デジタル・ミニマリスト 本当に大切なことに集中する カル・ニューポート著 勇気を出してスマホから離れてみよう

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『デジタル・ミニマリスト 本当に大切なことに集中する』という本を読んでみました。

著者は、カル・ニューポートさん。ジョージタウン大学准教授(コンピューター科学)です。

ミニマリストを目指す人にとって、モノを捨てるのは目に見えるのでやりやすいですが、デジタルに関してはどうでしょう。

やらなきゃいけないこともやりたいこともたくさんあるのに、SNSがとまらない・・・という現象は、誰にもあるのではないでしょうか。

デジタル・ミニマリズムは、スマホおよびSNSから自分自身を守り、情報の見逃しを怖れず、大切なことを大切にできる思考法であり、その実践法なのです。

巧妙に仕掛けられる依存の仕組みに対抗するには、もはや一時的なデジタル・デトックスでは足りないと言われます。

とても考えさせられる問題ですが、本書の通り、30日間の「デジタル片づけ」を実行する勇気は持てませんでした。

それでも、デジタル・デトックスは必要だと実感しています。

内容を解説します。

みんなデジタル・ライフに疲労している

最初に確認しておきますが、著者のカル・ニューポートさんは1982年生まれにしては珍しく、ソーシャルメディアのアカウントを一度も取得したことがなく、ネットサーフィンもしないという方です。

その方が研究として、インターネット時代の革新的な技術が人々の生活を侵食しようとしている事実を知識として把握し、自分の本の読者や講演会参加者の意見を聞いて、この問題にリサーチしてみたわけです。

取材に応じてくれた人の大多数は、インターネットの未来を信じており、ネットは人生の質を向上させる推進力と考えています。

誰もグーグルマップのない生活を望んでいないし、インスタグラムをやめるつもりもない。

一方で、テクノロジーとの関係を今のまま維持していくのに無理を感じ、近い将来、自分たちも「魂を抜かれてしまう」と怖れている。

みんながデジタル・ライフに疲労感を感じているのです。

この部分について、共感する人が多いのではないでしょうか。

デジタル・ツールは行為依存を促すように設計されている

デジタル・ツールは、行為依存を促すように巧妙に設計されています。

ツイッターをチェックしたい、レディット(英語圏で人気のあるソーシャル・ニュースサイト)に新しい投稿がないか確認したいという抑えがたい衝動は、目の前のことに集中すべき時間を細切れにし、日々を主体的に過ごすのに必要な平常心を乱します。

ソーシャルメディア・サービスの多くは、”使わずにいられない”からこそビジネスとして成立しているということです。

四六時中スクリーンを凝視せずにいられないせいで、人々は、どこの何に注意を向けるべきかの判断を自分ではない何かにコントロールされているように感じ始めているようです。

例えば、遠く離れて住む友達と連絡を取り合うためにFacebookを使い始めたのに、いつしか目の前にいる別の友達との会話を続けることができなくなっています。

無制限にネットに接続していると心の健康をむしばまれる

著者のリサーチ結果、ソーシャルメディアはユーザーの感情を引っかき回すと訴える人が多いことが明らかになります。

日常を切り取って念入りに編集した友人の投稿にしじゅう接していると、劣等感に苛まれるということです。

これは確かにそういうことがありますよね。

気分が落ち込んでいる時など、とりわけそうなりがちです。

また、10代の若者にとっては、誰かを仲間外れにする残酷な手段にもなります。

新しいテクノロジーを最大限に活用しながらも、主体性を失わずにいなければならないのですよね。

デジタル・ミニマリズムの実践「デジタル片づけ」

デジタル片づけは、必ずしも必要でないオンライン活動から30日間遠ざかることです。

この期間中に、より大きな充実感をもたらすアナログな活動を再発見します。

散歩、友人と会っておしゃべり、地域社会との関わり、読書、雲をただ眺めるなどなど。

30日間の間に人生でもっとも大事なことは何か、理解を研ぎ澄ますための余白が生まれます。

そして、30日が過ぎたら、今度は、それら大事なことを達成するためにメリットがあるかどうかという基準で、厳選した活動のみオンライン生活の核とするわけです。

デジタル片づけは、強制リセットボタンを押し、疲れ果てたマキシマリストから、主体的なミニマリストに生まれ変わるのです。

スマホ依存の正体

メールやメッセージを受け取ったら、すぐに返信しなければと思ってしまいますよね。

それは、旧石器時代の人たちが、焚き火を囲んでいるとき、脇腹をつついて自分の注意を引こうとしている部族の仲間を無視するのと同じで、命を脅かしかねないエチケット違反と認識するからだと説明されています。

テクノロジー業界は、周囲からの承認を求める本能を巧みに利用する腕を磨いてきたようです。

そのため、私たちが各種のサービスを購入した時点ではささやかな交流が目的だったのに、数年後、ふと気づくと時間の使い方まで支配されるようになってしまっているのです。

スマホ依存から脱却するには、アプリの通知を切る程度の抵抗では太刀打ちできません。

テクノロジーとの関係を一から築き直さなくてはならないのです。

デジタル・ミニマリズムとは

デジタル・ミニマリズムとは、自分が重きを置いていることがらにプラスになるか否かを基準に、厳選した一握りのツールの最適化を図り、オンラインで費やす時間はそれだけに集中するのです。

そして、他のものは惜しまず手放すようなテクノロジー利用の哲学なのです。

すべて出し、本当に必要なものだけ戻すというやり方のデジタル版ですよね。

一人で過ごす時間を持とう

一人きりの時間が持てないでいると、神経がすり減ってしまうということで、リンカーン大統領は「静かな時間」を定期的に確保していたそうです。

孤独で思索にふけることの大切さです。

孤独とは、人里離れた場所にひとりぼっちという意味でなく、自分の思考が他者の思考のインプットから切り離された意識の状態を表すと考えます。

だから、カフェで一人静かに過ごすのでもいいし、地下鉄に乗っている時に考え事をすることでも可能です。

さいごに

溢れる情報に振り回されず、一人の時間を大切にすることは改めて大切であると思えました。

確かに、無意識でスマホを見てしまいます。

しかも思っているよりかなり長時間費やしてしまいます。

そして、確かに十分な充実感を得ることもなく、「今日もやりたかったことができなかった」と思ってしまうくらい時間を奪われているのも事実です。

こんなに便利なもの、であるからこそ、上手に自分の心をコントロールして使いこなしていかないといけないのです。

30日間の「デジタル・片づけ」は、どうしても勇気が出ません。

でも、せめてデトックスは必要と実感します。

現在、夜は寝室へiPhoneを持って行かないと決めてから、随分、スマホ依存しなくなってきました。

皆さんは、いかがでしょうか?

「デジタル・ミニマリズム」という考え方を知っておくことは良いと思うので紹介させていただきました。

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この記事を書いた人

さわこ

さわこ

スタジオSeriオーナーの目標は、「健康」と「ゆるいミニマリスト」

みんなが、心と身体をリフレッシュして、笑顔で元気になったらいいなと思って、いつもスタジオにお花を飾り、お掃除してます。「汚部屋脱出」のために、整理収納アドバイザー1級、生前整理アドバイザー1級、清掃マイスター1級を取得しました。いらないモノをすべて断捨離して、スッキリ暮らしたいです。ずっと頑張りすぎてきたから、これからの第2の人生は、楽しいことだけやっていきます!