3年間で1000万円貯め、不労所得で暮らす夢を叶えた園原新矢さんの『35歳で夢をつかんだ「資産家」シンさんの教え』を読みました。
お金があること=幸せとは言えないし、お金がなくても幸せな人はたくさんいると思います。
ただ、ほとんどの人は「お金の問題から解放されたい」「お金の心配をしたくない」と思っていると思います。
しかし、親から言われてきたような「良い大学を出て、一流の会社に就職あるいは安定した仕事に就き、真面目に働き、貯蓄をして、借金をしない」ことを守っていても、将来的なお金の不安は解消されません。
『投資』については、親も学校の先生もどのようにやるのが良いのか、子どもたちに教える知識も技術も持ち合わせていないというのが現状です。
だから、この本のように、実際にどんなふうにしたら投資で成功するかを具体的に漫画で教えてくれるのはとても参考になります。
著者の成功ストーリーをプロの漫画家が漫画で描き、途中途中に著者の解説が入る形だからわかりやすいのです。
この本の一部分ではありますが、まずどのようにして投資のための資金を作り出すか、その準備段階が興味深かったので紹介します。

充足の先延ばし
自分の未来を変えるためには、天引き貯金をします。
余った分を貯金しようなんて思っていたら、いつまで経ってもまとまったお金なんて貯まりません。
最低、収入の1割を未来のために貯めておきましょう。
著者のシンさんは、早くお金を貯めたかったから「6割」貯めると決めて行動しました。
シンさんの手取り25万円、奥さんの手取り23万円、合計48万円のうち26万円とボーナスを天引き貯金し、「投資」資金にしたのです。
結果、3年(36ヶ月)で26万円×36(ヶ月)=936万円、ボーナスを加えると1000万円貯めることができたというわけで、すごいですよね。
こんな人もいることを思えば、お金って本気で貯めようと思えば貯められるんじゃないかと思えてきますね。
自分資産化計画
ただ、上のような状態をずっと続けていくのは大変です。
シンさんは、貯めたお金をさらに増やしていくことを考えます。
高校時代にロバート・キヨサキ著『金持ち父さん貧乏父さん』の読んで、人生観が変わったシンさんです。
『金持ち父さん貧乏父さん』については、私も読んでとても刺激を受けました。
金持ち父さん貧乏父さん ロバート・キヨサキ著 貧乏父さんの考え方から卒業して金持ち父さんになろう
投資してお金に働いてもらうのです。
その基盤としての「自分資産化計画」が重要です。
「自分資産化計画」とは、ある程度貯まったお金を今まで自分がしたことのない体験、今後、自分にプラスになる体験に使うというものです。
シンさんは、その自己投資の上限を300万円と言います。
1年間の給与を投げ打つ覚悟で取り組んで、やっと結果の変化が起こるのです。
「回収」できて初めて、自己投資や未知への体験が成功したと言えるのであって、300万円を超えてもまだ自己投資しているようでは、ただのセミナーオタクかコレクターであると。
お金をもうけるって甘くなんかないですよね。何回か騙された経験があるシンさんだから、説得力あります。
キャッシャフロー(お金の流れ)を管理する
毎月安定的にお金が入ってくる仕組みを作ることが大切なのですが、それを調子に乗って使い切らないようにすることもまたとっても大事なことです。
ご褒美で財布の紐を緩めて使ってしまい、それが引き金になって浪費家になってしまうことが往々にしてあります。
「また稼げばいいんだし」と気が大きくなっていってしまうのですね。
大きなお金を手にした時、金銭感覚が狂ってしまうことは、私も経験しました。
自分が汗水垂らして働いて少しずつ貯めたお金だったらもったいなくて使わないのに、棚からぼたもち的に入ったお金はあっという間になくなります。
人間は弱い生き物であることを自覚しておく必要があります。
さいごに
上手にお金を貯めて、不労所得が安定的に入り、余裕を持って暮らせるようになるためには、自分が理想とする尊敬できる生き方をしているメンターの存在が欠かせません。
その人と共に時間を過ごすことで次のステージへと導かれるのです。
どんな人と付き合っていくかは、とても重要です。
私の場合は、たまたま相続税対策で税理士さんのアドバイスを受けながら、不動産投資をして不労所得を得るようになったわけですが、あの時、思い切って投資して良かったとつくづく思います。
そして、そこから得た収入をさらに株に投資していくことで資産をうまく運用していけるのだと思います。
お金は使ってしまうとなくなりますが、上手に世の中に回していくとまた自分のところに戻ってくるようです。
失敗しないように、もっと真剣にお金の勉強をしていこうと思います。
詳しくわかるようになったら、この本の内容ももっと上手に解説できるだろうに、この程度しか書けないのが残念。
後で追記していけたらいいなと思います。
漫画で読みやすいので、興味がある人はぜひ直接読んでみてください。
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