『ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか』byピアーズ・スティール 気持ちを整えてもやる気が出ないあなたが知っておく3つの理由 (書評 Part.1)

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ヒトはなぜ、後悔するとわかっているのに先延ばしをしてしまうのか、その答えを知りたいし、先延ばししないようになるためにはどうしたらいいか、も知りたいですよね。

それで興味津々で読み始めたものの、先延ばしというものを研究としてやっている人の文章は長編でなかなか結論に辿り着きません。

今、ようやく30%ほど読んだところで、一度、アウトプットしてみようと思います。

自ら、先延ばしの研究者であり、かつ先延ばしの実践者であるという著者が、ついに人間がものごとを先延ばしする主な要因を解明でき、この悪癖を克服するための戦略も割り出せたと言っているので、それを是非ともはっきりさせたいです。

2~3回シリーズで書き上げることになると思うので、ぜひお付き合いください。

多分、現代人のほとんどの人は「やらなければならないことを先延ばしする傾向がある」と思うので、十分参考になるはずです。

では、今まで読んだところまでで、先延ばしについてわかったことをまとめますね。

先延ばし人間の実像

私たちがやりたいことや、やるべきことを実行できないのは、ほとんどの場合、先延ばしが原因です。

先延ばし癖となまけ癖は区別して考える必要があります。怠け者と違って、先延ばし癖の持ち主は、やるべきことを実行したいと思っています。実際、大抵最後には実行するのですが、それまでに相当な苦労を強いられるのです。

誰にも心当たりがあるでしょう。

  • 実行にうつされないまま終わる決意
  • やる気がわかずにうやむやになる目標
  • 先送りされるダイエット
  • 提出日前夜に徹夜で仕上げるレポート
  • 片付けをしないせいで散らかった家の中
  • つい後回しにしてしまう病院行き
  • 一向に増えない貯金
  • 無駄に過ぎていく時間
  • 守られない予定
  • 活かせなかったチャンス

先延ばしとは、「 自分にとって好ましくない結果を招くと知りながら、自発的に物事を延期すること」なのです。

本の中に「先延ばし度をチェックする自己診断テスト」があります。

私は、5段階の2番目に重度の先延ばし度でした。

本当は懸案の作業を進めるべきだとわかっているのに、他のもっと顛末な用事ばかりやってしまう。あとでじっくり取り組もう・・・そうこうするうちに夜遅くなりできず、翌朝また同じように逃避の1日が始まる。

皆さんもそんなことはありませんか?

そして、いよいよ締め切りが迫ってきて初めて、土壇場の猛スパートを始めるけど、結局ちょっと間に合わないなんてこと。

先延ばしは『癖』なんだそうです。

だから簡単には克服できないのです。

私たちは物事が遅れている状態を改めようとするのではなく、言い訳を見つけようとする傾向があります。

いつもほんのちょっぴり遅刻をする私には、いろいろな理由が出てきます。でも、本当は全て予想できることばかりなんですよね。

先延ばしする人の3タイプ

先延ばしする人に3タイプあります。

  1. どうせダメだろうと決めつけるタイプ【期待】
  2. 課題が楽しいと思えないタイプ【価値】
  3. 目の前の誘惑に勝てないタイプ【時間】

私は、2の課題が楽しいと思えなかったり、価値を見いだせない場合、やる気にならなくて、先延ばしするタイプです。

そして、3の目の前の誘惑に勝てない傾向も強かったです。

課題を成し遂げた場合にご褒美を得られる確実性(=期待)とご褒美の大きさ(=価値)が小さければ、その人が熱を入れて課題に取り組む確率は小さくなります。

ご褒美が手に入る時期が遅く、しかもその人が時期の遅れに対する忍耐心が弱いと(=衝動性)、モチベーションが減退します。

先延ばし方程式は、

著者によると大学の学生たちのレポート提出は先延ばしの典型例で、そのよくある釈明が祖父母が死んだということらしい。大学の期末試験期間中、祖父母の死亡率は数百倍に上昇する(笑)

サボる脳のメカニズム

私たちは、日々、 「合理的な判断」と「快楽への衝動」の板挟みになっています。

ダイエット中なのに、目の前に現れるケーキに心が揺らぎます。

そんなことはないと言い切る人も、傷を悪化させるとわかっているのに、かさぶたを剥がしてしまったことがあるのでは?

これが人間の性なんだからしょうがないのです。

脳内には2つのシステムがあります。

システム1は、辺縁系。脳の野獣の部分で、快楽と恐怖、報酬と覚醒に関わる部位です。

システム2は、前頭前野。脳の騎手の部分で、人間の意志力が鎮座している部位です。

辺縁系は、前頭前野より反応が早く、影響力も強いのです。

この辺縁系が前頭前野の長期計画を覆し、目の前のものごとを優先させるときに、先延ばしが起きるのです。

脳腫瘍で前頭前野の機能が弱体化した人は、性格が一変し、衝動的になり、目の前の誘惑にことごとく負けてしまうという事例も書かれていました。

現代社会は誘惑の巣窟

現代社会は誘惑の巣窟です。

食品業界のマーケティングの徹底ぶりに、消費者は翻弄されまくりです。

含まれる糖分、脂肪分、塩分の割合を微調整して、いくら食べてもあとを引き、もう少し食べたいと感じさせるような食品が作り出されています。

商品開発だけでなく、売り込み段階でも、効果的な広告で辺縁系への働きかけがこれでもかと言うほど行われています。

私たちは無意識のうちにそれらの商品を手に取ってしまうように誘導されているのです。

前頭前野が重んじる栄養分や価格の情報に比べて、商品の見かけや味が強調されていて、美味しそうな派手なパッケージについ手が伸びてしまいがちです。

また、今やスマホの中に全てが詰まっていて、エンターテインメント系、ゲーム系、ソーシャル・ネットワーク系アプリがあっという間に私たちを楽しい世界に誘導します。

長期的な目標をすっかり忘れさせてしまうくらい、刺激的なものがすぐそばにあり、簡単に手に入る時代なのです。

そこで先延ばしするなと言う方が無理と言うもので・・・。

こんな現代社会において、誘惑(と、それを生む先延ばし)とたえず闘うことが避けて通れないのは辛いですよね。

さいごに

途中経過の報告でしたが、先延ばしが思ったより重大な課題であり、克服は意志力だけではなかなか困難なほどのことなのだということがわかりました。

道理で、何度ダイエットにチャレンジしようと思ってもなかなか成果が上がらないわけです。

辺縁系と前頭前野、確かに目の前の誘惑の方が強くて、すぐ負けます。

これから、本の後半で、先延ばしを克服する戦略法が書かれているはずなので、頑張って読み進めます。

つづきはこちら

『ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか』byピアーズ・スティール 地球環境問題は一刻の猶予もないのに個人レベルだと疎かになるのか?(書評 Part.2)

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この記事を書いた人

さわこ

金沢大学 日本史専攻 卒業。お城の中にあるキャンパスで加賀藩について学び、金沢をこよなく愛する。

スタジオSeriオーナーの目標は、「健康」と「ゆるいミニマリスト」

みんなが、心と身体をリフレッシュして、笑顔で元気になったらいいなと思って、いつもスタジオにお花を飾り、お掃除してます。「汚部屋脱出」のために、整理収納アドバイザー1級、生前整理アドバイザー1級、清掃マイスター1級を取得しました。いらないモノをすべて断捨離して、スッキリ暮らしたいです。ずっと頑張りすぎてきたから、これからの第2の人生は、楽しいことだけやっていきます!