『相続地獄』by森永卓郎 残った家族が困らない終活 今から始めよう

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お父さんが亡くなってから10ヶ月、”地獄の泥沼”をさまよい歩いたというテレビでお馴染みの経済学者 森永卓郎さんの『相続地獄』。

私自身も父の相続税を払うのに神経をすり減らしたので、共感できることばかりでした。

私は最初からお手上げ状態だったので、すぐに税理士さんと契約し、最終的に税理士事務所に多額の報酬額を払いました。

それでも自分でなんとかしようともがいた森本さんが「地獄のような日々だった」というのを読むと、私はお金で解決できて良かったのかもと思わざるを得ません。

相続税を払う人は全体の6%

相続税を払う人は、全体の6%に過ぎないようです。

森永さんは、お父さんの介護費用をお父さんの口座からおろして使っていれば、払わなくて済んだようです。

それをすごく残念がっていました。

実は、私は遺産相続を3回も経験しています。

少し預金があった祖母は、そのお金を相続人で均等割して分けました。

土地や建物、及び預金をたくさん持っていて相続税がかかった父は、大変でした。

土地は借地ですが持ち家があり、株と預金で合計がギリギリで結局相続税がかからなかった叔父は、税務署の調査が入るかとハラハラしましたが、サラリーマンだったので大丈夫でした。

私は自分が相続しない時も含め、3回も相続を経験したので、相続税を払う場合と払わない場合で面倒くささが全然違うということがわかります。

相続税を払わなくても、財産分けで仲違いも

家によっては、たとえ相続税を払わなくて良い金額であっても、財産分けで兄弟姉妹が仲違いすることがあるのをよく聞きます。

そういう意味では、税理士さんが入って、きちんと分割協議書を作成してハンコを押し合うのが一番良いかもしれません。

とにかく、私の父や叔父が亡くなった頃は、控除額が基礎控除5000万円+相続人1人あたり1000万円だったのが、税制改革で現在は基礎控除3000万円+相続人1人あたり600万円なので、地価が高いところに家があったり、相続人が少なかったりすると相続税の対象になる可能性はありますね

森永さんの大失敗

森永さんのお父さんは大正生まれの頑固な方だったようです。

突然、奥さんが病気で亡くなると家のことが何もできない人。

それで、弟さんと相談し、森永さんが家に引き取ることになったのです。

自宅介護の地獄

そのお父さんが脳出血で倒れて、要介護4になったのに、介護施設に入ることを望まず、森永さんの奥さんが自宅介護することに・・・。

この時点で、もう終わってますよね(笑)

しかも森永さん自身は、テレビに出たり、講演会を開催したり、大学で教鞭をとったり、本も出版して、お金を稼ぎまくって、家にいない!

奥さんが”地獄”だったと思いますわ。

だって、介護が必要な相手が、「体は動かないのに、頭と口はしっかりしていて、いろいろしゃべる」となると考えただけでストレス爆発しそうです。

ガンが見つかり、手術後、施設入所でお金がかかる

奥さんが必死で自宅介護を続けていた時、お父さんに横行性結腸ガンが見つかり、手術するため入院したら、術後の経過が良くなくて、介護施設へ入ることに。

介護施設では、介護度が高いためもあるのか、月30万円もかかっていたようです。

さらにインターネット接続費用や新聞代などもかかる老人だったようで、なんだかんだ含めると月40〜50万かかったというのです。

30万と40万、50万ではそれぞれ10万ずつも違うので、このへんを大雑把にひとまとめにするのもどうかと思いますが、それくらいドンブリ勘定であったということを深く反省しておられます。

なぜかと言うと、最終的に、お父さんの遺産を弟さんと折半することになった時に、自分の方が人的にも金銭的にも莫大なだけ負担したのに、それを数字で説明できなかったからです。

「弟はドライな性格で、兄弟で揉めたくなかったから」と書いてありますが、これは理不尽ですよね。

誰が考えても、森永さんの奥さんの負担がとんでもなく大きかった。

でも、森永さんの奥さんは相続人ではないため、何ももらえないんですよね。

それにしても、弟から「折半で」と主張されて、我慢する森永さん、ちょっと情けない・・。

お通夜・葬儀で400万円

森永さんのお父さんは、毎日新聞社を退社後、大学の専任講師を長く勤めておられたそうです。

その関係で、お通夜の席に卒業生が大勢押しかけて、まるで大学のゼミの大同窓会状態に。

お父さんを慕ってわざわざ来てくれた教え子に「そろそろ宴もたけなわですので」と言えず、「今日は父の思い出を話しながら、どんどん食べて飲んでいってください」と言って、寿司やビールを次々と運んでもらっていたら、後日、300万円〜400万円、あるいはもっとかかったかもしれない、とのこと。

ここでも、300万円と400万円の間に100万円も差があるのに、それをよく覚えていないというのもちょっと・・・。

さらに、東日本大震災の直後だったので、参列者からいただいた香典は被災地支援のために全額寄付したとか。

森永さん、たくさん稼いでいたんだろうけど、金銭感覚、ちょっとおかしいわ(笑)

お父さんの貸金庫には金目のものが入っていなかった

要介護4のお父さんを生前、車椅子で銀行へ連れて行き、貸金庫の位置を確認してあった森永さん。

融通が効かない銀行に閉口しながら、お父さんをおんぶして貸金庫がある2階まで行った時にどうして中身を確認しなかったのかと思う。

貸金庫の中に大事なものが入っていると思い込んでいたからなんだろうな。

いざ、お父さんが亡くなって貸金庫の鍵を開けてみると、なんと「大学の卒業証書や思い出のパンフレットが入っていた」なんて、あんまり過ぎる(笑)

過去の戸籍謄本が揃っていないと銀行口座があるか調べてもらえない?

佐賀県出身のお父さんは、80年の人生を通じて全国を飛び回ってお仕事していたそうです。

「お父さんがどこかに隠し子を作っているかもしれないので、戸籍謄本が揃っていないと、銀行は相続人全員の同意があることを確認できないのです。」

なんてこと言われたら、ホント面倒くさい。

毎日仕事している人が自治体から戸籍謄本を取り寄せるのは大変です。遠方となれば問い合わせて郵送してもらうしかありません。

どれだけ手間暇かかったことか、私の父の時は郵便局が結構細かくて面倒くさかった記憶があります。

そして、ようやく見つかった通帳の中には残金が700円というものも。

こういうのやめてほしいですよね。

私も使っていない通帳は解約してしまおうと思いました。

結局、お父さんの銀行口座は9つ見つかったそうです。

なんでお父さんから通帳を預からなかったのかと思いますよね。

聞いた時にお父さんが1つしか教えず、他はわからないと言ったようですが。

でも、(私だったら、お父さんが生きている間に持ち物を調べておくのになぁ)と思った瞬間、「あっ、父は突然倒れて集中治療室入って、意識回復してからしゃべれなくなっていたんだった」と思い出しました。

そんなこともあり、母の分は全部私が管理しています。

さいごに

母の相続税対策はできているのですが、ふと心配になるのが、私自身が亡くなった時のことです。

生きている間に上手に贈与税がかからない範囲で財産分与していけたら、少しでも相続税を減らすことができます。

父は間違った相続税対策で、畑からの収入を母の通帳に入れていたのですが、残念ながら畑は父の名義であるため、そこからの収入は父のものとしてカウントされました

このあたりはシビアで、私名義の土地に母名義のアパートを建てるとアパートからの収益は母の財産になります。

固定資産税を払うのは私で、収入が入るのは母。

まぁ、私と母は同一会計なので問題ないですが、これが姉の土地に妹名義のアパートとなるとややこしくなります。

慎重に考えていかなければならないところです。

姉妹が揉めないようにしておくというのも親のつとめです。

最後の最後に、森永さん、「B宝館」という超マニアックなコレクションを展示する記念館を1億8000万円もかけて建てています。

ホントにレアなお客さんしか来ないし、まったく採算が取れない(笑)

そこを維持するために、太陽光発電で不労所得を作ったりもしています。

男のロマンでしょうか?

私はもうちょっと節約路線でいきたいです。

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この記事を書いた人

さわこ

スタジオSeriオーナーの目標は、「健康」と「ゆるいミニマリスト」

みんなが、心と身体をリフレッシュして、笑顔で元気になったらいいなと思って、いつもスタジオにお花を飾り、お掃除してます。「汚部屋脱出」のために、整理収納アドバイザー1級、生前整理アドバイザー1級、清掃マイスター1級を取得しました。いらないモノをすべて断捨離して、スッキリ暮らしたいです。ずっと頑張りすぎてきたから、これからの第2の人生は、楽しいことだけやっていきます!