人は「才能」より「思考や行動」によって、目標を達成することができるのです。
コロンビア大学の成功の科学『やり抜く人の9つの習慣』では、目標を達成できる人に共通する思考や行動を「9つの習慣」にまとめて紹介されていました。
読んでみると案外、簡単そうで驚きました。
この本にも「難しくない」と書いてあります。
「 9つの習慣」の一つひとつは、驚くほど当たり前のことに感じられるでしょう。それに、それぞれを実行に移すことも、それほど難しくはありません。しかし、「当たり前で、簡単に実行できる」ことと「誰もが当たり前に実行している」ことはイコールではありません。
大切なのは、読んでわかったことを、実際の行動に落とし込むことなのです。それができたら目標を達成できるはず。
やる気が湧いてきますよ。
では、難しくない「9つの習慣」を紹介します。

目標に具体性を与える
目標は具体的でなければ、「達成」できません。
私の悩みである「お腹ぽっこりを解消したい」は、いつまで経っても達成しそうにありません。
その目標を「69cmあるウェストを65cmにしたい」に変えたら、そのためにやるべきこと、さらにどれだけやるべきなのかが具体的に考えやすくなります。
そこが具体的になってくると、(ちょっとだけならオヤツ食べてもいいかな)とはなりにくいです。
目標をつかむ強い心構えを持つために「メンタル・コントラスト」という作業をします。
- 目標を達成し、成功したときの「感情」をしっかりと味わう。
- 心の中で、その時に起きていることを明瞭にイメージする。
- そこに至るまでの、障害を考える。
成功を望むなら、成功をイメージすると同時に、そこまでの障害をイメージすることが大事なのです。
そうやって、成功した自分と今の自分のコントラストを考えることで、自分が足りないものに気づき、何をすべきか、自覚できるのです。
フラダンスを踊るとき、アイハア(膝を曲げた状態で踊る)して重心移動しながら姿勢良く踊るには、お腹に力を入れて体幹がしっかりしていないといけないのです。
今の私のようにポヨンとして、上半身までブレるようではダメ。
自分が素敵に踊れているイメージが湧かないくらい、日々の「甘いもの食べたい誘惑」と「筋トレさぼりたい怠け心」の障害が大きいことを自覚しました。
目標達成への行動計画をつくる
目標達成のためにやるべき行動を着実に実行するためには、「いつ何をやるか」をあらかじめ予定に入れておく必要があります。
「毎朝、朝食前に、必ず筋トレをする」
日々の計画が具体的な行動レベルまで明確になっていると、その行動をする可能性は300%も高まるそうです。
「if-thenプランニング」は、「もしこうなったら、こうする」という意味で、習慣化の効果が抜群です。
私は、「毎朝、必ず神棚と仏壇に手を合わせるので、その後、朝食前に、筋トレする」
というところまで決めておいたらいいんじゃないかなぁ。
無意識で、神棚→仏壇→筋トレに進んで行けたらいいな。
事前にするべきことをはっきりさせておけば、行動すべき時に自動的に行動できるようになります。
目標までの距離を意識する
目標達成までの計画を立てましたが、よく考えたら、決まっていることは「筋トレをする」ということまでで、それとウェスト65cmと直接結びついているわけではありません。
どれだけ進歩したか、確認する必要があります。
毎朝、InBody体組成計で骨格筋量・体脂肪量を測っているので、そこでチェックできます。

骨格筋量が標準の真ん中まで増え、体脂肪率が標準の真ん中まで減るのを期待したいです。
いやでも毎日数字で明らかになるので、「あとどれだけ」は意識できます。
現実的楽観主義者になる
「現実的」楽観主義者は、単なるポジティブとは違います。
「非現実的な」楽観主義では目標を達成できません。
「目標は達成できる」と信じることは大切だけど、「目標は簡単に達成できる」と考えてはいけないのです。
成功するのは大変だから、最善の努力をしなければならないと覚悟を決めることが大事なのです。
課題や困難から逃げないで、しっかり見極め、自分にはきっとできると信じて努力すること。
わぁ、意外とココ難しいかもって思っちゃいますね。
根拠もなく、「やればできる」って言うは易しです。ここでは不言実行、いつか必ず私を馬鹿にした人を見返してやる〜くらいの固い決心がないと(笑)
誰も私のお腹のことは言わず、自分が気にしているだけです(汗)
とにかく、糖質制限をして、タンパク質を強化し、さらに筋トレして、普段の生活でも常に姿勢に気をつける・・・私は、きっとできる・・・・かな???
「成長すること」に集中する
ちょっと自信がなくなってきたところで、励ましがありました。
「能力は伸ばすことができる」=「今できなくても、できるようになる」と信じることが大切とのことです。
もともと骨盤が後傾している体型なのだとか、母親はもっとお腹がボヨ〜んと出ているから遺伝だとか、もう60歳超えているから辛いこと無理とか、どうせうまくいかないだろう、何度やってもできなかったしとか、言い出したらキリがありません。
興味がある課題に取り組む人は、活力の高い状態を維持できるという研究結果も出ているのです。
自分が成長し、必ずゴールにたどり着くと信じてチャレンジするのです。
(注)成長は、人と比べてはいけません。過去の自分と比べるのです。
「やり抜く力」を持つ
困難に屈せず、長期的な目標達成に向けて全力を尽くす「やり抜く力」が大事です。
能力は、経験や努力を重ねることによって高めることができるのです。
「固定的知能観」を持つ人は、うまくいかなくなると「自分に能力がないせいだ」と考えます。
そして、これ以上やっても無駄と結論づけ、諦めます。
でも、「拡張的知能観」を持つ人は、「努力不足だった」「戦略を間違えた」「プランを練らなかった」と反省します。
そのため、困難な状況下でも努力を続けることができます。
人はいくつになっても、変わることができます。自分の努力で高めることができるのです。
絶対諦めない気持ち、大事。
筋肉を鍛えるように意志力を鍛える
意志力は筋肉と似ているそうです。筋肉は使わなければ衰えるけど、意志力もまた使わなければ弱くなっていくのです。
逆に正しい方法で使えば、強くすることもできます。
最初は大きな意志力が必要でも、そのうち楽々できるようになっていきます。
意志力は訓練で高めることができるのです。
自分を追い込まない
でも、たとえ鍛えた意志力でも、使えば消耗します。
使いすぎるとなくなってしまうことも。
そのため、限りある意志力を有効に使うことが大事なんですね。
禁煙とダイエット、2つの困難な目標を同時に取り組むのは避けるべきとのことです。
自分の意志力を過大評価するのは良くないんですよね。
成功できる人は、できるだけ目標を達成しやすい環境を整える努力をするものです。
私も目の前にガトーショコラが出てきたら、食べないという選択肢はないです。
だから、見えるところにお菓子が出てこないようにしないといけないのです。
スーパーでもお菓子売り場の前は通らない(笑)自分では買わない。
でも、時々、甘いものが欲しくなります。そんな時は、コーヒーにほんの少しお砂糖と牛乳を入れて飲むのをOKとしています。もちろん、ナッツも食べるよ。
チョコレートはかつて私を依存症に陥れた麻薬のようなものだから、もう手を出さないことにしました。
何かをやめる時は、段階的にやめるよりも、一度にすっぱりやめる方がいいということも書いてありました。
その理由は、だらだらと誘惑が続くと、そのために使われる意志力も多くなってしまうからだそうです。
私は、自分が依存症体質であることを自覚しているので、チョコレートだけでなく、ゲームも韓国ドラマも全部やめています。
それくらい極端なほうが楽なのです。
「やめるべきこと」より「やるべきこと」に集中する
目標達成のための上手な計画の立て方のポイントは、マイナスとなる行動や状況を避けるだけでなく、それらを建設的で効率的な行動に置き換えることです。
「シロクマのことだけを考えてはいけない」
と例に出ていましたが、そんなことを言われると今まで考えてもいなかったシロクマのことを意識してしまいます。
行動を変えたい時は、「やめたいこと」でなく、「やりたいこと」「やるべきこと」を考えないと行けないのです。
「甘いものを食べない」より、「タンパク質をしっかり摂る」
「背中が丸くならないようにする」より「背伸びをする」
さいごに
実際に行動に移すことが大事なんですよね。
具体的な目標を定め、行動計画をつくり、着実に近づいていく。
そして、努力を怠らず、自分は絶対できると信じて突き進む。
途中で、絶対諦めない。
ここまで書いてきて、「深い呼吸をする」というのも良さそうだなと思ってきました。
今はコロナ禍でイベントも老人ホームでのボランティアもないので、ちょっとつまらないのですが、コロナがおさまり、また外での活動が再開されるとき、待ってましたとばかりに上手に踊れるようになっている私でいたいです。
さぁ、それぞれの目標に向かって、集中して取り組んでみましょう〜。
きっとできる!
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