暮らしを変える 書く力by一田憲子 書くことで見えないものに輪郭をつけて相手に伝える

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「書く」ことによって、見えないものに輪郭をつけて、相手に伝えることができます。

編集者・ライターである「書く」ことのプロ 一田憲子さんの『書く力』は、文章の書き方が上手なのはもちろんですが、言いたいことがしっかり伝わってきます。

言葉を見つけるということは、わかったつもりだったのに実はわかっていなかったことに輪郭をつけて、誰かに手渡すこと。

そして、誰かの見つけた真実と交換し合うこと。

表現が素敵ですね。

この、素人がよく使ってしまう「素敵」とか「素晴らしい」はできるだけ使わず、自分の言葉で伝えることが大事なんだと書いてありました。

読んでいて何気なく共感し、自分のことのように読み入ってしまう一田さんの文章には読み手への思いが溢れています。

面と向かって話を聞いているような気持ちになります。

ブログを書いている人にはもちろん、書いていない人にとっても日常的に相手に自分の本当の気持ちがうまく伝わるような接し方を考える参考になります。

では、私が学んで「なるほど」と頷いたことを紹介しますね。

「書く」プロセスで味わうワクワク

いきなり高度な話ですが、一田さんは、日々の生活の中で自分が気づいたことを「書く」ことで何かを見つけることができると言っています。

書き綴っていることの、ひとつずつの点がつながって、ぼやけていたものが浮き上がってくるというのです。

確かに、書くことで、自分が考えていることや本当にやりたかったことがすらすら出てきて、自分自身びっくりすることもありますよね。

何気ない出来事でも、書くことで鮮明に心に刻まれることでしょう。

それが単なる日記ではなく、読んでくれる人がいるものだったら、より喜びが大きくなっていくと思います。

「書く」ことでワクワクが膨らんでいくのです。

伝えるための文章を書く

「誰かに伝えるために」書く文章のコツは、いったん自分から離れることです。

人と出会ったり、何かを体験したりして、感じたこと、考えたことを、自分を抜け出して見つめ直し、発見し、分析し、整え、統合する必要があるのです。

ただ思いのまま、書いてはいけないんですね。

その時の匂いや光までも感じてもらえるよう、思いを共有するために、わかりやすく書くことが大事なのです。

「自分ごと」として読んでもらえる文章を書く

個人的な事実をみんなが「そうそう」と「自分ごと」として読んでくれるように書くには、みんなが手を伸ばせば届く言葉で綴る必要があります。

大事なのは、今目の前にあることから、ふわりと視線を上げてみることなんだそうです。

「真実」を見つけて言語化すれば、個人の体験が、みんなが手を伸ばせば届く言葉になるとのこと。

ちょっとチャレンジしてみますね。

今まで母の日に改まって「ありがとう」と伝えたことがなかったけど、去年の7月から施設に入った母にお花を届けてきました。あと何回、母の日のプレゼントを贈ることができるだろう、素直にちゃんと伝えておきたいって思ったのです。

コロナの影響で、家族の存在がとても大事なものに思えるようになりました。体調を崩し、入院してそのまま施設に入った母のことを書きました。

上の文章にもう少し下の文章の意味合いが加えられればいいのかなと思いますが、このあたりはこれで十分伝わっているのか、もうちょっと思いを重ねて書いてもいいのか、実際にやってみると難しいですね。

感動したことほど、きちんと伝えるのは難しい

感動したことほど、熱い思いをきちんと伝えるのは難しいものですね。

感動した気持ちをそのままストレートに書くと、読み手は「なんだ、この人、一人で熱く語ってるよ」と冷めてしまうとプロの一田さんでも言うのですから、素人にはハードル高いです。

白紙の状態である読者にもわかるように、まず説明しなければなりません。

ここがよく抜けてしまうところですよね。

自分にとって当たり前と思うことは簡単に省略してしまいがちです。

とにかく丁寧に説明することは大切なのですが、説明ばかりしていてもダメなのです。

「本当に伝えたいこと」は別にあるはず。

人が感動するのは、今までの経験の中で、自分の引き出しの中に蓄えてきたものと、今聞いた話の何かがカチリと組み合わさったとき、なんだそうです。

だから、人によって、また同じ人でもタイミングによって、「感動する」かどうかは異なるのです。

そのため、自分の感情を冷静に見つめ、「どうしてそう感じたか」をきちんと分析することが必要。

一田さんの的確な表現で言うと

自分と他者の接点を探し、私的な感情の中から、共感ポイントを抽出するというイメージ

とのことです。

目の前の相手に話しかけるように「共感ポイント」を要所要所に入れながら話を進めていくようにしてみたいものです。

言葉が消費されないうちにメモをする

心に刺さった言葉をメモするという習慣をつけるようにします。

すぐメモしないと忘れてしまいますから。

そして、メモすれば忘れてもいい。

一田さんは言葉のプロなので、小さなノートをいつも持ち歩いていて、心に染みる言葉を見つけたら、すぐメモしているそうです。

私は、犬の散歩中によくいろんなことを閃き、スマホのメモ帳に音声入力することがあります。

周りに人がいてできないと時は、家へ着いた頃、すっかり忘れていて残念です。

レベルの低い話ですが、最近は友人たちも皆、記憶が曖昧なので、LINEで記録を残すようにしています。

メモは大事ですね。

一田さんのように、心に染みる言葉や文章もどんどんメモして、ブログにも書いて残していきたいです。

実は、私が読んだ本を全部、アウトプットしているのもとても大事なことだと思っています。

書きながら、内容を再確認できるし、書くことで人にも自分にも伝わります。

さいごに

自分が素敵だなぁと思っている人にインタビューして、その人を紹介する記事を書き、雑誌を作るお仕事をしている一田さんは、素晴らしい体験をされていて羨ましい限りです。

また、「素敵」やら「素晴らしい」なんて言葉を使ってしまう語彙力のない私が情けない。

でも、私も実は出版社にお勤めして、雑誌の編集をするのが夢だったんですよね。

東京の大学を記念受験し、やっぱり落ちた段階で散った若き頃の儚い夢でしたが。

今、ブログをとおして、自分の思いを表現する場があって、幸せです。

もっと「書く力」をつけて、自分の思いがうまく伝わるように精進していきたいとキリッと身が引き締まる本でした。

ブロガーさんは皆さん、一読されたら良いと思います。

一田さんの本は、こちらもオススメです。本当に素敵な方ですよね。

暮らしの中に終わりと始まりをつくるby一田憲子 1日、1月、1年ごとに人生をリセットしていく暮らし方

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この記事を書いた人

さわこ

金沢大学 日本史専攻 卒業。お城の中にあるキャンパスで加賀藩について学び、金沢をこよなく愛する。

スタジオSeriオーナーの目標は、「健康」と「ゆるいミニマリスト」

みんなが、心と身体をリフレッシュして、笑顔で元気になったらいいなと思って、いつもスタジオにお花を飾り、お掃除してます。「汚部屋脱出」のために、整理収納アドバイザー1級、生前整理アドバイザー1級、清掃マイスター1級を取得しました。いらないモノをすべて断捨離して、スッキリ暮らしたいです。ずっと頑張りすぎてきたから、これからの第2の人生は、楽しいことだけやっていきます!