『心地よく、ていねいに、ゆとりを楽しむこれからの暮らし方』by門倉多仁亜 都会から地方へスローダウンして暮らす

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コロナにより、暮らし方を模索している人が多いのではないでしょうか?

都会から地方へ、生活の拠点を移すことを検討している人もいると思います。

でも、実際には、なかなか勇気が出なかったり、コロナがおさまって元通りになることを夢見て、とどまっている人がほとんどでしょうね。

この本は、50代以降の暮らし方を考えるにあたって、都会から地方へ移住するとどんな暮らし方に変わるのか、興味を持っている人に参考になると思います。

お父さんが日本人、お母さんがドイツ人のタニアさんは、ドイツ、日本、アメリカで育ち、大学卒業後は外資系証券会社に就職して東京、ロンドン、香港で勤務。

日本人の旦那さんと結婚後、再びロンドンへ。

帰国後、東京で料理教室を開いていましたが、現在は旦那さんの実家がある鹿児島県鹿屋市に一軒家を建てて暮らしています。

最初は都会と田舎の二重生活を楽しんでいたようですが、コロナで料理教室が開催できなくなると、仕事がないのに東京のマンション家賃を払い続けることは困難と判断して引っ越しを決めたそうです。

だから、もしコロナじゃなかったら、ずっと二重生活が続いていたかもしれないですね。

でも、旦那さんの実家の跡地に料理教室用のアトリエも建ててあったとのことで、いずれは田舎へという思いがあった、それがコロナによって早まったというところでしょうか。

地方に実家が残っている人は、そこへ帰り、家をリフォームするor建て直すというのも一つの選択肢かもしれませんね。

都会と地方では時間感覚が違う?

東京にいた頃は、いつも忙しく何をするにもバタバタしていたというタニアさん。

掃除機をかけるときでも、1分1秒でも早く終わらせたいと思っていたのに、今はゆっくり掃除機をかけています。

不思議と、慌てて掃除機をかけている時と、かける時間はそれほど変わらないと思うとのこと。

大都市に住んで家賃を払うことを考えると、それくらい頑張らないといけないと思うのが経済の仕組みの宿命かとすら思えるようです。

田舎の一軒家でゆとりを持って暮らすとあくせくする必要がないのですよね。

マンションの高い家賃を払わなくて良いというだけで、経済的ゆとりが精神的+時間的ゆとりとして出てきます。

ご先祖様に手を合わせる

タニアさんが引っ越しして一番変わったことは、仏壇に手を合わせるようになったことと週1回お墓参りに行くことです。

旦那さんの実家を取り壊したため、仏壇を引き取ったのです。

毎朝、お茶をお供えし、花を替えたり、自分たちが食べるものをお裾分けして仏壇に供えるようです。

また、週1回お墓参りに行くたびに新しいお花をお供えするというのもすごく丁寧ですよね。

金沢は親鸞聖人の浄土真宗が盛んな地域で、昔は一向一揆があったくらい一向宗(浄土真宗)の勢力が強いところですが、九州の方も仏教信仰が盛んなのですね。

海外で育ったタニアさんが日本の古い風習をさらりと受け入れているところが素敵だなと思います。

引っ越しで断捨離+サイズダウン

東京から鹿児島への引っ越しですから、大きめの家具を処分されています。

大切に使っていたのに、置く場所がないから泣く泣く手放したとのことで残念そうです。

でも、「まだ使える家具を廃棄するのはもったいない」とネットで検索して、近くで骨董品を引き取ってくれる店を探して引き取ってもらったから、また誰かに使ってもらえるかもしれません。

タニアさんの断捨離では、まず今ある家具の絵を縮尺して描いてサイズをメモします。

次に新しく住む部屋の図面を用意し、同縮尺で作った家具のピースを乗せて、どの場所が収まりがいいか、パズルのように動かして配置を考えるんだそうです。

頭の中だけで考えるより、図面上でサイズも確認しながら作業するとイメージしやすくなると言っています。

プロの建築士んさんなら、パソコン上でスイスイ当てはめてみるところですね。

スマホでも家具の配置変換など、アプリでやってみることができるものがあるみたいですよ。

アナログでも良いから、きちんとサイズを確認して配置換えを考えるの、大事ですね。

料理が楽しくなるオープンキッチン

タニアさんの家は、ダイニングルームとキッチンが一体化されたオープンキッチンです。

部屋が狭いと壁に向かって料理をする形になりがちですが、やっぱり対面式の方がいいですよ。

一人で作業していて、背中側からみんなの笑い声が聞こえたりしたら、自分を召使いのように感じて悲しくなるというタニアさん、その通りです。

私は一人暮らしですが、対面式キッチンで快適です。

空気を読まずにおしゃべりしよう

タニアさんは、日本では、あ・うんの呼吸が通じるのが理想の夫婦と思われているけど、そんなことありえないだろうと言います。

想像力を使ってお互いを思いやるのは大切だけど、本当に大事なことはきちんと言葉にしないとトラブルの元です。

通じ合えないと思うときは、お互いが言葉にしないコミュニケーションに気づかず、誤解や勘違いが重なり合っているのが原因。

タニアさんが旦那さんに「これ、いいね!」と話したとき、旦那さんが「(タニアさんが)遠回りにそれが欲しいと訴えている」と解釈していて、ビックリしたそうです。

それ以降は、自分の言い方にも注意し、つい癖で言ってしまったときは、きちんと言葉にして誤解を解く努力をしているそうです。

日本人独特の裏を読みすぎる癖、気をつけたいですね。

長く一緒にいても分かり合えないところもあるので、良い関係を続けていくためには常に話し合い、できることは助け合っていくのが理想という考え方、大事です。

タニアさんは、ご両親に対しても、親だから、家族だからと甘えるのではなく、一人の人間として付き合って個人を尊重すると大人の付き合いができると教えてくれます。

ヨーロッパでは、何も言わないでいて、相手が自分のことをわかってくれないと不機嫌な態度を取るのは子供っぽいと思われます。(日本でもそうです。)

自分がどうしたいのか、どうしてほしいのか、をしっかりと言葉で表現できる大人になりたいですね。

さいごに

コロナ禍において、移動が制限されています。

でも、タニアさんは、行動範囲が狭まり、自宅周辺のコミュニティーで暮らすことに喜びを見出しています。

遠いところにある幸せを探すのではなく、近くにある幸せに目を向けることができたと。

ベランダでゆっくりお茶する時間、庭に昨日まで咲いていなかった花を見つけたときの小さな喜び。

東京にいたときより、そういうものに目を向ける余裕ができたというのです。

もちろん、コロナがおさまったらまたいろいろなところへ行きたいけど、「それが当たり前ではない」と知ったので、そのときは、今まで以上に喜びを感じることでしょう。

50代からの生き方をコロナが教えてくれているのかもしれません。

これからの生き方を模索している方にも参考になると私も嬉しいです。

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この記事を書いた人

さわこ

スタジオSeriオーナーの目標は、「健康」と「ゆるいミニマリスト」

みんなが、心と身体をリフレッシュして、笑顔で元気になったらいいなと思って、いつもスタジオにお花を飾り、お掃除してます。「汚部屋脱出」のために、整理収納アドバイザー1級、生前整理アドバイザー1級、清掃マイスター1級を取得しました。いらないモノをすべて断捨離して、スッキリ暮らしたいです。ずっと頑張りすぎてきたから、これからの第2の人生は、楽しいことだけやっていきます!