『常識として知っておきたい 日本語ノート』by斎藤 孝 間違っている言葉を自信を持って使うと恥ずかしい

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日本語って難しいですよね。

特に敬語とか謙譲語とか、自信がない人も多いと思います。

漢字もパソコンやスマホが変換してくれるから助かっているわけで、自分で書けと言われても書けませんよね・・・。

そうこうしているうちに、だんだん何が正しいのかもわからなくなってきませんか?

「常識として知っておきたい」と言われると、やはり一通り目を通しておくことは必要と思われます。

実際、かつて漢字検定で2級に合格したことがある私でもボロボロでした。

漢字検定については、病弱特別支援学校に勤めていたとき、試験会場として認めてもらうための受検者数確保要員として教員も一緒に受けたのでした。3級は余裕でしたが、2級は必死で勉強しましたよ。

そんな私が「知らなかったこと」や「間違って覚えていたこと」をここに記録しておきます。

皆さんは、どうですか?

ぜひチェックしてみてください。

間違って覚えていたり、そもそも知らなかったり

私だけではなく、結構多くの人が間違って使っている言葉があります。

的を得る→的を射る

言葉は時代とともに変化し、近年は「的を得る」という言葉を使う人が増えてきているけれど、もともとは「的を射る」が正しい言葉です。

「当を得る」と混同されて使われるようになったからのようです。

でも、いつかほとんどの人が「的を得る」と言うようになったら、それが正しい表現として定着するのだそうです。

言葉にはそうやって誤用が認められてきた歴史があるのです。

ただし、現時点では「的を得る」は誤用とされていて、人前で使うと恥をかくことになるというわけです。

なるほどね〜って感じではありませんか?

汚名を晴らす→汚名をそそぐ

結果を出して、汚名を晴らすことができた。と言いたいところですが、これは間違い。

「恨みを晴らす」「疑惑を晴らす」と混同しています。

正解は、「汚名をそそぐ」

「そそぐ」は、水で汚れを洗い流すことを意味し、「恥辱や汚名を消す」の意味で使われます。

水で流すので、「注ぐ」と変換されてしまいますが、それは誤りで漢字では「雪ぐ」だそうです。

そんな字で書いてあっても読めませんね・・・。

「汚名を返上する」と表現するのが無難ですね。

眉をしかめる→眉をひそめる

心の中に心配事や不快な気持ちがあり、眉のあたりにしわを寄せることを「眉をひそめる」と言い、「眉をしかめる」は間違いだそうです。

しかめるのは顔で、「顔をしかめる」とごっちゃになっているのかな?

雪辱を晴らす→雪辱を果たす

「恨み」「鬱憤(うっぷん)」などネガティブなものを解消するときは「晴らす」だけど、「雪辱」は辱(はじ)を雪ぐ(そそぐ)の意味で、すでにポジティブなので「果たす」が正解。

そんな違いがあったのか〜と勉強になります。

なおざりなorおざなりな

ここまでくるとだんだんわけがわからなくなってきますね。

「なおざり」も「おざなり」も、どちらも「いいかげん」と言う意味で共通しています。

「なおざり」は「物事を軽く見て、適当に放っておくこと」で「自分の体をなおざりにする」など。

これに対し、「お座なり」は、「お座敷などでの、その場の間に合わせ」で「その場限りのいいかげんなことをする」の意味で使われます。

そのため、「なおざりな挨拶を交わす。」は間違いで「おざなりな挨拶を交わす。」が正解。

よくわからんね・・・。

しゃにむな努力→しゃにむに努力

これもひらがなばかりだと早口言葉のようで笑えてしまう。(不謹慎)

「しゃにむに」は漢字で「遮二無二」。

「二」は、次を意味し、「遮二」は二をさえぎること。「無二」は二がないこと。つまり、後のことは考えずにがむしゃらに行動するさまを表します。

だから、「しゃにむな」なんて言葉はないのでした〜。

意味をわかって使わないといけないね。

これは知ってるから教えたい

まるでひっかけ問題のような言葉が出てくると、あっ知ってる知ってると嬉しくなります。

これ、知らなかったらヤバいよとちょっと脅してみたかったりします(笑)

小春日和

「小春」は、旧暦10月のことで、太陽暦では11月ごろにあたります。この時期のよく晴れた暖かな日を「小春日和(こはるびより)」と言い、春のことではありませ〜ん。

元旦

「旦」は、「早朝」の意味なので、元旦は「元日の朝」です。

そのため、「元旦の昼」とか「元旦の夜」ってないのですよ。

また、「1月元旦」や「元旦の朝」は重ね言葉になるから使っちゃダメです-。

1月1日の夜に会いたいときは、元日の夜に会いましょうってことね。間違っても「元旦の日の夜に会おう」なんて言っちゃいけないよ-。

ご苦労様です。

「ご苦労様です」は、相手の骨折りをねぎらって丁寧にいう言葉ですよね。

でも、上から目線のニュアンスがあるため、目上の人には「お疲れ様です」を使いましょう〜。

これは、みんな知ってるよね?

ここは、気をつけたい

間違うとちょっとマズイ言い方にも注意が必要です。

プロ野球選手は草野球選手の敵ではない。→草野球選手はプロ野球選手の敵ではない。

「敵ではない」は力量が劣っている、弱いということだから、足下にも及ばないという意味で、草野球選手はプロ野球選手の敵ではないが正解。

母は90歳。晩年になっても元気で過ごしています。→元気で過ごしています。

「晩年」は、一生の終わりの時期で、死に近い時期のこと。

死後に、亡くなる前の数年間を指した言葉で、生存する人には使っちゃいけないのでした・・・。

使っていたかも、失敗です・・・。

〇〇課長様は、いらっしゃいますか?→課長の〇〇様は、いらっしゃいますか?

「課長」という役職は、それ自体が敬称なので、課長様は二重敬語。

なんでも丁寧に言えばいいってものじゃない。

御社の製品を存じ上げています。→御社の製品を存じています。

物や場所に対して「存じ上げる」は不適切だって・・・。

課長がお越しになった後、部長がおいでになりました。→課長がおいでになった後、部長がお越しになりました。

このあたり、超苦手です・・・。

「お越しになる」も「おいでになる」も「来る」「行く」の尊敬語なんだけど、「お越しになる」の方が「おいでになる」より敬意が高い言葉なので、部長の方により敬意を表す・・・。

そして、「お越しになられる」や「おいでになられる」は、二重敬語だから、言っちゃだめなんです・・・。

いや〜、面倒くさい!

間違いやすい漢字

同音異字の間違いは気をつけたいですね。

間違えそうな字を列挙しておきます。

  • ×危機一発→◯危機一髪
  • ×亡き人を忍ぶ→◯亡き人を偲ぶ
  • ×頭に乗る→◯図に乗る
  • ×短刀直入→◯単刀直入
  • ×絶対絶命→◯絶体絶命
  • ×興味深々→◯興味津々
  • ×一身同体→◯一心同体
  • ×五里夢中→◯五里霧中

さいごに

意味がよくわからないような難しい表現は使わないのが一番ですね・・・。

でも、話し言葉で覚えていて、その通り書いていると間違っていることがあります。

私が指摘されるまで全然気がつかなかった言葉として、シミュレーションがあります。

長い間、シュミレーションと書いていたのです。口でもそう言っていたんです。数年前に指摘してもらって、初めて間違いに気づきました(汗)

また、完璧という字も長い間、完壁と書いていました。思い込みって怖いですね。自信を持って書いていましたからね。

だから、自分が知らず知らずのうちに間違ったことを言っていないか、こういう機会にチェックしてみるのも面白いなと思って書いてみました。

いかがだったでしょうか?

斎藤孝先生の講演会に参加したことがあります。

齋藤 孝さん 講演「人間関係をつくるコミュニケーション力」テンポよく、相手に合わせて楽しく喋る

安住アナとの共著も面白かったです。

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この記事を書いた人

さわこ

スタジオSeriオーナーの目標は、「健康」と「ゆるいミニマリスト」

みんなが、心と身体をリフレッシュして、笑顔で元気になったらいいなと思って、いつもスタジオにお花を飾り、お掃除してます。「汚部屋脱出」のために、整理収納アドバイザー1級、生前整理アドバイザー1級、清掃マイスター1級を取得しました。いらないモノをすべて断捨離して、スッキリ暮らしたいです。ずっと頑張りすぎてきたから、これからの第2の人生は、楽しいことだけやっていきます!