諦める力by為末大 ひとつのやり方に執着せず、自分を理解し、悟ると別のやり方だって夢が実現できる

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「諦める」というと「逃げる」ようなネガティブなイメージを持ってしまいがちですが、そうではありません。

「自分の才能や能力、置かれた環境などを明らかにしてよく理解し、今、この瞬間にある自分の姿を悟る」ということなのです。

400mハードルでシドニー、アテネ、北京と3度のオリンピックに出場し、世界選手権で2回も銅メダルをとっているアスリートだからこその言葉に十分な説得力がありました。

「夢は叶う」とか「可能性は無限大」とか「才能じゃない、努力が大事」とかが通用しない世界があるのです。

でも、それを為末さんは、陸上の世界だけじゃなくて、すべてにおいて言えることだと言っています。

頑張ることに執着しすぎて、周りの期待に応えることに引きずられすぎて、大切な人生の時間をもったいない使い方をしてしまっている人がたくさんいるのも現実です。

為末さんの伝えたいことがとても大切なことだと思うので、紹介したいです。

高3で100mから400mハードルへ転向

中学時代から100m、200m、400m、走り幅跳びで全国1位の為末選手は、お姉さんの影響で8歳から陸上を始め、すぐに頭角を現した才能溢れる選手だったのです。

ところが、早く成長するタイプにありがちな、高校生の段階で肉体的に完成してしまっていたのですね。

瞬発力と爆発的なスピードが必要な100mの試合で肉離れを繰り返していたのでした。

そのため、顧問の先生が100mのエントリーを取り消してしまったのです。

陸上の花形である100mでの優勝を狙っていた為末少年は、顧問の先生と言い合いになるほど激昂したそうです。

でも、最終的には、ライバルが多く、肉離れを繰り返す100mではなく、先生が勧める400mハードルに進んで正解だったのです。

努力しても無理なこともある

400mを走ると自分に向いているという感触はあるものの、なかなか100mへの未練が抜けない為末少年。

でも、中3で身長の伸びが止まってしまったのと同時にタイムの伸びも小さくなってしまっていたのでした。

中学の時、自分より小さく、タイムも遅かった選手が高3になると自分より身長が高くなり、タイムの伸びも大きいのを冷静に考えると、100mでの自分の限界が見えてきたのです。

そして、世界ジュニアの大会で、世界のトップクラスのアスリートがジュニアなのに9秒台で走るのを目の当たりにした時、「努力しても100mでトップに立つのは無理かもしれない」という感覚を味わったと言います。

高3までは「頑張れば夢は叶う」と信じてやってきた。

でも、かつてのライバルや後輩たちにも試合で負けるようになると、100mで勝てる自信がなくなっていったのです。

別のルートでも夢を叶えることはできる

為末少年にとって、顧問の先生に勧められた400mハードルは、100mに比べたら、ずんぶんマイナー種目であるため、そこに移ることに対して、ずいぶん葛藤があったのです。

「400mハードルでメダルを狙う方が、100mで狙うより現実味がある」と思えるのだけど、つらい。

「割り切った」「諦めた」「逃げた」

そんな感覚を持ち続けてしまったけど、それを人には言えなくて、心の中に隠しておくのがストレスだったようです。

十分、想像がつきますね。

ても、手段を諦めることと目的を諦めることは違うのです。

100mを諦めたのは、100mが自分には合わなかったからであって、勝つことは諦めたくなかったから、勝てる見込みのない100mを諦めて、400mハードルという勝てるフィールドに変えたのです。

大事なのは、勝つことであって、100mにこだわっている限り、勝つことは無理だと世界の舞台を見てわかったのです。

だから、目的さえ諦めなければ、手段は諦めてもいいのではないか、と為末さんは言います。

ここのところが重要ですよね。

100mという周りからの評価が高い世界に執着して、それから離れられないばかりに、他へ行ったら成功できる可能性が高いのにその道を選べない人生ってあるあるだと思います。

だから、為末さんは「諦める」ことも大事だって、身をもって伝えてくれているのです。

さいごに

自分の力を客観的に見て、ちゃんと実力を認めることが必要ですね。

為末さんは、お母さんから「陸上なんか、いつやめてもいい」と言われていたそうです。

それで、かえってつらい時でも続けようという気になったと言っています。

「やめてもいいんだけど、やめたくない」

ホントその通りですね。

男が一度やり始めたことは・・・みたいな昭和的なことを言い出したら、頑張る気持ちも萎みます。

人生に絶対こうでなければならないという道はないはずです。

自分が歩んできた道が人生なのであって、こうあるべきという決まった道はないのです。

何が正解かも人生の終わりにならないとわからないし、とにかく目先のことや周りの言葉に振り回されるのは避けたいですね。

わかりやすいビッグな目標や絵に描いたような幸せを求めなくていいのです。

「自分はここまででいい」と決めていい

自分で自分の限界を作るな、と無責任にいう人は、病気になった時に助けてくれるとは限りません。

むしろ、役に立たないと切り捨てるかもしれない。

だから、自分のことは自分で決めたらいいのです。

私も今まで「諦める」って良くないことだと思い込んでいたけれど、だんだん、「いつまでも頑張り続けるってどうなん?」って思うようになってきました。

ある程度のところで満足するのも幸せの秘訣ですよね。

私は今回、この『諦める力』をAmazon Kindle Unlimited 読み放題で読みました。

月980円がとっても安くてお得です。

それなのに、以前はその良さに気がつかず、なんでAmazonから毎月980円引き落としされているんだ?と混乱してしまいました。

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この記事を書いた人

さわこ

スタジオSeriオーナーの目標は、「健康」と「ゆるいミニマリスト」

みんなが、心と身体をリフレッシュして、笑顔で元気になったらいいなと思って、いつもスタジオにお花を飾り、お掃除してます。「汚部屋脱出」のために、整理収納アドバイザー1級、生前整理アドバイザー1級、清掃マイスター1級を取得しました。いらないモノをすべて断捨離して、スッキリ暮らしたいです。ずっと頑張りすぎてきたから、これからの第2の人生は、楽しいことだけやっていきます!