経営コンサルタント市川清太郎さんの『朝8時までの習慣で人生は9割変わる』を読みました。
現役のサラリーマンなのに、副業で複数の事業を立ち上げ、国内外で11社の会社を経営して「次世代型」サラリーマンと呼ばれています。
4歳の時にお父さんを亡くされているので、「人生には限りがある」と強く感じ「時間の有効活用」を徹底的にこだわるようになったそうです。
朝4時起きで8時までの時間を使っての副業の成果から、「サラリーマンやOLであっても、もっと自由に人生を生きられるはずだ」「早起きすれば、時間とお金の自由は必ず作れる」という信念があります。
その「自己啓発セミナー」や「副業投資セミナー」が大好評なのだそうです。
私自身は、サラリーマン・OLではないですが、副業はこれからの時代に多くの人にとって欠かせないものになると思っています。
特に不動産投資に関して言えば、非常に有効なものと実感しています。
太陽光発電についても書かれていて、私も某建設メーカーの営業さんから勧められたことがあるので真剣に読みました。
いきなり副業と言われるとハードルが高いかもしれませんが、退職後の長い年金生活を考えると退職金をどう生かすかなどいろいろ考えてみる参考になると思います。
時間をムダに使う人は、運もムダにする
駅まで走って行ったのに、目の前で電車のドアが閉まって乗れなかった・・・。
「あと1分早く家を出ていれば」「前の晩に準備しておけば」
こんな「間に合わない」ことをたびたびやってきた私です。
大切な時間のロスであり、これが「運気を下げる」ことに繋がっていたようです。
麻雀の世界で20年間負け知らずの桜井章一さんという方が、人間の運を決めるのは「変化に間に合うかどうか」だと言われているとのこと。
すべてのものは絶え間なく変化しているけれども、それにリズムを合わせることができれば、自然に運命は変わると。
まるで、コロナの大打撃を受けた現在に対して言っているかのようです。
変化に間に合わない人は、「間」が抜けているので「間抜け」で運気を落とす結果になります。
変化に気づく感性を持ち、自分の身を常に「間の中」に入れておくことが大切なのです。
あと一歩で電車に乗り遅れるような時間に追われる生活をしていては、自分を「間の中」に入れておくことができず、結果的に電車を逃し、運も逃すのです。
早起きは運気を上昇させるきっかけになり、逆に朝寝坊は運気を落とすのです。
早起きして段取り良くことを運んでいけば、うまくいくのに、私は今までいつも時間に追われ、焦ってミスしたり迷惑かけたりしてばかりいました。
やっぱり早起きするしかない!そう強く思います。
収入を10倍にできる人とできない人の違い
朝の時間を活用して「自分のビジネスを立ち上げる」=「収入を2倍、3倍に増やす」ことを目指したい人も多いと思います。
これからの時代は、会社に依存せず、複数の収入源を持つことが大切です。
そして、まず、お金の増やし方を知ることが必要不可欠です。
ベストセラー『金持ち父さん貧乏父さん』に書かれていたように、
金持ちは資産を手に入れる。
中流以下の人たちは負債を手に入れ、資産だと思い込む。資産は私のポケットにお金を入れてくれる。
負債は私のポケットからお金を取っていく。
資産とは、「お金を生み出すもの」なんですよね。
持ち家などは、見せかけの資産であってローンが残っている場合などは負債そのものです。
お金を生み出す「本物の資産」とは、「株」「債券」といった金融資産や「投資用不動産」「太陽光発電所」といった実物資産です。
市川さんは、時間が限られているサラリーマンにオススメなのは「投資用不動産」「太陽光発電所」で、これらは「ほったらかし」でもお金を生み出してくれるからと言います。
すぐやる人になるための技術
忙しい毎日の中で副業もということになると、仕事に対する優先順位のつけ方が重要です。
市川さんは、「面倒くさいな・・」「いやだな・・」と思う仕事ほど、先に片づけるようにしているそうです。
理由は2つ。
まず、後回しにするとストレスが溜まるから。
もう一つは、「面倒くさいな・・」「いやだな・・」と思う仕事ほど、重要度が高く、大変な仕事だからだそうです。
映画監督の宮崎駿さんでさえ、「大事なものは、たいてい面倒くさい」と言っておられたとか。
だから、「面倒くさいな・・」「いやだな・・」と思う仕事を優先的にやらないといけないのですね。
そこで、そういう否定的な気持ちをどうやって克服するかです。
市川さんは、「面倒くさいな・・」「いやだな・・」と思う時ほど、まずは手を動かしてみましょうと言っています。
手を動かせば、やる気はあとからついてくるはず。
それが、仕事を先延ばしせず、「すぐやる人」になるための秘訣ということでした。
大変と思っていることでも、実際やってみたら15分でできたなんてこともありますから、確かにその通りと思えます。
やりたいことが大変そうでできない人は、実際にやってみて時間を計ってみたらいいです
さいごに
市川さんのお父さんが亡くなったのは30歳なんですよ。
私の半分です。
市川さんは、お父さんの年齢を超えた時、「お父さんはもっと生きて、いろいろなことをやりたかっただろうな」と思ったそうです。
だから、生きているうちに、できる限りやりたいことをやる。そうしなければ、生きている意味がない。
そこまで思って、お父さんの分まで2倍の人生を歩んでいるのかもしれません。
私も病気で亡くなった教え子がいます。
生きている以上、何かにチャレンジしないともったいない。
「やらない言い訳」を考えるのはやめて、「今、何ができるか」に目を向けていきたいですね。
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