ブログ「エコナセイカツ」を主宰するシンプルライフ研究家 マキさんの『なくす家事 暮らしのムダをなくしてシンプルに』を読みました。
マキさんは、コロナ禍以前からテレワークをされているとはいえ、広告代理店勤務の会社員で、小学生の娘さんが2人おられる忙しいママです。
旦那様も家事に協力的とのことで、上手に仕事と家事・育児を両立されているなぁと感心します。
ポイントは、面倒なことは「しない」と決めている点です。
少しでも楽ができるように工夫しているところがうまくいっている秘訣でしょうね。
仕事を合理的に行う姿勢の延長線上に家事の合理化もとらえているように見受けられます。
とかく家事は丁寧に行うのが良いように言われがちですが、女性がフルタイムで働きながらゆっくり丁寧に家事をしていたのでは、絶対的に時間が足りません。
何をやめるか、が大事です。
不要なモノやコトはとことんなくして、本当に好きなモノや人にだけ囲まれる努力をすることが大切と言い切るマキさんは、強くて逞しい母です。
こういうブレない生き方をしていけたらいいですね。
具体的に、何をしなかったら、心にゆとりを持てるのか、紹介します。

主婦の理想像は変わってもいい
マキさんも新米主婦時代は、ずいぶん家事を好きになる努力をしてきたそうです。
でも、やっぱり好きになれなくて、家族にバレずにいかに手を抜くかを研究し、今は「そつなくこなすお母さん」を演じているのだとか。
例えば料理にしても、家族にとっては、途中、包丁で切ろうが、手でちぎろうが、食卓にのった完成品しか見ないのだから、手を抜いてもバレないと確信したのです。
確かにきちんとしなければいけないと思い込んでいるのは、自分だけかもしれませんね。
そして、そのきちんとは、理想の主婦像のせいなのです。
時代が変化しているんだから、理想像だって変化していいはずだと頼もしい。
マキさんによると
- 昭和は「手を抜かずに家事をする完璧な主婦」
- 平成は「仕事と家事を両立するハイパー主婦」
- 令和は「効率的な家事で心にゆとりを持つ主婦」
心にゆとりを持って、ゆるやかな日々を過ごしましょうと提言しています。
家族にバレない手抜き家事
マキさんは合理化の名人です。
迷う時間をなくす
迷うこと自体をなくすことで時間の無駄を減らします。
- 洋服の定番化
- 靴、バッグの定番化
- 子ども服のパターン化
- 朝ごはんの食材のパターン化
- 晩ごはんの食材を事前に選んでセットしておく
- 揚げ物は買う、洋食は外食する
忙しい平日は徹底的に手抜きをして、休日だけゆっくり楽しんで作るそうです。
ムダなルーティンをなくす
ムダなことはやめる。
- 洗濯物はたたまず、ハンガーのまま収納
- 毎日のついで掃除で、大掃除なし
- 掃除はロボットにお任せ
- 定番食材は買い物に行かず、生協で届けてもらう
ムダなものをなくす
モノ自体もなくします。
- ゴミ箱は1個だけ
- キッチンツールは各1個
- 食器はお気に入りだけ
- お客様用食器持たない
- 調理家電がないと作れない料理は外食する
- ラップのサイズは1種類のみ
- 洗剤は1種類のみ
- マットなし
- 子どものおもちゃは収納に入る分だけ
- 財布のカードは4枚だけ
- ソファーを捨てたら掃除が楽
そんなかなりミニマリストなマキさんですが、命を守ための防災グッズは充実させていますよ。
新しい暮らしでさらになくしたこと
コロナ禍による自粛中に、”財布を出す機会”が減ったことをきっかけに、ムダづかいが減ったそうです。
ジム通いをなくして、自宅でYouTubeのヨガレッスンをテレビに映し、朝晩しっかり運動ができています。

往復の通勤時間と月々のジム代がなくなり、家族との時間も増えて良いことだらけのようです。
さいごに
不要なモノやコトをとことんなくして、本当に好きなモノや人にだけ囲まれると、自然と毎日の小さな幸せを目一杯感じることができるって素敵ですよね。
子育てで忙しいはずのママの言葉と思えないゆとりを感じて素晴らしいとしか言いようがありません。
ホント今の若い人は、しっかりしています。

暮らしの中のムダをなくすって大事です。
しなければいけないと思い込んでいたり、何も考えずただやるものだと信じ込んでいたり、していてはいつまでたっても改善されません。
これって本当に必要なことか,考えてみたり、もっと楽できないかなと手を抜く方法を探してみたり意識してはじめて、前進すると思います。
どんどん楽をしていきたいですね。
家事で手を抜くことは決して悪いことじゃない。
自信を持ってムダをなくしていきましょう。
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