1999年に出版された『私が見た未来』は、表紙に「大災害は2011年3月」と書いてあったことで、2011年3月11日に東日本大震災が発生後、一躍注目を集めた漫画本です。
その『私が見た未来』は、すでに絶版となっており、その希少性からオークションでは10万円超えで取引されるなど、まさに”幻の予言漫画”となっていたようです。
でも、作者のたつき諒さんは、この作品を最後にひっそりと漫画家を引退されていたのですよ。
そんな『私が見た未来』が今回「完全版」として発行されたのです。

「夢日記」
『私が見た未来』は、作者が自身の夢を記録していた「夢日記」を元に描かれた漫画です。
普通の人は、夢を見ても起きたら忘れてしまうことがほとんどですよね。
でも、たまに夢で見たことが現実に起こったり、初めて来たところなのに以前来たことがある気がしたり、不思議なことってありますよね?
そんなことないですか??
作者のたつき諒さんは、夢の内容をしっかり覚えていて、起きてすぐそれをメモしていたのです。
それが「夢日記」で、その中身の細かい部分ははっきりしないものの、目が覚めてからもずっと映像が頭に焼き付いて離れないのです。
そして、その夢は「未来に起こること」だったというのです。

「予知夢」と呼ばれるものなんですね。
夢で見た景色を数ヶ月後、現実で見ることになるのです。
ココ来たことあるような気がする・・だったり、見たことある・・だったりするのは、「予知夢」を見ていたということなのかもしれません。
そして、たつき諒さんのスゴイところは、夢で見た日と現実に起こった日が同じなのです。
ただ、「大津波の夢」と「2011年3月に大災害が起きる」という夢が関係しているかどうか、本が発行された1999年段階ではわからなかったそうです。
それでも「2011年3月」がとても重要なことに思えて表紙に書いたのです。
だけど、その時の1999年と言えば、世間はみんなノストラダムスの終末予言で盛り上がっていて、この本の発売時に『大災害は2011年3月』と書いた表紙の文字はそんなに話題にならなかったのでした。

2025年7月に起こること
たつき諒さんは、1998年インドへ行っている時に、これから起こる大災難の夢を見たそうです。
日本列島の南に位置する太平洋の水が盛り上がる-そんな夢を。
そして、今年、2021年7月にまた同じ夢を見た・・・。
今度は、日付もしっかり2025年7月であることが見えたそうです。
突然、日本とフィリピンの中間あたりの海底がボコンと破裂(噴火)して、海面に大きな波が四方八方に広がり、太平洋周辺の国に大津波が押し寄せたというのです。
その津波の高さは、東日本大震災の3倍はあろうかというほどの巨大な波。
日本列島の太平洋側3分の1くらいが大津波に飲み込まれるのが見えたようです。
準備が大切
たつき諒さんは、自分が見た夢からの情報を伝えることで、みんなが準備できたら、対策を立てることができるのではないかと考えています。
気象庁は、南海トラフ地震はいつ起きてもおかしくないから、地震に備えましょうと注意喚起しています。
最大震度7で、想定される津波は最大30m超えだと書いてあります。
「何も知らない」「わからない」なんて言っていると、必ず逃げ遅れる人が出てきます。
津波の怖さは、あっという間に飲み込まれるところですね。
たつき諒さんの予知夢の通り、南海トラフが起きるのが2025年7月なのかどうかは、今はまだ誰にもわかりません。
たつき諒さん自身も夢で見たことが本当に起きるのかはわからないのです。
それでも、みんなに伝える必要があると思われたのだと思います。
日本列島は不安定なプレートの上に乗っているから、地下のマグマの活動が盛んになってきたら、地震が起きるのはやむを得ない現象です。
これを止めることなんてできないのですから、とにかく逃げるしかありません。
太平洋側に住んでいる人たちが日本海側へ移住すれば良いのか?、そんなことはわかりません。
でも、専門家たちが【地震は近い将来、確実に起きる】と言っているのですから、とにかく備えましょう。
さいごに
「予知夢」と聞いて、そんなものは科学的じゃないと否定する人も多いと思います。
実は、私も少し前まで「神様」のことを話す人を「変な人」って思っていたんですよ。
でも、神様の声が聞こえたり、何かが見えたり、感じたりする人がいるのです。
そして、私も少しずつ自分の感覚を信じられるようになってきました。
「なんとなくそんな気がする・・・」みたいなレベルですが、意外と当たっています。
今回のこの本も「読んでおこう・・」と思って買いました。
伝え方が難しいなと思いましたが、それでも伝わる人には伝わるんじゃないかなと期待します。
とにかく備えあれば憂いなしです。
大切な命を守りましょう。
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