自称「物を捨てたい病」を発症しているゆるりまいさんの漫画『わたしのウチには、なんにもない。』全5巻を1巻〜5巻まで一気読みしました。
まいさんの変態ぶりにハマりましたね。
1巻を読んで、まいさんの捨て方が凄すぎて、「この子、大丈夫?」と心配になるくらいでしたが、まいさんって、とにかくなんにもないガラーンとした空間が大好きなんですよね。
でも、2巻、3巻、4巻、5巻と読み進めるうちに、なぜ、まいさんがそこまで捨てたいと思うようになったのかがわかってきます。
1巻 わたしのウチには、なんにもない。 「物を捨てたい病」を発症し、今現在に至ります
2巻 わたしのウチには、なんにもない。2 なくても暮していけるんです
3巻 わたしのウチには、なんにもない。3 モノとの上手なつき合いかた
4巻 わたしのウチには、なんにもない。4 はじめての遺品整理。さすがのわたしも辛かった・・・
5巻 わたしのウチには、なんにもない。 4コマ総集編
おばあちゃんとお母さんの関係が複雑だった
4巻の「遺品整理」で、おばあちゃんはつ子さんとお母さんふみさんの関係が書いてあるところは、ジーンとくるくらい、いろいろ考えさせられます。
まいさんのおばあちゃんはつ子さんはアメリカへ留学し、帰国後、結婚してまいさんのお母さんふみさんを生みましたが、その後、離婚。
再びアメリカへ留学し、まいさんのお母さんふみさんは、まいさんのおばあちゃんはつ子さんのお父さん・お母さんに育てられたのでした。
二度目の帰国後、おばあちゃんはつ子さんは東京で大学教授になり、離れて暮らすまいさんのお母さんふみさんはずっと母親に甘えられずに育ちました。
まいさんのお母さんふみさん自身もまいさんを産んだ後、離婚し、結局、おばあちゃんとお母さんとまいさんの3人暮らしをすることに。
でも、まいさんもまいさんのお母さんふみさんも、厳しいおばあちゃんはつ子さんに苦手意識をもったまま一緒に暮らしていたのです。
そんな元々ご先祖様のモノを捨てられないおばあちゃんですが、まいさんが大学生の頃から、認知症になり始め、ますますモノを溜め込むようになったのでした。
仙台は東日本大震災で被災
家がモノでいっぱいだった状態の時に、東日本大震災が起こり、仙台に住むまいさん一家は被災。
その時の経験から、まいさんは防災グッズを揃え、何かがあった時も最低限必要なモノを揃えておくようになりました。
単にモノを捨てるだけではなく、本当に必要なモノだけで暮らすことを目指しているのです。
さいごに
やっぱり東日本大震災のショックは日本人の心に大きな衝撃を与えましたよね。
大切なのはモノではなく、自分と家族の命であることを痛いくらい認識したと思います。
ただ捨てるだけでなく、徹底的にこだわって買ったモノを丁寧にお手入れしながら、大切に使うまいさん。
究極のミニマリストです。
結局は、職人が心を込めて作ったモノが長く愛されるモノなのです。
できれば、私もここまでこだわってモノを選んでいけたらいいなと思います。
大好きなカバンや靴を使うたびに磨き上げるという、まいさんの見事な変態ぶり、最高です。
漫画は大人買いして一気読みが楽しい。
私はKindleでまとめて購入しました。
別記事で、ミニマリストさんたちの本をまとめました。
良い本ばかりなので、こちらもぜひのぞいてみてください。
ミニマリスト本 16冊 「時間」「お金」「心」が豊かな生き方の参考になります
ブログランキングに参加しています。
下のお花を「ぽちっ」と押して、応援していただけると嬉しいです。