心のなかの幸福のバケツ トム・ラス、ドナルド・O・クリフトン 言動ひとつで相手も自分も幸せになる

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仕事と人生がうまくいくポジティブ心理学の本『心のなかの幸福のバケツ』を読みました。

バケツとひしゃくの理論がとてもわかりやすく、スッと腑に落ちました。

ネガティブ思考の私も、これからはできるだけポジティブになろうと思います。

バケツとひしゃくの理論

人は誰でも心にバケツを持っています。

他人に何かを言われたり、されたりするたびに、このバケツの水は増えたり減ったりします。

バケツの水がいっぱいの時は気分がいい。

でも、バケツが空になった時は、気分が最悪。

 

バケツの他に、ひしゃくも持っています。

ひしゃくを使って誰かのバケツに水を注げば-相手が明るくなるようなことを言ったり、したりすれば、自分のバケツにも水がたまります。

逆に、ひしゃくで相手の水を汲みだせば-相手を傷つけるようなことを言ったり、したりすれば、自分のバケツの水も減ります。

 

会社の面談で直属の上司から「改善点」ばかり指摘されて落ち込み、仕事を辞めたいと思っていたところに、廊下で幹部職員から通りすがりに名前を呼ばれて業績を褒められて嬉しくなったという例が書かれていました。

誰でも悪いことばっかり言われたら嫌になります。

たとえそんな状態でも、尊敬する人に認められたら、さっき空っぽになった自分の心のバケツが一気に水が溢れるくらいになることも十分あると思います。

ネガティブな感情は、人の命さえ奪う

朝鮮戦争後、北朝鮮の捕虜となったアメリカ兵の調査によると、北朝鮮の収容所では肉体的な拷問は少なかったのに死亡率が38%にも達し、アメリカ陸軍史上もっとも高い数値を記録したそうです。

これは、「マラズマス」(あきらめ病)と呼ばれる精神的な病気によるものが原因でした。

「抵抗するのをやめ、なすがままになること」

それにより医学的にどこも悪くなくても捕虜が次々と死んでいった、というのです。

北朝鮮の看守が使った究極の心理作戦とは

1 密告させる
2 自己批判させる
3 上官や祖国に対する忠誠心を打ち砕く
4 心の支えになるものをことごとく奪う

というものでした。

タバコなどの見返りを与えて、密告を奨励し、捕虜同士の信頼関係を壊し、疑心暗鬼になるようにしていったのです。

お互いのバケツから毎日、水を汲みだすように仕向ければ、捕虜たちが傷つけ合うことを知っての作戦です。

仲間を分断し、悪意を持ってバケツから水を汲みだすのが第4の作戦で、心の支えになるものをことごとく奪い、気落ちするものを大量に与えます。

家族からの激励の手紙は一切見せず、親や兄弟が亡くなったとか、夫の復員を諦めて妻が再婚するといった悪い内容の手紙は、すぐに手渡すというのです。

捕虜たちは生きる目的を失い、自分も愛する人も神も祖国も何も信じられなくなりました。

北朝鮮はアメリカ人捕虜を「精神的にも肉体的にも、想像を絶する孤立状態」に陥れたのだと調査報告がなされています。

日本人の拉致問題から考えても、十分ありうるやり方だと思えてゾッとしますよね。

ドナルド・O・クリフトン氏は、このような捕虜の死を無駄にしてはいけないと思い、「失望というネガティブな感情を絶えず煽られることによって、人が壊れてしまうのなら、逆にポジティブな感情を呼び起こせば明るく前向きになれるのではないか」と考えたのです。

ボジティブとネガティブの魔法の黄金比率

夫婦研究の調査によれば、ポジティブな言動とネガティブな言動には、5対1という「魔法の比率」があるそうです。

夫婦の間で、15分間会話を録画し、ネガティブな言動1回に対し、ポジティブな言動が5回あれば、結婚生活が長続きする可能性が高いらしいです。

これが1対1に近づくと離婚に至るそうです・・・。

ちゃんと追跡調査が行われていて、離婚すると予想した夫婦の94%が実際に離婚していたというのですから、15分の会話からでもすごいですね。

夫婦だけでなく、職場の人間関係でも同じことが言えるようです。

ネガティブな言動1回に対し、ポジティブな言動が3回以上見られるグループは生産性が高いそうです。

ただ、ポジティブの比率が高ければ良いというものでもなく「上限」があって、ポジティブの比率が13倍を越えると生産性は低下するらしい。

あくまで地に足がついたポジティブが大切ということですね。

水が溢れたバケツ

この本は、ドナルド・O・クリフトン氏が晩年、末期ガンに侵され、最後の力を振り絞って、孫のトム・ラス氏に協力してもらって書き上げたものです。

そのトム・ラス氏も17歳で片目が失明して、全身に腫瘍ができやすい難病にかかっています。

でも、子どもの頃から、ずっと心のバケツの水が溢れるくらい満たされて育ってきたから、困難な状況になっていてもポジティブに生きることができていると言います。

家族が「悪いことばかり考えて嘆いても仕方ない。何ができるか、考えよう。」と励ましてくれているので、自分でも「右目は見えないけど左目は見える、腫瘍ができるだろうけど病気と闘って健康を維持しよう」と前向きです。

そして、こんな考え方ができるのは、ずっと家族や友達が来る日も来る日も僕のバケツに水を注ぎ込んでくれたからと言っています。

ポジティブになるための5ヶ条

1 バケツの水を汲みだすのをやめる

2 人の良いところに注目する

3 親友を作る

4 思いがけない贈り物をする

5 相手の身になる

さいごに

私は、娘たちのバケツに水を注ぐことができていたのだろうかと思うと後悔がいっぱいです。

ネガティブな面を注意してばっかりだった気がします。

そしてまた自分自身のバケツはどうだったのかと言うと、それもまたよく空っぽになっていた気がします。

自分で満たすということよりも、自分がひしゃくで他人のバケツに水を注ぐことで自分のバケツの水が増えていくのだという考え方がとっても素晴らしいと感じられます。

娘のバケツも母のバケツも、そして自分自身のバケツもみんな水がいっぱいになって、もっと他の人のバケツにも溢れるくらい水を注ぐことができたら幸せです。

この本は、カバーの裏側に14桁のID番号が記載されていて(番号は1冊ごとに異なります)、この番号で無料で「ストレングス・ファインダー」のテストが受けられるとしずかみちこさんからの情報で知りました。

私は、Gallup認定ストレングスコーチ(ストレングスファインダー・クリフトンストレングス専門家)/ビリーフリセットアドバイザーのしずかみちこさんのワークショップに参加したり、個別セッションを受けたことがあります。

【ストレングス・ファインダー】自分だけの特長的な資質を調べてみて驚いた。

【ストレングスファインダー】自分の『強み』は、うまく使って初めて『強み』となることを知る。

今回、私はこの本をストレングス・ファインダーの本というより、ポジティブ心理学の本として読みました。

今、コロナの影響でどうしてもネガティブな感情が溢れてきてしまいますよね。

ネガティブ1回に対してポジティブ5回を目指して、前向きに頑張っていきましょう!

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この記事を書いた人

さわこ

さわこ

スタジオSeriオーナーの目標は、「健康」と「ゆるいミニマリスト」

みんなが、心と身体をリフレッシュして、笑顔で元気になったらいいなと思って、いつもスタジオにお花を飾り、お掃除してます。「汚部屋脱出」のために、整理収納アドバイザー1級、生前整理アドバイザー1級、清掃マイスター1級を取得しました。いらないモノをすべて断捨離して、スッキリ暮らしたいです。ずっと頑張りすぎてきたから、これからの第2の人生は、楽しいことだけやっていきます!