幸福論「しくじり」の哲学by中田敦彦 「前言撤回」を気にしないでトライ&エラー繰り返す

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素早いトライ&エラー、「前言撤回」を気にしない逞しさは、見習うべきものがある。

オリエンタルラジオの中田敦彦(以下、あっちゃん)が今後「顔出しをしない」と言ってすぐに「前言撤回」した動画を配信して、結構話題になっている。

私自身は、お子さんのこととか考えて、マスコミのしつこい取材からプライバシーを守るために「顔出し引退」「アバターへ切り替え」は仕方ないことなのかなと思っていました。

実際、お父さんの家にまで取材の人たちが押しかけたりして、困っていたようです。

日本を離れ、家族でシンガポールに移住する生き方も、時代にマッチしていることなのかなとも思っていました。

「前言撤回」は座右の銘?

ただ、私たちが考える以上にあっちゃんは切り替えが早い人で、「やってみたけど自分の表情が多大な影響力があって、アバターでなく自分自身を見たいとみんなが思ってくれていることがわかった」と、速攻での「前言撤回」。

やってみてダメだったらすぐ「前言撤回」することを「してはいけないこと」と考える風潮が強いけど、あっちゃんはそれを気にすることはない。

怒られることすら全然気にならないらしいし。

少し前までの私だったら、すぐ「前言撤回」なんて、すごく抵抗があることなんだけど、今はそんなふうにやっていけたら楽だなと思います。

人間は失敗する生き物だし、やってみて初めてわかることもたくさんあります。

ダメだって思ったら、すぐ気持ちを切り替えて別のやり方でやっていく、そのしなやかに変化する力が今の時代を生き延びる秘訣であるとも思えます。

幸福とは

前置きが長くなりましたが、『幸福論「しくじり」の哲学』を読んで、あっちゃんがたどりついた「幸福論」にとても共感する部分を紹介していきたいと思います。

自分が何者なのかを知りたかった。うまくやっている誰かが羨ましかった。すごい人に褒めて欲しかった。誰かに必要とされたかった。そのために、成功することが大事だった。

そんなあっちゃんは、自分を奮い立たせて、歯を食いしばってきて、自分の中の弱さを否定したことで他者の弱さも許せなくなっていた。

結果さえ出せばいい。

そんな自分のことを、人は恐れたり、嫌ったりしていることをうすうす感じ、いつも何かに追われているような気がして、ずっと疲れていたというあっちゃん。

でも、幼い子どもたちが本当の幸せが何かを教えてくれたのです。

3歳の息子くんが、路上にしゃがみこんで、満面の笑みを浮かべてダンゴムシを見せてくれた時。

7歳の娘さんが、「私もいつかパパみたいにユーチューバーになってみたい」って恥ずかしそうに伝えてくる時。

大切なのは、将来でも過去でもない、今日なんだ、そしてかけがえのないものは今目の前にいる家族なんだってわかったんですよね。

おばあちゃんの最期の言葉

いつもあっちゃんが出ている「ヒルナンデス」の社交ダンスを楽しみにみていると言ってくれていたおばあちゃんが、最期の時につぶやいた言葉が「りんごジュース、おいしかったわ」だったそうです。

あっちゃんは、番組の中で、いとうあさことペアを組んで猛特訓して社交ダンス1級資格を取得したのです。2013年に放映されていました。たまたま早期退職した年で私はちょうど「ヒルナンデス」を見ていたんですよね〜。

おばあちゃんが、「ジュースが飲みたい」と言い、あっちゃんのお母さんが自販機で買ってきて、飲ませてあげると「りんごジュース、おいしかったわ」と言って、ほっとした表情で眠りについてそのままだったそうです。

あっちゃんは、それを聞いて、最期って素朴でシンプルなんだって思ったんだって。

人生っていろんなことを考えて、大きな夢を見て、葛藤して、でも、最終的にはいろいろなものは削ぎ落とされて、「おいしい」とか「嬉しい」とかシンプルな感情だけが残るってことですよね。

人生の浮き沈み

オリエンタルラジオはデビューしてすぐ「武勇伝」でブレイクしたけど、その後が続かず、それでもまた「PERFECT HUMAN」でもっとブレイクして紅白にも出場。

出番が来て、ステージに上がった瞬間の「キャーッ!」という歓声を浴びると、その味が忘れられないと言います。

そうでしょうね・・・。

そして、芸人って、去年は溢れんばかりの「キャーッ!」を浴びていた人が、今年はさっぱりということも頻繁にあるわかりやすく残酷な世界。

何度もアップダウンを繰り返してきたあっちゃんは、頂があればまた下りもくることがよくわかっているから、ただ浮かれてしまうということはもうあり得ないと言っています。

もちろん、また眩い光に包まれたいという思いは残っていて、その気持ちが原動力にもなっているとも言っているけれど。

お笑いは波動

お笑いには「波動」があり、「波動」をうまく伝えることが重要とのこと。

同じネタでも、ウケる時とウケない時があるようです。

人間のセンサーって、科学的な数値では測れないほど高度で繊細なんですよね。

確かに相手が「ちょっと怒っているかも?」とか「心ここに在らずだな」と感じる能力はAIにはまだ難しいでしょう。

最初の話に戻ってしまいますが、そういう演者が発する感情や熱量が伝わるから、やっぱりアバタージャなくて自分が前面に出て話をした方がちゃんと伝わるんだという結論になるわけです。

ただし、この本を書いている段階では、顔出し引退してアバターでという話はまだ出ていなかったと思うのですが。

さいごに

「前言撤回」を座右の銘にしているというあっちゃん。

不安に思いながら立ちすくんでいるよりも、じゃんじゃん思いつきを形にしていってずっと動いている方がいいと言います。

確かにやりながらどんどんブラッシュアップしていく方法は、実践的ですよね。

そして、お笑いやエンターテインメントは、B級グルメで十分というのも親しみが持てます。

おでんとフレンチ、どっちが格上かと聞かれると、もちろんフレンチだけど、愛着で言えばおでんの方がずっと上。

無理にフレンチの真似をしたり、対抗しようとしたりしなくていい。

あっちゃんのお母さんが、あっちゃんが売れて調子に乗っていた時、「芸人さんは、ちゃんと庶民の味方でいてよね」って釘を刺してくれたそうです。

ちょっと売れたからって、おでんとして食卓で愛されたいという姿勢を忘れてはいけないって思い直したあっちゃんって人間味があっていいですよね。

そして、そういうことを正直に書けるのが素敵だなと思います。

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この記事を書いた人

さわこ

金沢大学 日本史専攻 卒業。お城の中にあるキャンパスで加賀藩について学び、金沢をこよなく愛する。

スタジオSeriオーナーの目標は、「健康」と「ゆるいミニマリスト」

みんなが、心と身体をリフレッシュして、笑顔で元気になったらいいなと思って、いつもスタジオにお花を飾り、お掃除してます。「汚部屋脱出」のために、整理収納アドバイザー1級、生前整理アドバイザー1級、清掃マイスター1級を取得しました。いらないモノをすべて断捨離して、スッキリ暮らしたいです。ずっと頑張りすぎてきたから、これからの第2の人生は、楽しいことだけやっていきます!