「ずるい考え方(ラテラルシンキング)」で常識を超えた発想をすれば、行き詰まってダメだと思っていたこともうまく解決できます。

ずるい考え方
どうしても「ずるい考え方」を悪いことだと思ってしまいますが、一休さんのトンチのように「そうか、そんな手があったのか!」とみんながうなずく結果を出せば良いのです。
今までと同じやり方では売れない、なんとかしなければという時、思い切って自由な思考に切り替えなければなりません。
クリスピー・クリーム・ドーナツが店をオープンするときに考えた方法が「チラシを配らず、ドーナツを配る」だった例が、とても説得力あります。
日本に上陸したての知名度がない状態で、いくらチラシを配っても素通りされるだけなので、同じ広告費をかけるならとドーナツを配ることにしたのです。
- オフィス街で
- お昼の時間帯に
- 12個入りドーナツを箱で配る
12個を平面に並べる大きな箱を持った人が、オフィス街を歩き、持ち帰った職場や家庭で、もらったドーナツを分け合って食べるのは、話題にならないわけがありませんね。
火中の栗は拾える
「火中の栗を拾う」というのは、他人の利益のためにあえて危険を犯してひどい目にあうという意味です。
普通に考えると「火中の栗」は拾わないのがいいですね。
でも、ずるい考え方をすれば、「火中の栗」を拾えば独り占めできるのです。
どうすればいいかと言うと
- 火傷しないように火を消してから拾う
- 長いトングを使って拾う
という手を使えば拾えるのです。
しかも他の人は拾えないと思い込んでいるから手を出さない。
「できない」でなく「どうしたらできるか」を考えることが大事なんですね。
さいごに
主人公 杏奈さんの実家は古い神社で、寂れているものの、おじいちゃんが神社を収益化することに「けしからん」と猛反対でした。
儲ける(売り上げをあげる)ことが悪いというのが常識になっているのですよね。
でも、神社の存続は日本の文化を伝承する使命を持つと考えれば、おじいちゃんも納得できたわけです。
本の物語の中では、杏奈さんにアドバイスするキツネさんのマスコットを作り、マスコットと一緒に神社のフォトスポットで撮影するのをトレンドに知名度がアップしていきます。
真似する神社が出てきたら、巡礼地として提携していけば良いという流れです。
観光スポットとして話題になりそうですよね。
そうやって収入が増えると、ようやく神社の修繕ができるのです。
ずるい考え方(ラテラルシンキング)は、斬新で良いアイデアですよね。
なるほどと思ったら、どんどんいろんな場面で試してみるのが大事です。
常識を打ち破れ!ですね。
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