60歳からは「小さくする」暮らしby藤野嘉子 住まいや暮らしをコンパクトにすると楽になる

広告

料理家 藤野嘉子さんの『60歳からは「小さくする」暮らし』を読みました。

旦那さまは、フレンチレストラン「カストール&ラボラトリー」のシェフ 藤野賢治さんで、嘉子さんご自身もNHK「きょうの料理」に出演されている方です。

そんな方が料理本ではない本を書かれたのは、59歳の時に生活を大きく変えたからです。

広い分譲マンションから狭い賃貸マンションへ

住み慣れた150㎡の分譲マンションを手放し、半分以下の広さの65㎡の2LDK賃貸マンションに引っ越されたのです。

そして、そこで嘉子さんのお母様と同居することになったのです。

旦那さまがそんな提案をした時、嘉子さんはとても戸惑ったそうです。

25年間住み続けた分譲マンション、3人のお子さんを育てて、思い出いっぱいの何の不満もない住まいを手放す。

何か事情があって小さな住まいに移るというのではなく、シニア世代の生き方として、「年齢に合った暮らし方をしよう」と言われたのです。

持ち家はずっとタダで暮らせると勘違いしがちですが、決してそんなことはありません。

150㎡の分譲マンションに住み続けた場合、管理費7万円+駐車場代+固定資産税+月々のローン支払いで毎月30万円近くかかる計算になるそうです。

古くなってくると、さらにリフォーム代もかかることを頭に置いておかねばなりません。

結局、狭い賃貸に引越しをした方が、毎月賃料を払い続けたとしても固定費が安くなるということだったのです。

シニア世代の「働き方改革」

旦那さまの藤野賢治さんは、30代で代々木に「カストール」を開店し、50代の時に京橋に移転して理想のレストランを経営されていました。

ところが2011年の東日本大震災以降、お店の売り上げがダウンすると2014年に「店を閉めて仕事のやり方を変える」と決断されました。

そして南青山のビルの一室を借りて「カストール&ラボラトリー」を始めました。

そこは、旦那さま、嘉子さんとパティシエの娘さんの料理教室や、雑誌・書籍の料理撮影場所になっていて、月に何回かは旦那さまによる10席だけの小さなフレンチレストランにもなるそうです。

大きな高級レストラン時代は、高額の家賃に加え、光熱費だけでも毎月35万円、10人以上の従業員への給料の支払い、そして開店時に銀行から借りた借金の返済がかなり大変だったとのこと。

もし現在もレストランを続けていたなら、コロナの影響で本当に大変な事態になっていたことでしょう。

『手放す決断のタイミング』の重要さを怖いくらいひしひしと感じます。

働けるうちはずっと働き続けるためにダウンサイジングする、実に勇気ある決断ですよね。

家の広さが半分以下になることによる暮らしの変化

家族にとって大切なのは、広い空間を維持することではなく、イベントを旗揚げして声をかけて積極的に集まる機会を作ることです。

家が狭くなったからと言って、家族が集まることに関しては全然影響はないようです。

問題は荷物を半分以下に減らさないといけないことでした。

大きすぎる家具はほとんど処分。

料理家の家に大量にあった調理器具は最小限に。

服も本も3分の1まで減らす。

ただし、これだけはという思い出のモノは大切に持っていったそうです。

暮らしを小さくすることで自分の中の「もっと、もっと」という欲望がそぎ落とされ、必要なモノだけに囲まれた生活の心地良さを実感されておられます。

圧力鍋とフライパンさえあればOK

食べる量が少なくなるシニア世代の食事には、圧力鍋と大小のフライパン、味噌汁を作る小さな鍋があれば十分と料理家に言われると説得力もありますね。

大は小を兼ねるという言葉はシニア世代には使えません。

その日に食べきれる量をぴったり作ることが大切です。

簡単に作れるお料理のレシピや写真も載っているので参考になります。

買い置きも不要で、醤油を切らしてしまったら醤油を使わない料理を作ればいいし、米がなければうどんやパスタにすればいいという柔軟さは大人だけの食卓は十分融通がきくということからです。

いつまでも、お腹が空いて待った無しの子どもがいる時とは違うと認識しないといけないのです。

食材や調味料も量やサイズに気をつけなければ、逆にもったいないことになります。

そのため、量が少ない分、こだわりの食材や調味料を楽しむこともできるのです。

お母さんとの同居生活

嘉子さんが、お母さんとの同居生活を始めるにあたり、気をつけていることは

・お母さんの人生を背負わない
・年寄り扱いせず、困っている時だけ手を貸す

という点だそうです。

2LDKの狭さで大人3人が暮らすというのは、旦那さまにもお母さんにも結構気を使うと思います。

旦那さまの趣味は釣りで、嘉子さんはランニングを始めたそうです。

お母さんも自分の楽しみの時間をもつようにされていて、それぞれがお互いを尊重して自立している感じですかね。

実際にはなかなか難しい場面もあるようです。

さいごに

今まで広い家で子どもたちとの生活を楽しんできた。

でも、これからは狭い家で親の面倒も見ながら小さい暮らしをしていく。

収入の減少や体の老化にしなやかに対応して、これからの人生を歩んでいく姿は、シニアの暮らしのモデルです。

家や暮らしが小さくなっても全然不便はなく、むしろ快適になるということが証明されていて嬉しくなってきます。

やっぱりこれからは少ないモノでミニマムに暮らすのがいいのですよ。

それが心豊かで幸せを感じられる生き方だとまた確信しました。

ミニマリストさんの本をまとめた記事です。こちらもぜひ覗いてみてください。

モノを捨てることで 「時間」「お金」「心」豊かな人生を手に入れるためのミニマリスト本 16冊

ブログランキングに参加しています。
下のお花を「ぽちっ」と押して、応援していただけると嬉しいです。

にほんブログ村 その他生活ブログへ

あわせて読みたい

広告

この記事を書いた人

さわこ

さわこ

スタジオSeriオーナーの目標は、「健康」と「ゆるいミニマリスト」

みんなが、心と身体をリフレッシュして、笑顔で元気になったらいいなと思って、いつもスタジオにお花を飾り、お掃除してます。「汚部屋脱出」のために、整理収納アドバイザー1級、生前整理アドバイザー1級、清掃マイスター1級を取得しました。いらないモノをすべて断捨離して、スッキリ暮らしたいです。ずっと頑張りすぎてきたから、これからの第2の人生は、楽しいことだけやっていきます!