社会のルールって、いろいろありますね。
ルールを守らない人に対して「ちゃんと守るべき」と強要する人もいます。
コロナに感染した人を避難したり、マスクをしていない人を攻撃したり、なんていう状態はすごく嫌です。
そのため、私のような真面目人間は、ルールを守るのが当たり前と思い込んでいるので、人に厳しくなりすぎないように気をつけているくらいです。
だからなおさら、なぜルールを守らなければならないのか、斎藤孝先生が3歳の子どもにどうやって説明するのか、に興味がありました。
子どもの本、と思って舐めかかって読み始めたら、なんのことはない、なるほどなるほどルールをちゃんと守らないとだめねと自分が納得させられました。
私が反省しながら、これから気をつけようと思ったルールを7つ紹介します。
きっと多くの大人が引っかかっている部分だと思います。
むしろ、大人だからこそ、できてないのかもしれません。
気軽にサッと読み流してみて、もし、「そうだなぁ」と思う部分があったら、私と一緒に心改めましょう(笑)
では、気をつけたいルール7つ行きますね。

「ごめんなさい」をすなおにいう
「ごめんなさい」は、まわりの人とずっと仲良くいるための大切な言葉だから、誰かを嫌な気分にさせてしまった時は、素直に「ごめんなさい」って言おう。
”素直に”「ごめんなさい」って言うことって、特に家族間ではなかなか言えなかったりしますよね。
だけど、時間が経つと言いづらくなるから、すぐに言うのが大事だよって書いてありました。
その通りです。
自分が悪かったなと思ったら、とにかくすぐ謝る。これ、すごく大事!
「ごめんなさい」といわれたら、なかなおりする
上の「ごめんなさい」の続きの部分にあたると思いますが、「ごめんなさい」って言われても「いいよ」って言いたくない時もあります。
何回も何回も同じことをやられた時や、「ごめんなさい」の言い方に心がこもっていないと感じる時、なおさらムカついたりしますよね。
そんな場面、よくあります。
でも、相手は仲直りしたくて勇気を出して「ごめんなさい」と言ったはず。
その気持ちをわかってあげようって、書いてありました。
子どもにはそう言うけど、自分はしていないってこと、多かった気がします。
大人になるほど、『仲直り』って難しかったりしますね。
ずっと気まずいまま疎遠になっている人もいるものだと思います。
それはそれで仕方ないんだけど、本当は、「ごめんなさい」って言われた時、「いいよ」って言って仲直りできたら良かったんですよね。
いろんなこと、あったなぁって思い出しちゃうね。
てあらいやはみがきは、ていねいにやる
手を洗うのも歯を磨くのも自分のため。
でも、「汚れても、虫歯になってもいいもん!」って言っちゃうこともあるかも。
あなたが気にしなくても、周りの人は気になるものだよって。
人に迷惑かけなければ、別に何したっていいんだって言って、だんだん頑固になっていく人がいるけど、やっぱり、自分一人で生きているわけじゃないから・・・。
コロナ対策で、正直言うと、私はあんまり丁寧に手を洗ってない。
うがいも全然してない。
だけど、自分がコロナに感染しない、させない、そして、少しでも早く収束するように、最低限の感染対策をちゃんとやらないといけないと反省。
「だって」といわない
ドキッとしませんか?
何か注意された時、自分を守るために、大人こそ「だって」という言葉は口に出さなくても必ず『弁解』しますよね。
私もします。
少なくとも、したい気持ちになります。
でも、「だって」は気持ちいい言葉じゃないから、まずは「ごめんなさい」「こんどはきをつける」って言う方が素敵だよ。理由を伝えるのは、その後にしようって。
そうか、この順番が大事なんですね。
大人になって、人間関係がうまくいく人となかなかうまくいかない人の違いは、最初に「ごめんなさい」が言えるかどうかなんですよね。
うちの母、最近、賢くなってきて、電話してくる時、「いつもありがとね」から会話始めるんです。
私の方が「あっ、はい、どうも」しか言えない間に要件をいろいろ頼んでくる(笑)
「言い方」と言葉のチョイスの順番ですね。
言い訳するのは、「ごめんなさい」のあと。
覚えておこう。
ごほうびがなくてもがんばる
テストでいい点をとった時やおうちのお手伝いをした時、「ご褒美ちょうだい」と言うのはおかしいよって。
大事なのは、ご褒美をもらうことじゃなくて、自分や家族のために頑張れるあなたでいることだって。
さすが、斎藤孝先生。
大人にこそ、言わないとだめですね。
ダイエットしていても、すぐ頑張ってる自分にご褒美を与えようとしますから(笑)
ご褒美なくても頑張るのが当たり前なんですよね〜。
ご褒美ほしい〜(笑)
むずかしいとおもうことはれんしゅうする
上手にできないことって誰にでもあるから、安心してって斎藤孝先生は子どもたちを励まします。
ただ、「どうせできない」と言って、何もやらないのはもったいないよって。
練習して少しでも上手になると、どんどん楽しくなってくるよというアドバイス、ズキーンときますね。
「どうせできない」と言って、何もやらないのは大人の方かもしれません。
今までやったけどできなかったから、また「どうせできない」と思っちゃうんですよね。
成功体験が少ないとそうなっていきます。
だから、子どもの間に小さな成功体験をたくさん経験させることが大事なんですよね。
大人になって、すぐ自分は「どうせできない」し、と諦めてしまう人にならないために。
大人になっても、難しいと思うことをコツコツ練習したら、きっと子どもより進化は遅いかもしれないけどできるようになると思う。
そして、そうやってできるようになったら、人生が楽しくなっていく。
自分がちょっと難しいなと思うことにチャレンジし続ける大人でいたいですね。
テレビやゲームのじかんはまもる
楽しい時間はあっという間に過ぎていってしまいます。
他のやりたいことや、やらなければいけないことに使える時間がなくなってしまうよって。
テレビやゲームだけじゃなくて、「やらなければいけないと思い込んでいる時間」だってある。
限られた時間だから、時間の無駄遣いしていたら結局一番大事な睡眠時間が減ってしまって命を削る可能性がある。
時間こそ全ての人に平等に与えられた貴重なもの。
それを有効に生かすか、何にも得るものがなく終わってしまうか、自分が決める。
もし、ある程度の年齢になった子どもがだらだらずっとゲームをしていたら、一度「どんな生き方をしたいのか」って真剣に話し合ってみてもいいかもしれないね。
いい年した大人に「どんな生き方をしたいのか」って真剣に聞けない問題だ・・・。
でも、私自身は、いつも、残りの人生をどんなふうに生きていきたいかを常に考えて過ごしていきたいなと思う。
さいごに
46個もルールがあるので、そのうち3個選ぼうと思っていたんだけど、結果的に7個も選んでしまいました。
でも、どれも本当に大事だし、これから気をつけていきたいなと素直に思うことばかりです。
「自分さえ良ければそれで良し」ではないなとつくづく思います。
ルールがあるのは、みんなで気持ち良く暮らしていくため。
みんなに助けてもらって生きていることを実感しながら過ごしていけたらいいなと思うし、子どもの時から「みんなの中で気持ち良く生活する」ことに慣れていくといいなと思います。
いつか、孫ができたら、押し付けでなく、上手に「よくできました!」って褒めながら成長を見守っていきたい私です。
以前、斎藤孝先生の講演会に参加したことがあります。
齋藤 孝さん 講演「人間関係をつくるコミュニケーション力」テンポよく、相手に合わせて楽しく喋る
教え子である安住アナとの共著もおすすめです。
安住アナ&齋藤孝先生『話すチカラ』人間関係がうまくいく話し方を真似る
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