて長生きしてしまうかもしれません。

病気になって長生きしたら最悪です。

私の友達は両親共に施設に入り、2人とも病院への入院が続いた時、とんでもない金額のお金がかかり、あともう少しお父さんが長生きしたらうちは破産するかと思ったと真剣な顔で言いました。

とにかく払える時に払えるだけ払っておいて、もらうのはできるだけ遅らせて、長い間もらうというのが賢いやり方なのではないかと思っています。

今、やらなければならないことは?

年金については、納めるべきものを納める、もらえるようになったらもらう、それしかないのですが、今、もっとできることも考えてみる必要があります。

それは、自分のお金のことをきちんと把握しておくことです。

老後のお金に対する不安の正体は、現在のお金も将来の年金額も把握できてないことなのです。

漠然と「老後のお金」に不安を感じている人は、8割にも達するそうです。

老後の不安をなくすための3つのポイントは

  • 1年間に使う生活費がわかる
  • 過去1年の資産の増減がわかる
  • 「ねんきん定期便」の内容がわかる

とにかく「使っているお金」「貯めているお金」「将来の年金」の3つを把握できれば良いのです。

そうすれば、老後の不安は解消できるのです。

さいごに

私のようにもうすぐ62歳にもなるという状態でも、年金をもらうまでまだ何年もあり、本当に「ねんきん定期便」に書いてある通りの金額をもらえるのかなぁと不安になります。

もっと若い人の中には、どうせもらえないだろうと諦めている人もいると聞きます。

最悪の事態も考えて、若いうちから投資でコツコツお金を貯めておくという自衛手段が大事です。

年金額は現在の高齢者がもらっている金額より多くなることは絶対ありません。

そして、65歳より早くもらえることもなく、70歳あるいは75歳になってからとだんだん支給開始が遅くなっていくことは十分予測できます。

だから、自分の生活は将来働けなくなる時の分まで貯めておかなければならないのです。

全部使ってしまうなんてもっての外、投資してお金に働いてもらって貯めていかなければ。

私の父のように80歳過ぎても毎日毎日働いてばかりの生活はやり過ぎですが、父なりに田んぼを売らずに駐車場にして貸したり、店舗やアパートを建てて不動産収入に切り替えていったりして、私たちに資産を残してくれました。

近所の人の中には、田んぼを売って入ったお金でギャンブルをして、逆に借金まで作り、会社を手放すことになった人もいます。

お金はどうやって育てていくかが本当に重要です。

まとまりのない文章でずいぶん長くなってしまいました。

お金については、私もまだまだ真剣に向き合っていかなければならないと思っています。

少しでも「老後のお金を貯めておかなければいけないんだな」と思っていただけたら幸いです。

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この記事を書いた人

さわこ

金沢大学 日本史専攻 卒業。お城の中にあるキャンパスで加賀藩について学び、金沢をこよなく愛する。

スタジオSeriオーナーの目標は、「健康」と「ゆるいミニマリスト」

みんなが、心と身体をリフレッシュして、笑顔で元気になったらいいなと思って、いつもスタジオにお花を飾り、お掃除してます。「汚部屋脱出」のために、整理収納アドバイザー1級、生前整理アドバイザー1級、清掃マイスター1級を取得しました。いらないモノをすべて断捨離して、スッキリ暮らしたいです。ずっと頑張りすぎてきたから、これからの第2の人生は、楽しいことだけやっていきます!