人生100年時代、退職後の長い人生をどうやって生きるかは大きな問題です。
すでに年金をもらっている人たちも、年金だけでは足りず貯金を切り崩して生活しておられるのではないかと思います。
私は教員になりたての頃、退職する先輩の先生から(当時の私にとっては)高額の退職金とその後すぐもらえる十分な金額の年金額を聞き、何があっても辞めずに退職まで頑張ろうと思っていました。
ところがそれは今から30年も前の話で、今は年金額がずいぶん少なくなり、がっかりしています。
それでも今の若い人たちから見たら、「もらえるだけいいじゃないか」ですよね。
これからは(私の娘たちを含め)、若い人たちは自分で自分の老後を守っていかなければなりません。
「今のことで精一杯でお金の余裕なんかない!」と言われそうですが、若い今から貯めていくことが大事だと思います。
始めるのは1日でも早い方がいいです。
私は、何もわからないまま、遺産相続で不動産を手に入れ、今は働かずに収入を得ています。
私のような例は稀かもしれませんが、株や不動産への投資で不労所得を得ると退職後もずっと収入を得ていくことができます。
これからの時代は、ただ一生懸命働いているだけでは退職後の人生を豊かに生き続けることが難しいことでしょう。
どうすればいいのか、知識が必要です。

私がこの本を読んで理解できた部分を書き出してみます。
なるほどと思ったことからやり始めてもらえるといいなと思います。
自由な生活を手に入れるにはどうすればいいか
自由な生活を手に入れるためには、お金にまつわる5つの力を鍛える必要があります。
お金にまつわる5つの力
お金にまつわる5つの力とは
- 貯める(支出を減らす力)
- 稼ぐ(収入を増やす力)
- 増やす(資産を増やす力)
- 守る(資産を減らさない力)
- 使う(人生を豊かにすることにお金を使う力)

「お金がなくても幸せ」とも言えますが、誰にとってもお金はないよりはあったほうがいいです。
特に、年取って働けなくなった時、お金で解決できることがたくさんあります。
資産を働かせること(投資)によって得られる収入が生活費より多くなると労働収入に頼らなくてよくなるのです。
退職後は、節約して小さな暮らしを心がけ、年金+投資による収入で暮らしていけたらいいですよね。
そして、旅行を楽しみたい分などは、好きなことをして働けばいいと思います。
「経済的自由」は、「働くor働かない」の選択も自由なのです。
20代から60代までの間に7000万円貯めるには
お金にまつわる5つの力をバランスよく育てれば、20代から60代までの間に7000万円も貯めることが可能です。
具体的には
- 家計を年間100万円節約する(貯める力UP)
- 年収を100万円増やす(稼ぐ力UP)
- 浮いた200万円を年間5%で20年運用する(増やす力UP)
節約だけではだめなのですよね。
「貯める」
まずは固定費を見直します。
- 通信費
- 光熱費
- 保険
- 家
- 車
- 税金
私たちは保険に入りすぎる傾向があります。
投資でお金を生み出し、貯金で対応する方が安いはず。
また、家についてもマイホームか賃貸か、迷うところだと思いますが、両@リベ大学長は絶対賃貸が良いと勧めます。
その根拠がとっても説得力があります。
賃貸の利点
賃貸の利点は、状況の変化に応じて住居を変えやすいことです。
- 家族構成の変化に対応できる
- 転勤になっても対応できる
- 経済状況によって家のグレードを変えることができる
- 住環境が悪化したときに引っ越ししやすい
- 「家賃のみ」で住める
- 持ち家でかかる「ローンの金利」や「固定資産税」がかからない
- メンテナンスが必要ない
私はずっと持ち家にしか住んだことがないので両方を比べることが難しいのですが、持ち家に関しては、家族構成の変化に対応できないと痛感します。
子どもたちが家にいた時に必要だった2階は、巣立ってからは空き部屋になります。
水回り等はリフォームしても2階をなくすことはできず、結局家の中に使ってない無駄な空間ができてしまいます。
建て替えたり、売って別の場所で暮らす選択をすることもあると思いますが、またお金がかかります。
稼ぐ
資産を増やすには元手が必要です。
副業で月10万円稼げるようになると年間で120万円、20年で2400万円貯まります。
そして、その分だけ投資する資金が増えます。
給与所得で生活基盤を固め、副業による事業所得を育てていきます。
サラリーマンのまま「スモールビジネス」をスタートさせるのが良いですね。
そこで稼いだお金で「不動産」や「株式・債券」を購入するのです。
本の中で、おすすめの副業がいろいろ詳しく紹介されていました。
- せどり
- プログラミング
- ウェブデザイン
- 動画編集
- ハンドメイド
- アフィリエイトブログ
- YouTube
- デジタルコンテンツ販売
お金を増やす
投資を始める前に、「生活防衛資金」は準備しておく必要があります。
「生活防衛資金」は、会社員なら生活費6ヶ月分、自営業なら1年分が基準のようです。
会社員の方が少ないのは、疾病手当、失業保険があるからです。
固定費を見直して、早く「生活防衛資金」を貯めて投資に回すお金を増やしましょう。
投資初心者の場合、何をどうしたら良いか不安になるところです。
本の中で詳しく解説されているのでよく読んでおく必要があります。
初心者向け投資商品
- 株式
- 債券
- 不動産
- コモディティ
- 預金
株を始めてみたいけど失敗するのが怖いと思う人も多いと思います。
毎月金額を決めて「ドルコスト平均法」でインデックスファンド投資するのが一番良さそうです。
私が続けているセゾン投信でも、コロナの影響で一時期、落ち込んだ時がありましたが、今また大きな利益が出ています。
「ドルコスト平均法?」「インデックスファンド?」と語句の意味についていけないと思っている人も多いと思います。
そのあたりの勉強のためにもこの本を読んでみるといいですよ。
私が行っている不動産投資に関しては、自己資金で運用するのは良いですが、借金をして行うのはメリットが少ないです。
なぜなら、不動産の場合、メンテナンス費用がかかるからです。
アパートの場合、15年くらいで外壁を直すのに小さな物件でも300万円、大きな物件では500万円以上かかります。
その分の利益を貯めておかなければなりません。
物件が古くなれば、人気もなくなるので、空き部屋が増え採算がマイナスになることもあります。
そんなに甘いものでもないのですわ。
お金を守る
貯めた資産は減らしたくないですよね。
お金を守る力、大事です。
- 詐欺・ぼったくりに遭う
- 被災・盗難に遭う
- 浪費する
- インフレで削れる
気をつけないといけませんね。
お金を使う
最終的なお金の使い方で幸せになれるかどうかが決まります。
良いお金の使い方例として
- 寄付・プレゼント
- 豊かな浪費
- 自己投資
- 時間を買う
自分が本当に好きなことにお金を使う。自分が心から応援したい会社のサービス製品を買う。新しいスキルを身に付ける。学校に通い直す。時短家電や家事代行サービスを利用する。
ただお金を貯めるのではなく、貯めたお金を上手に世の中に還元していくと自分も周りの人も幸せになります。
人生を豊かにすることにお金を使うことが重要なポイントですね。
さいごに
いきなり自由になるのは難しい。
でも、行動すれば一歩ずつ確実に近づけます。
時間はかかるかもしれないけれど、自由な人生になっていくはずです。
投資は小さく確実に、コツコツ長期間継続して行うのが効果的。
たとえ今、収入が少なくて投資できるお金がないという人も、節約+副業による収入増加で少しでも投資できるお金を作り出していけたらいいですね。
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