「7つの習慣」 13歳でも分かる入門書は、今まで「読んだ方が良い」とわかっているけどハードルが高くて、結局「まだ読んでいない」大人にぴったりの本です。
パン屋の青年が、ある日1人の老人と出会い「7つの習慣」を身に付けていく物語が展開されています。
青年と一緒に「7つの習慣」を学び、課題を一つ一つクリアしていく喜びを感じながら、青年の成功を自分のことのように喜ぶことができます。
私は、「7つの習慣」を13歳でもわかる入門書で初めて読んで、特に重要と思った3点を紹介します。

自分の力で変えられること・変えられないこと
自分の行動は自分の力で変えられると言うものの、物事には、自分の力で変えられないものもあります。

そして、主体的でない人ほど変えられないものに時間とエネルギーを注いでしまっているのです。
残念ながら、「影響の輪」の外側のことにどんなに時間とエネルギーを注いでも、状況は良くなりません。
自分の力ではどうにもならないことにくよくよ悩んだり、腹を立てたりするなんて全く無駄なのです。
この本の物語の主人公 青年のことを言っているのですが、まるで私のことを言っているかのようにドキッとしています。
自分の行動を主体的なものに変えていくためには、できるだけ多くの時間とエネルギーを、「影響の輪」の中のことに注げばいいのです。
そうすることで「影響の輪」を大きくすることができるのです。
「影響の輪」が大きくなればなるほど、私たちは自分の未来をコントロールして、良いものに変えていくことができます。
パン屋の青年も、親方の怒鳴り声や先輩の嫌がらせにくよくよすることをやめ、人よりたくさんパンを作って腕を磨くことに時間をかけていきました。
まず「ゴール」を決めて、正しい方向に向かおう
まだ少年や青年の時は、人生の「ゴール」なんて見えにくいでしょう。
でも、私のように60歳を超えると、もう無駄な事はしたくないなと思います。
先にゴールを決めて、そこから逆に道をたどれば、「今、何をすれば良いか」がわかります。

ただし、役割ごとに目指すゴールを持っていては、どちらかを諦めてどちらかを選ぶと言うことをしなくてはならなくなってしまいます。
そうではなくて、真ん中にある原則を中心にして役割やゴールを考えることで、いくつもある選択肢を一歩引いて眺めることができます。
そして全体をバランスよく考えて、自分にとって1番良い道を選ぶことができます。

どれもみんな大切、そのバランスを取りながら、自分はどんな生き方がしたいのかということですよね。
パン屋の青年は、いろいろな人の期待に応えようと忙しすぎたのですが、自分の作るパンで一人でも多くの人を笑顔にしたいという自分の原点を思い出すことができました。
シナジーを創り出す
相手と意見が違う時、どう折り合いをつけるべきか悩むものですよね。
私は、自分が遠慮して丸く収めようとする傾向があります。
そのくせ心の中ではモヤモヤしています。
相手と意見が違う時こそ「シナジー」、つまり相乗効果を作り出すチャンスなんだそうです。

「シナジー」とは、2人の意見のどこかに答えを探すのではなく、どちらの意見にもなかった新しいところに、「第3の案」を見つけ出し、予想もしていなかったような成果を出すことです。
「シナジー」を作り出せるのは、レベルの高いコミュニケーションができて、お互いにのびのびと発言し、力を合わせることができた時なのです。
そういうコミュニケーション能力を身に付けることが大切なのですね。
さいごに
7つの習慣は「成功を手に入れ、充実した人生を送るための方法を紹介」しています。
ここでの成功とはお金持ちになることや仕事で出世することではありません。
人生において、本当に大切だと思うものは一人一人違います。
それを見極め、手に入れて心の底から充実感を得るそれが成功なのです。
本当の成功を手に入れるためには、人格を磨かなければならない。そして私たちの人格は、習慣によって作られる。
幸せに生きるためには、目に見えないところでの何気ない努力が大切なのだと改めて自覚できた本でした。
子どもでも分かるように説明してある本は、全ての人にわかりやすい本です。
まだ、「7つの習慣」を読んだことがない人は、短時間で読めるこの本、とてもオススメです。
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