『無病法 極少食の威力』 ルイジ・コルナロ著 中倉玄喜 翻訳・解説 102歳まで生きた偉大なルネサンス人 ルイジ・コルナロの食生活と教訓

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16世紀のイタリアで、自らの体験をもとに、食を節することの素晴らしさを説いた貴族の手記です。

102歳まで生きた偉大なルネサンス人 ルイジ・コルナロは、極少食に徹することにより、病気にならず、長生きして、自然死することができたのです。

ルネサンスの頃の人が書いたものがいまだに読み継がれてきていることに驚きます。

「私はこれまで、老年というものがこれほど素晴らしいものとは知らなかった」

1464年〜1566年まで生きたヴェネツィア共和国の貴族 ルイジ・コルナロの晩年の言葉です。

現代医学がこれだけ発達していても、100歳を超えて健康でいる人はほんのわずかです。

沖縄の島などで長寿の人たちが元気に暮らしている地域がありますが、ほとんどの日本人は健康ではない状態で長生きしています。

私も最後は病院で死ぬのかなと思っていました。

そして、抗がん剤治療で苦しい思いをするのは辛いから、(よくわかっていないけど)モルヒネ等を使って痛みを感じないようにして穏やかに最期を迎えたい・・・と願っていました。

父は、脳幹部出血の後、2年間まったくの寝たきりでかわいそうでした。

でも、祖母は104歳まで長生きして、施設で老衰で亡くなっています。亡くなる1週間前まで、ご飯を食べていました。

102歳からの2年間は、私が会いに行っても施設の人と区別がつかなくなっていました。

転んで歩けなくなってから、移動は車椅子でしたが、体の内部はどこも悪いところがなく、私は「この人はずっと生き続けるのではないか」と思っていたほどです。

それでもやっぱり天寿を全うするその時が来たら、だんだんご飯を食べなくなり、眠っている時間が長くなって、静かに息を引き取りました。

その明治41年生まれの祖母も、ずっと「少食」でした。

『無病法 極少食の威力』この本を読んで、私はモヤモヤが晴れました。

年をとったからといって、みんながみんな病気になるわけではないのです。

「少食」を心がけていけば、病気にならずに、(私が一番恐れている)痛みや苦しみを感じることなく、眠るように死ぬことができるのです。

「そんな、死ぬ時、どうなっているかなんて、わからないことを考えて我慢して生きるより、今が楽しければいいじゃないか・・・」と思っている人も多いと思います。

そういう人は、これより先を読む必要がありません。

私のように、これからの残りの人生を最後まで健康でどこも具合悪くならずに過ごしたいと願う人のために説明したいと思います。

重い生活習慣病を最小限の食事で治す

若い頃のコルナロは、 華やかなベヴェネツィア共和国の名門貴族の出身であったため、 貴族仲間と暴飲暴食に明け暮れる毎日を送っていました。

そのため、すでに30代でさまざまな成人病を患い、40代には生死の淵をさまようまでになっていたのです。

以前から何度も食を節する必要があることを医師から言われ、コルナロ自身もわかってはいました。

それでも、日々の楽しみをなくすことはできず、病気は薬や医術で治してほしいと願っていたのでしょうね。

ただ、そんなことを言っていられない状態にまでなってしまいました。

そして、医師から言われた最小限にまで減らした食事「極少食」に徹することになったのです。

すると、数日もしないうちに回復の兆しが見え、しばらくすると、病が本当に癒えてしまったというのです。

そればかりか、一年後には、さらに完全な健康体になったうえに、性格的にもそれまでの怒りっぽさが消えて、まったく別人のようになったのでした。

つましい食生活と豊かな人生

その後のコルナロは、公私にわたって充実した人生を送っています。

干拓事業を手がけてヴェネツィア共和国の農業の増産に尽くしたり、その他の公的事業に財政面で支援したり、国家の繁栄に寄与しています。

また、建築学の知識を生かして、一流の建築家のパトロンとなって、いくつも豪華な邸宅を建てさせたり、自分で設計した庭園を造らせたりもしています。

80歳を超えても、乗馬や山登りをしたり、食と健康に関する論文を書いたり、国内外の文化人との交際を楽しんだり。

家庭的にも恵まれ、良き夫人と愛娘を授かり、晩年には多数の孫にも囲まれていたようです。

レオナルド・ダ・ビンチやミケランジェロが当時は貴族の使用人として、影の存在であったのに対し、ルイジ・コルナロは当時ヨーロッパでもっとも有名なイタリア人の一人だったのです。

そんなコルナロは、病気と無縁で過ごし、最期はいつもの午睡と変わらない様子で、穏やかに息を引き取ったのが102歳。

しかも、最晩年まで、目も歯も耳も完全で、足腰も若い時の力強さと変わらず、声の張りも年齢とともに高まっていったというのです。

そんなことあるのでしょうか・・・・。

食を節するとは

食を節するとは、食べる量をできるだけ少なくして必要最低限の栄養だけにとどめ、消化にかかわるエネルギーや酵素などの浪費を避け、食害や老廃物の発生を極力抑え、そのことによって体内環境を自然本来の状態に戻すことなのです。

食を節することにより、免疫や代謝酵素など体に本来備わっている修復機能が保たれます。

そのため病気にならないのです。

もし、病気になったとしても、人間は本来の強力な修復機能により、病気が治る仕組みになっているのです。

コルナロの「極少食」

それではいったい「極少食」とは、どれくらいの量なのか?ってところが興味深いですよね。

私も真剣に読み進めていくと、なんとなんと

パンと卵の黄身、少しの肉、それとスープ、これらを1日総量で12オンス(約350g)+ワイン14オンス(約400cc)

だそうです。

それでは栄養が足りないと心配され、14オンス(約400g)+16オンス(約450cc)に増やしたら、具合悪くなって、また元に戻したら快復したというのです。

私たちなんて、1食で軽くオーバーしてしまいますよね。

この時点で、『無理』と思った人がほとんどでしょうね。

私も、オンスとか350gとか、全然ピンとこないので、ぼんやり無理そうだなぁと思ってしまいます・・・。

でも、実は、姉が入院して手術までの2週間、ずっと点滴だけで食事なしでした。

姉なんて、それまでずっと「3食、時間通りに食べないとお腹空いて我慢できない」と言い、私がファスティングにチャレンジしているときも「私には絶対無理」と言い切っていたのですよ。

それでも、実際そういう状態になったら、我慢できるものだし、そうやって手術前は食事を摂らないようにしているのですね。

もちろん、病気によって異なるとは思いますが、姉の場合は食べ過ぎ・飲み過ぎが大きく影響していたと思われるので、食を節することが治すために必要不可欠だったのだと思います。

さいごに

この本をブログ仲間の難波江俊紀さんの記事で知りました。

『少食』と『咀嚼』~内臓にもお財布にも地球にもやさしいと思います~

難波江さんは、20歳から37歳の長期にわたり悪性リンパ腫の病気でしたが、「極少食」を実践されて、快復されたのです。今、56歳でお元気です。

死を前にしないとここまでの節制はできないものなのかもしれませんが、私はせめて「少食」を心がけていきたいです。

そして、量とともに、質も大事です。

食べてはいけないものをできる限り避けるようにしていきたいと思います。

104歳まで健康な状態で生きた祖母の食事は、ご飯と味噌汁・漬物・魚・煮物、それぞれ少量でした。

家にいたときは、暇があればいつも掃除や庭の草むしりをしていました。

できれば、私も「老衰」で穏やかに最期を迎えたいです。

なにしろ、祖母に似て、注射も薬も嫌いなので(笑)

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この記事を書いた人

さわこ

スタジオSeriオーナーの目標は、「健康」と「ゆるいミニマリスト」

みんなが、心と身体をリフレッシュして、笑顔で元気になったらいいなと思って、いつもスタジオにお花を飾り、お掃除してます。「汚部屋脱出」のために、整理収納アドバイザー1級、生前整理アドバイザー1級、清掃マイスター1級を取得しました。いらないモノをすべて断捨離して、スッキリ暮らしたいです。ずっと頑張りすぎてきたから、これからの第2の人生は、楽しいことだけやっていきます!