ひすいこたろうさんの『あした死ぬかもよ?』を読みました。
人間は皆、いつか必ず死にます。
ただ、その「いつか」がいつなのかわからないだけでなく、なんとなく遠い未来のことと思い込んでいるのですよね。
「平均寿命」という観念がそうさせるのかもしれません。
でも、「平均」はあくまでも「平均」であって、自分の命がいつ途絶えるかは誰にもわかりません!
90歳以上の人が後悔していること
90歳以上の人の90%が「人生を振り返って、唯一後悔していることは何ですか?」と尋ねられ、「もっと冒険しておけば良かった」と答えているそうです。
いつか〇〇してみたい。いつか□□へ行ってみたい。
そんな気持ちが
〇〇してみたかった。□□へ行ってみたかった。
で終わる可能性は限りなくあります。
「死」と向き合うことで、本当の自分(本心)に気づく
本当は〜したいけど、我慢しているということだらけかもしれません。
人生なんてそんなものだ。わがままを言ってはいけない。
そうやって、本当の自分の気持ちに蓋をして、なかったことにしてきた癖に、最後の最後になって、「本当は〜したかったなぁ」なんて、悲しい。
それを聞いた人は、「すれば良かったのに!」って思っちゃいますよね。
本の中で、「本当に死んだつもりで、これから5分間、身動きひとつせず目を閉じて、死を感じてください。」という部分があります。
何だか怖くてできませんでした。
やり残したことはないですか?
やり残したことはないですか?と尋ねられると、「えっ、本当に今すぐ死んでしまったら困る」と焦ります。
まだ、片づいていません。
やりかけのことだらけです。
このまま、娘たちにお願いするのはちょっと・・・と心穏やかでありません。
いつ死んでもいいように、家の中もお金のこともキチンとしておきたい!
今のままでは、娘たちは、私が(突然、父が倒れて喋れず、動けなくなって)困ったのと同じ状態になってしまいます。
とにかく、少なくともお金のことをわかりやすく伝えるのが、私の役割です。
あと何回桜をみられるだろう?
あと何回桜を見られるだろう?というのは、病気の人が考えることのように思っていましたが、自分にも当てはめてみました。
私は今、61歳。
現在、女性の平均寿命は87歳として引き算すると、あと26回です。
今年はコロナの影響でお花見に行けませんでした。
病気になったり、ケガをしたりしていたら、行けないかもしれません。
そう思ったら、やっぱり毎年、桜を見たいなと思いました。
さいごに
もし今日が人生最後の日だったら、そんなふうに考えると、ドキドキします。
何気ない普通の1日を大切に過ごしたい。
私も死ぬとき、「もっと冒険したかった」と思うのかな?
今は、冒険より、父から受け継いだお金をキチンと娘たちにつなぐために、まずは私自身がしっかり把握することが何より大事と思っています。
その引き継ぎがうまくできそうになったら、もっと自由になれる気がします。
だから、やるべきことを早く終わらせて、身軽になって、もっと人生を楽しめばいいのですね!
私は、この本をAmazon Kindle Unlimited 読み放題で無料で読みました。
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