ジジイの片づけby沢野ひとし 人生は必要なモノだけで進む山登りのように

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ジジイも片づけするのだろうか・・失礼ながら、そんな気持ちで読み始めてしまった片づけ本。

整理収納アドバイザー的な教えは何もないけど、逆に本質的な「片づけ」を学んだ気がします。

この本を選んだきっかけは、詩人の谷川俊太郎さんが本の帯に「沢野さんに教え諭されたのは初めてだ、ジジイ仲間として胸が熱くなったのも。」と書かれていたから。

イラストレーター・エッセイスト・絵本作家の沢野ひとしさん、1944年生まれというから70代後半の方で、おじいさん。

ジジイは整理整頓ができるけど、家族は奥さんもお子さんたちも捨てるのが嫌いなようです。お孫さんたちも時々、遊びにくるようで、ごく普通の、だけど一本筋の通った「おじいちゃん」。

こういう職人タイプの男性の本を読んだことがなかったので、新鮮でした。

ジジイの話と思うとちょっと煙たく感じるかもしれませんが、こんなことを言ってくれる人、貴重だと思うので、私が紹介する内容にお付き合いくださいね。

ノートや手帳は、最後まで使い切ると自信が湧く

ノートや手帳くらい、途中でやめたって構わないという人にジジイは「最後まで 全部使い切ることは、思いのほか強い精神を培う。」と言います。

ひたすら書き込み、根気強くページを消費し、最後の1ページを書き終える時、溢れるような達成感を抱くとのことです。

なかなかそんな体験できないですよね。やらなきゃ!

旅行カバンとその中身は、自分の部屋の小型版

旅が人を育ててくれると言われます。

その中で、カバン選びは重要で、旅に必要な「家財」を入れ、ホテルという「家」に住み、荷物を広げ、また仕舞う。

ものを買いすぎるとカバンに入り切らないから、旅の荷物を減らす工夫をする。

家の片づけも、それと同じではないだろうかと。

「あったら便利」や「いつか使うかも」をカバンに入れていたら、重くて持ち運べないばかりか、買ったお土産を入れるスペースもない。

人生は旅なのだ。

機内持ち込み荷物に、上の棚に一人では持ち上げられない重量のキャリーバッグを入れ、手元のバッグもパンパンの状態の旅行者は、きっと部屋も片づけられない荷物でいっぱいなんだろうという分析は絶対当たっていると思う。

ギター職人の片づけの極意

ジジイの音楽仲間でギター修理のリペア工房を開いている方がいる。

その方は、毎日必ず仕事の最後に掃除と片づけをするそうです。

毎回、段取りが決まっていて、

  1. 小さな竹のホウキで作業台の上のものを集め、捨てたり片づけたりする。
  2. 工具類を所定の場所に戻す。
  3. 作業着をしまう。
  4. 大きな竹ホウキで床を掃く。

掃除機を使わないのは、大切なネジを吸い込んでしまった苦い経験から。

そして、一昔前まで華麗なギターを弾いていただけあって、音にはうるさく、掃除機の音がガサツで耐えられないんだとか。

うわぁ、THE 職人って感じですよね。

でも、片づけに関しては、職人ほど徹底した人たちはいないと思います。

ネジ1本、工具1つを大切にする世界は、見事です。

片づけが得意なジジイにはそういう友達がいるんだな、類は友を呼ぶと言いますものね。

別荘の夢を片づける

少しお金や時間に余裕があるシニア世代で「別荘」を夢見ている人が多いです。

山が好きな人は、八ヶ岳や富士山麓、白馬など、海が好きな人は、南伊豆、房総半島などなど。

テレビでも「子どもたちも大きくなり、これからは二人の人生です。」と田舎暮らし、移住の魅力を映し出します。

でも、そんな人にジジイはズバリ。

「その前に、自宅の片づけをしてからでも遅くはありませんよ」と。

自宅も片づけられない人が別荘を持っても、倉庫がわりになるだけで、結局、自宅にいらないものがなくなるとわざわざ別荘へ行くこともなくなり、別荘が雑草だらけ雑木林になり、蔦が伸び、廃墟になるのがオチだそうです。

ジジイの知人や友達で別荘を定期的に活用している人は皆無だそうです。

みんな「忙しくて時間がない」って。

そのくせ、ハワイには行く(笑)

だから、まずは自宅を片づけることが先。

それをせずに、そこから目を背けるかのように他の地を求めると、ただ自らが管理しなければならない場所と時間を増やすだけ。

耳が痛い話で、それが現実だと思いますよね。

持たないけど、ベッソウいらない。

山登りは片づけ

ジジイは10代の時から山登りをしています。

本格的な山登りです。

自然を相手にするスポーツなので、ときには死と背中合わせになる。

だから山登りは装備が慎重になり、ザックへの物の詰め方が、安全や疲労の度合いをも左右する。

さらに行動中はいつも身の回りの持ち物の片付けをしながら、目的の山に向かって進んでいく。

ここで、ジジイの片づけが生半可なものではないことがこれを読んでいる方にもよく伝わったと思います。

片づけは、ジジイの生き方そのものなのです。

だから、学ぶべきものがあるのです。

さいごに

人生に不安を感じたら、窓を磨けという教えも素晴らしい。

朝起きたら、窓を全開にして自然界のエネルギーを活用して、健康を培い、疲れやストレスを吹き飛ばすのです。

貯金や年金ばかり気にする暇があったら、窓を開けて「20年、少なくともあと10年は元気に生きるのだ」と空に向かって手を合わせよう。

「眠れない、疲れが取れない」とつぶやいている人に、5時に起床して、家の窓を全て開け放つよう勧めたら、不安が消えてしまったようだと書いてありました。

ジジイ、ババァになった時、どんな生き方をすればいいか、ズバリ教えていただけた気がします。

太陽、空気、水、そんな自然界にある当たり前のような、それでいて偉大な存在のものに感謝して、日々を送ることが何より大切なんだと思える本です。

身近にジジイがいないあなたも、ジジイの教えを受け取ってみませんか。

Kindle本がなかったので、紙の本で買いました。

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この記事を書いた人

さわこ

金沢大学 日本史専攻 卒業。お城の中にあるキャンパスで加賀藩について学び、金沢をこよなく愛する。

スタジオSeriオーナーの目標は、「健康」と「ゆるいミニマリスト」

みんなが、心と身体をリフレッシュして、笑顔で元気になったらいいなと思って、いつもスタジオにお花を飾り、お掃除してます。「汚部屋脱出」のために、整理収納アドバイザー1級、生前整理アドバイザー1級、清掃マイスター1級を取得しました。いらないモノをすべて断捨離して、スッキリ暮らしたいです。ずっと頑張りすぎてきたから、これからの第2の人生は、楽しいことだけやっていきます!