60で人生のやり残しに気づいたから 80代の今が最高と言えるby川﨑淳与 「老後」なんていらない

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東京青山 ギャルリーワッツ オーナー川﨑淳与さんの『60で人生のやり残しに気づいたから 80代の今が最高と言える』を読みました。

読み終わってから、著者の川﨑淳与さんが亡くなられたことを知りました。

本の最後に、「2020年4月、この本を作っている最中に癌が見つかり、しかもかなり進行している状態」と書いてあり、心配していたのでショックでしたが、病気がわかってからのメッセージも本当に素晴らしいものでした。

落ち込んで暗くなるのは自分らしくないということで、SNS上でありのままの状態を告白し、次のように宣言されたそうです。

楽しく笑って生き抜くことが私らしいから、皆様にお知らせして、前に進みたいと思います。
改めて、人のために生きたい。まだまだ仕事します。
変わらず、しっかり作家の方たちの素晴らしい感性を紹介していきます。

60歳からの仕事

川﨑さんは、60歳からギャラリーを始められました。

「作家自身も気づいていない才能を見出すのが歓び」と言われる川﨑さんは、作家さんたちの個展を全力で企画・プロデュースされます。

「作家の個性や感性を弾けさせるのが、自分の役割」と言い切って、自由に表現してもらいながらも、作家に応じて一緒に方向性を考えたりヒントを提示したりするのだそうです。

創作者は、独りよがりでは才能を伸ばすことはできない。

自分の作品を観た人たちから投げかけられる反応を、どう受け止めて、いかに自分の成長やエネルギーに変換できるかも大事とのことです。

「ワッツで企画展が決まると緊張する」作家さんたちはそんなふうに言うようです。

川﨑さん自身は「私が特に厳しいことを言う訳ではないのですが」と言われますが、ギャラリー側や訪れるお客様の”感度”が高く、生半可なもの、小手先で作ったようなものでは満足されないとのことです。

ワッツを訪れるお客様が、作家を育てていると川﨑さんは言われます。

素晴らしい場ですね。

さらに、全力で展示しても、売り上げが伴わない時は、展示が終わってからも引き続きプロデュースすることで、大きな飛躍への後押しをするのが使命だと思っていると言われるのです。

作家さんにとって、どんなにありがたいことでしょう。

川﨑さんのギャラリーで個展ができること、それは本物かどうかを試されることかもしれませんね。

川﨑さんの存在が作家さんたちにとって、大きな大きな励みになっていたことだと思われてなりません。

川﨑さんの生き方

1937年、軍人であったお父さんの仕事で満州で生まれ、終戦とともに命からがら日本へ引き揚げてきたのが8歳の時。

原爆が投下され、焼け野原になっている広島でゼロからスタート。

洋服は1枚だけ、足元は下駄。

雪の日に下駄の鼻緒が切れてしまい、学校まで片足は裸足で、歯を食いしばって歩いて行ったという我慢強い子どもだったそうです。

結婚してからは、子育て中は一生懸命に子どもを愛し、子どもたちが手を離れたら自立をしようと心に決めていたのでした。

大きなギャラリーでお仕事をしていましたが、ギャラリー側とご自身との考えの違いに悩み、60歳で辞職。

貯めていたお小遣いを使い、疲れ切った心身を抱えるようにしてフランス行きの飛行機に乗ったそうです。

「私は何かやり残している」

そして、パリの街で「私は何かやり残している」と気づかれたのでした。

『作家としてこれからの人たち』の後押しをする。

それが川﨑さんにとって、やり残したことであり、進むべき方向だと悟ったのでした。

そして、青山のマンションの一室で「ギャルリーワッツ」をオープンしたのが61歳。

そこから、21年間、たくさんの作家さんたちの後押しを続けてこられたのでした。

82歳は成人して人生の花が開く時

第二の人生のスタートが60歳過ぎだから、(本を書かれた)82歳は、ようやく成人して人生の花が開いた時だと言われます。

こんな生き方もあることを知って、本を読んだ人がこれからの生き方のヒントになれば嬉しいと書いてあります。

正直、私は、82歳の人がこんなに素敵だなんて、中の川﨑さんの写真の数々を見るまで信じられませんでした。

73歳からチェロも始められたそうです。

こんなふうにずっと輝いて生きることもできるのですね。

全然年老いてなんていっていません。

さいごに

80歳を過ぎてなおこんなに素敵な女性がいるなんて、なんだか頭をガーンと殴られたような気がしています。

「老後」なんて甘えていちゃいけないと思いました。

※私が注文した7月23日段階では、1650円で購入できたのですが、今は値段が高くなっています。

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この記事を書いた人

さわこ

さわこ

スタジオSeriオーナーの目標は、「健康」と「ゆるいミニマリスト」

みんなが、心と身体をリフレッシュして、笑顔で元気になったらいいなと思って、いつもスタジオにお花を飾り、お掃除してます。「汚部屋脱出」のために、整理収納アドバイザー1級、生前整理アドバイザー1級、清掃マイスター1級を取得しました。いらないモノをすべて断捨離して、スッキリ暮らしたいです。ずっと頑張りすぎてきたから、これからの第2の人生は、楽しいことだけやっていきます!