『AU オードリー・タン 天才IT相7つの顔』から台湾のコロナ対応の素晴らしさを学ぶ

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コラムニストのアイリス・チュウ氏とライターの鄭 仲嵐(てい ちゅうらん)氏共著で文藝春秋社から、2020年9月に出版された『AU オードリー・タン 天才IT相7つの顔』という本を読みました。

2016年 35歳にして台湾のIT大臣=デジタル担当政務委員(デジタル政委)になったオードリー・タンさんと言えば、マスクマップアプリを開発して、現在どこにどれだけマスクがあるか誰でもわかるようにしてパニックを起こさせなかったことで一躍有名になりましたよね。

IQ180の天才で、とにかく対応が素早く、情報はすべて公開するという「透明性」が広く支持されています。

学歴は中卒で、ハッカーであり、シリコンバレーの創業者で、ビットコイン富豪、Appleで顧問としてSiriの開発に携わったという、世界的レベルで本当にすごい人なんだと思います。

そして、自身がトランスジェンダーであることを表明しているので、この本の中でも子どもの頃のことは「彼は」として書かれており、現在は「彼女は」という表現で書かれています。

日本だったら、性のことでとやかく言われそうなところですが、そんなことなんてぶっ飛ぶくらい能力が高く、素晴らしい人でみんなから必要とされている人物なのだと思います。

そんな彼女は、自分の役割に関して、次のように言っています。

私は、政府のためではなく、政府と共に働いているのです。人々のためではなく、人々と共に働いているのです。チャンネルの1つに過ぎない私が、政府のあり方に過激なまでの透明性を持たせることで、皆は政府がどのように運営されているのかを知り、参加したり意見を述べたりする方法を知って、政府への請願もできるようになるのです。

私は、IT大臣ということで勘違いしてしまっていたのですが、オードリー・タンさんは政治家ではないのです。

公務員として、政府の行うことを素早く全部公開して、人々に知らせるのが彼女の大きな役割なのです。

情報の格差が誤解や無理解を生み、人々がパニックになったり、反発したりするのです。

確かに、日本では、政府や都知事の政策に不満をもったり、文句を言ったりする人ばかりです。

でも、状況をしっかり説明してもらい、理解することができれば、国民は協力して自分たちの命を守ろうとできます。

ただ、そこの部分の説明が不十分だったり、不透明性があって公平であるとは思えなかったりすると、信頼できなくなり、不信感が募ってしまいます。

オードリー・タンさんは、世界中の誰よりも、早く的確に国民に情報を共有させる能力があります。

それも中立的な立場で、ありのままをすべて。

もし、日本でオードリー・タンさんがデジタル政委になったら、きっと大変なことになるでしょうね。

今まで隠して適当にうまくやっていたことが全部あからさまになって、政治家や公務員をやめてければならない人が続出するかもしれません。

こんなすごい人をデジタル政委にして、政府の情報を公開させている台湾というところもまたすごいと思います。

この本の後半は、台湾が新型コロナウィルスとどのように戦ってきているかということが詳しく書かれていました。

2003年のSARSの時、たくさんの医療関係者を犠牲にしてしまったことが大きな教訓になっているようです。

だから、感染症に対する意識の高さが他の国々とレベルが違いました。

さらに、台湾の人たちは基本的に中国を信じていないため、中国で起きた2019年12月段階の武漢での感染者に対して素早く反応し、中国からの帰国者に対して空港での水際作戦および14日間の追跡調査を徹底しました。

2月6日にすでに中国人の入国禁止を宣言しているんですよね。

私なんて、2月20日から26日まで呑気にハワイへ行っていました。

そして、帰国した時も特に厳しいチェックもなく、楽しかったね〜なんて言っていたのに、台湾政府は神経ピリピリだったのですね。

いつ中国に支配されるかわからない、その緊張感がつきまとうため、中国の動向に関して厳しくチェックを入れているのだと思います。

私だけではないと思うのですが、平和ボケしている日本人はもう少し意識を高めないとだめな気がします。

これからも次々と変異した新型のウィルスが出てくることでしょう。

ワクチンを作っても作ってもまた別のウィルスができてしまう時代に入っていくのだと思います。

感染症との戦い方として、とにかく広まらないように早い段階で防ぐ方法を全員で徹底する。

ワクチンよりも「高い意識の共有」が必要であり、そのためにはオードリー・タンさんのような素晴らしい対応が望まれると改めて実感しました。

世界中の人がITをうまく活用することで、コロナを乗り越えていけたらいいなと願っています。

子どもの感想文のようなものしか書けませんでしたが、興味のある方は、ぜひこの本を読んでみてほしいです。

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この記事を書いた人

さわこ

金沢大学 日本史専攻 卒業。お城の中にあるキャンパスで加賀藩について学び、金沢をこよなく愛する。

スタジオSeriオーナーの目標は、「健康」と「ゆるいミニマリスト」

みんなが、心と身体をリフレッシュして、笑顔で元気になったらいいなと思って、いつもスタジオにお花を飾り、お掃除してます。「汚部屋脱出」のために、整理収納アドバイザー1級、生前整理アドバイザー1級、清掃マイスター1級を取得しました。いらないモノをすべて断捨離して、スッキリ暮らしたいです。ずっと頑張りすぎてきたから、これからの第2の人生は、楽しいことだけやっていきます!