ごんおばちゃまの『あした死んでもいい片づけ』を読みました。
実はこの本を読んだのは3回目です。
2015年の発売当初に購入し、ずっと本棚に入れてあります。
背表紙のタイトルを見ると「あ-、そうだった!」と思って読み返します。
「あした死んでもいい」というフレーズがとても気になります。
「あした死んでもいい状態」にしておけば、どんなに安心で気が楽になることでしょう。
それを目指したいです。
あした死んでもいいように覚悟を決める
ただの片づけではなく、後がないつもりで覚悟を決めれば今までと違った片づけになります。
「自分の始末は自分でする」
「子どもたちの手をできるだけ煩わせない」
全くもって同感です。
人間いつ死ぬかわからないし、死ななくても私の父のようにいきなり倒れて寝たきりになることもあります。
今、コロナに感染し、重症化した場合、入院して戻ってこれないなんてことだってあり得るわけです。
自分の身に何かあっても、なんとかなる状態にしておけたら安心です。
覚悟の生前整理のやり方
覚悟の生前整理は、普通の片づけより真剣です!
使うか使わないかで判断する
いるものといらないものではなく、使うか使わないかをしっかり考えて判断していけば確実にものが厳選されます。
タイマーをかけて30分だけ片づける
30分のタイマーが鳴ったら必ずやめるというのが約束です。
まだやれるところでやめると疲れず、次またやりたくなります。
タイマーをかけることと鳴ったら必ずやめることを徹底しないといけないと思います。
人のものには手をつけない
人のものには手をつけないのも、とても大事なことです。
親より先に自分自身の生前整理をしよう
自分の生前整理を先にすることで、親のモノもいるいらないの選別に悩まず処分できます。
ごんおばちゃまのお母さんは、82歳で脳出血で倒れて、車椅子生活になりました。
お母さんが入院している間、1年以上、お母さんの荷物を整理するということができなかったそうです。
でも、2DKのお部屋には毎月の家賃がかかるし、たまに家に行くために電気や水道も止めずにいるとその費用もかかります。
入院費とは別にそれらのお金がかかるのも大変です。
もうお母さんがこの部屋に戻ってくることはないということで、お母さんのモノを片づけるのは、やはり辛かったと思います。
親が何年も入院したり、施設にずっと入所したりすると、結局、家族が片づけることになります。
人のモノを片づけるのは、しんどいです。
だから、まず自分が先に生前整理をしてしまい、親にも少しずつ不要なモノを自分で処分してもらうように勧めていけたらいいなと思います。
私は、父が亡くなって母が一人になったので、母と同居しました。
その時、自分の片づけと同じように母にも片づけを強制したら、喧嘩になってしまいました。
「私が死んでからなんでも捨てればいい」と言い放たれ、涙が出ました。
結局、私はまた元の家に戻ってしまって、今、私も母も一人暮らしです。
その後、私はたくさんのモノを捨てて、随分身軽になってきました。
母も少しずつ感化されて、かなり処分してくれています。
私から見るとまだまだですが、だいたい母が大切にしているモノがわかってきたので、あとは引き受けようと覚悟ができました。
人のモノをどうのこうの言う前に、まず自分が実践してみるのが大事です。
さいごに
「あした死んでもいいように」という表現に嫌悪感を持つ方もおられることでしょう。
でも人は皆必ず死ぬのです。
しかも死ぬ日は生まれた時から決まっているとも言われています。
恐れることは何もないと思います。
いつも精一杯生きていればそれでいい。
覚悟ができた人は読んでみてください。
ミニマリストさんたちの本をまとめました。
良い本ばかりなので、ぜひのぞいてみてください。
ミニマリスト本 16冊 「時間」「お金」「心」が豊かな生き方の参考になります
ブログランキングに参加しています。
下のお花を「ぽちっ」と押して、応援していただけると嬉しいです。