『お金の真理』by与沢翼 かつての秒速1億円男の人生からお金と幸せについて学ぶ

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現在、ビジネス書ランキング1位 与沢翼さんの 『お金の真理」を読みました。

日本経済新聞の読書面に掲載されていたので、なんとなく読んでみたいなと思い、kindle版で購入しました。

1982年生まれということですから、まだ37歳。

株式、不動産、外貨、仮想通貨、社債、保険、信託などへの個人投資家として活動しています。

マレーシア・フィリピン・タイ・アラブ首長国連邦・日本の5カ国に計40戸の高級不動産も所有しています。

借り入れはなく、全て自己資金による現金買いで、純資産70億円だそうです。

早大在学中から2度の起業を経てメディアに登場し、「秒速1億円の男」として一躍脚光を浴びた人らしい。

ところが、私は長い間、公務員として黙々と働いており、お金を稼ぐことに興味がなかったので、全然名前も知りませんでした。

本を読んで、その経歴を知り、ド派手にお金を使いまくり、失脚して、すごい人生を歩んできているんだなぁとまるでドラマを見ているようで、ため息が出ました。

六本木ヒルズにはやっぱりこういう人がいたんだ・・・とまるで別世界のような感じです。

一晩で1000万円も使って飲んで騒いで、高級車に乗っていたのに一文無しになって、それでもまた大金持ちになっている人が、コロナで大きく揺れ動いている今、伝えていること・・・知っておく価値があると思います。

アフターコロナの著しい「格差」

コロナによって、凋落していくかつての英雄、新たに台頭してくる英雄、旧世代のヒーローと新しいヒーローが大きく交代する可能性があります。

今、何をすべきか。

今、行う意思決定が今後10年の結果を大きく左右します。

今をかろうじてしのげばいいという問題ではなく、今後の人生を大きく左右してしまう非常に重要な局面なのです。

新しい時代が始まる時、必ず一つ前の時代は終わりを迎えます。

終わりを迎える過程で死滅してしまう会社や個人、国も出てきます。

みんながそうだろうな・・・と思っていることを改めて書かれると、それが現実なんだよねと受けとめざるを得ません。

歴史がそれを証明しているし、与沢さん自身が過去に実際に経験してきたことなのです。

この本の中で与沢さんは「本音」を記したと言っています。

一度、すべてを失った与沢さんだからこそ、お金にも人にもシビアなのです。

これだけ派手に大きな失敗をして、今また成功している人ってなかなかいないのではないでしょうか。

「欲望の日々」から学んだお金の「魔力」

欲望には際限がなく、ブラックホールのように大きく増幅していくものと与沢さんは言います。

どこまで行っても満足する境地は訪れず、不要なのに必要なのだと自分で錯覚していってしまうようです。

実際、美容整形がエスカレートし、原形をとどめていない人などもいます。

幻の理想を求めて、脳が麻痺して錯乱している状態です。

昔の与沢さんはお金に執着していて、お金がなければ何もできないと感じる一方で、お金などいくらでも稼げるだろうと勘違いしていたと言います。

与沢さんは大学在学中からアパレル会社を設立して年商10億円の商売をしていました。

しかし、無理な事業拡大のため5年で倒産。

その翌月には、情報商材のビジネスで大金を得て、「秒速で1億円稼ぐ男」と呼ばれるようになります。

自己破産して自暴自棄になっていた時に大金が転がり込んできたことで過信して少額のお金をなめるようになったらしいのです。

当時の口癖が「小銭は捨てる」だったとか。

六本木で家賃月200万円の部屋に住み、高級車の新作が出るたびに乗り換え、高級時計にも数千万円。

ほぼ毎日夜の街に繰り出し、豪遊。

今、振り返ってみると、周りから「財布」にされている状態だった、周囲にとって「都合のいい存在」だったのだと思えるようです。

それだけ夜の六本木は、ありとあらゆる快楽と欲望、見栄の張り合いが渦巻いていて、良からぬ連中も近づいてきたという世界・・・本当にそういう世界があったのですね・・・。

情報商材ビジネスがうまくいかなくなって、法人税滞納で会社を解散せざるを得なくなり、手持ちの資産や物品すべて売り払ってギリギリ税金を納め、家賃15万円のワンルームマンションに引っ越した時、刑務所へ入れられた気分だったとか。

でも、そうやってすべて失って初めて、目が覚めたのです。

欲望に目がくらみ、最後までしがみつこうとして、傷を最悪まで悪化させてしまった、もっと早く目を覚ましていれば転落までは至らなかったと思うとのことです。

人間って、やっぱり失敗しないと気づかないんですよね。

尊大になっていないか、お金を雑に扱っていないか、少額のお金はいつまでも何度でも稼げると高をくくっていないか、そんな兆候はないか、与沢さんは自分の失敗を教訓として生かして欲しいって言っています。

本当のお金持ちは年収でなく「純資産」の多い人

年収1000万円あっても、住宅ローンを抱えていたり家賃が高い家に住んでいたり、子供の教育費にお金がかかったりしていたら、それら必要な支出を差し引いた後の「可処分所得」はそんなに多くないかもしれません。

「可処分所得」を多く残すことが「純資産」の土台になるのです。

お金の総量は変わらない

コロナで経済はもう終わりだという人が多いですが、どんな窮地の時でもお金の総量はたいして変わらないのです。

与沢さんたち投資家は、「お金はこれからどう動くか」と考えています。

コロナの影響をもろに受けて、業績が下降する会社と伸びる会社が出てきます。

そこをじっくり見極めるのです。

厳しいようですが、誰かのピンチは別の誰かのチャンスになるのです。

そこで重要なのは、「沈没する船を見極め、もしそれに自分が乗っていたことが判明したら、すぐにそこから下船する。逆に、これから繁栄していくであろう船を見つけたら、そこへ勇気を持って飛び乗ること」だということです。

与沢さんの予測

日本は相対的に優位に立ち、結果、生き残る!?

日本は、ダム経営の思想が貫徹しているので、利益剰余金を大切に積んでおく習慣を持っている。

ダム経営の思想とは、いざという時のためにお金を貯めておくということです。

衛生レベルやその習慣がもともと高いため、日本の被害は小さい!?

まだなんとも言えませんが、日本でオーバーシュートが起きる前に、治療薬やワクチンなど世界的な解決策が見つかる可能性があるのではないか。

在宅、巣ごもり関連のサービスに注目!?

家の中に投資する流れや家の中を充実させるサービスが隆盛を極めるのではないか。

この本が書かれたのは4月、与沢さんは海外にいて、日本の底力に注目しているのです。

コップから溢れた水だけをすする

お金持ちになるには、コップに水がいっぱいになっても「それを飲んだらおしまいだ」と考えて、いっぱいになった水がコップから溢れ出てきたら、そこで初めてその水をすすって飲むことができると考えると良いそうです。

溢れ出た利益を使うようにしていれば、元手資金としての純資産が減ることがないから安心です。

この利益の半分、あるいは4分の1だけを使うようにしていれば、「純金融資産1億円」の富裕層になれる可能性が高まるようです・・・。

日本は、富裕層の数がアメリカ、中国についで世界で3番目に多く、2017年のデータでは約118万世帯もあるそうです。

日本ってお金持ちの国なんですね。

純金融資産というのは、現金、預金、株、投資信託、生命保険などの金融資産の合計から負債を差し引いた金額です。

土地・建物などの不動産は含まないです。

さいごに

現在、与沢さんは、日本にいた時の人間関係のしがらみをほぼ全面的に排除して、ようやく自由になれたと感じているそうです。

そして、奥さんと3歳のお子さんと過ごすちょっとした瞬間に幸せを感じているというのです。

どんなピンチも自分の力で乗り越えて、そのピンチを糧にしてプラスに変えてきたと自信を持っています。

成功と失敗は紙一重。

最後の最後で成功に持っていけるかどうかは、一貫して自分を信じ抜く強い心があるかどうか。

失敗から立ち直った人は強いですね。

そして、人生の途中での失敗は必ずしも失敗ではないのですよね。

この本、読んで良かったです。

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この記事を書いた人

さわこ

金沢大学 日本史専攻 卒業。お城の中にあるキャンパスで加賀藩について学び、金沢をこよなく愛する。

スタジオSeriオーナーの目標は、「健康」と「ゆるいミニマリスト」

みんなが、心と身体をリフレッシュして、笑顔で元気になったらいいなと思って、いつもスタジオにお花を飾り、お掃除してます。「汚部屋脱出」のために、整理収納アドバイザー1級、生前整理アドバイザー1級、清掃マイスター1級を取得しました。いらないモノをすべて断捨離して、スッキリ暮らしたいです。ずっと頑張りすぎてきたから、これからの第2の人生は、楽しいことだけやっていきます!