スタイリングディレクターという肩書きの大草直子さん。
ファッション雑誌の編集を行い、女性の生き方の提案をされています。
服だけでなく、人と人、人と物、プロジェクトとプロジェクトを「スタイリング」し、さらに「ディレクション(制作・編集・指揮)」するのです。
タイトルの「飽きる」という表現にはマイナスのイメージがありますが、2・8の法則で大事な2割の方にフォーカスして残りの8割を切り捨てていくのはカッコイイです。
8割を捨てることはすごく勇気が必要で、ほとんどの人はできていません。
「飽きる」ということが起きているのになかなか正直にそれを認められず、いつまでも今やっていることに執着してしまいがちです。
ネチネチせずに、潔くキッパリ割り切って、サッサと切り替えていくといいのですよね。
さて、少しでも見習えるかな・・・。

変わることはわがままじゃない
仕事の中で「面白いこと」「ワクワクすること」「好きなこと」なんて、2割くらいだと大草さんは言っています。
その2割に、「集中する」「力を発揮する」ようにして初めて「成果が出る」のです。
それを慣れて、流すようになってしまうのはよくありません。
そうなる前に、「勇気を持って飽きる」「恐れずに変わる」ことが必要だと言うのです。
その「飽きること」や「変わること」は、全然わがままじゃない。
確かに、ファッション業界において、いつまでも「去年と同じ」を続けていてはいけないですよね。
先へ先へと進んでいくからこそ魅力的なのですから。
これはずっと変わらないと思われている伝統の世界ですら、言えることです。
時代の変化に合わせて常に少しずつ変わるからこそ、生き残ることができるのです。
枠やしがらみから自分を解放する
ファッションやメイクにおいて、人と同じである必要ない、周りの目なんて気にしなくてもいい。
大草さんがそう思えるのは、ベネズエラ出身の旦那様の影響だそうです。
中南米が好きな大草さんのファッションは、セクシーでエスニックな色合い、そしてインターナショナルな香りのするスタイル。
周りの人から「なんだか強めだね」と言われることもしばしば。
何気ない一言で自分を否定された気持ちになり、揺れていたけれど、旦那様は「セクシーでいいじゃん、インターナショナルで、エナジェティックで、エスニックで、すごくカッコイイ!」と褒めてくれるそうです。
不特定多数の人に向けたファッションをしなくていい・・・旦那様の言葉にすごく安心したとのこと。
おしゃれに関して、枠やしがらみを外し、自分の「好き」という感覚を優先するといいんですよね。
自分に対する愛情や自信がファッションに現れます。
『他人軸』での選択でなく、「自分が好きだから」という『自分軸』であることが大切なのです。
8割のことはやらない。好きな2割にフォーカスする
3人のお子さんを育てながらのお仕事、目まぐるしい毎日で時間が全然足りない毎日。
でも,それは全部自分で選んだことであり、誰かに何かをやらされているわけじゃないから、大変だけど気持ちはラクと言い切る大草さん。
本当に好きなこと、得意なこと【2割】しかやらず、残りの【8割】のやりたくないことはやっていない・・・。
というより、現実問題として、できない・・・。
それで、その【8割】は、得意な人やサービスに頼ることにしているそうです。
子どもに勉強を教えるのは、忙しい大草さんにも外国人である旦那様にも無理だから、近所で暮らす大草さんのお父さんにお任せしているんだとか。
食事の支度も面倒な時は迷わず、「食べに行こう!」で解決。
仕事が忙しい時は、家事も育児も他の人にお願いすると割り切るんです。
コレ、すごく大事ですね。
さいごに
スタイリングディレクターである大草さんは、「おしゃれになるコツ」として、「写真を撮って自分を客観的に見る」ことが大事と言います。
自分のことというのは、なかなか自分ではわかりにくいものです。
自分の得意なことなども自分ではよくわからなかったりもします。
自分が好きでやっていることで、人から褒められること、認められることが自分のキャリアにつながることなのかもしれません。
自分を客観的に見て、正直な気持ちにちゃんと気づくこと、本当はもう飽きていてワクワクしていないことは手放す勇気を持たないといけませんね。
どんどん進化してずっと自分のことを好きでいられるように・・・。
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