捨てる贅沢 モノを減らすと心が豊かになるbyフランス・シンプル生活のカリスマ ドミニック・ローホー

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フランス・シンプル生活のカリスマと言われるドミニック・ローホーさんの『捨てる贅沢』を読みました。

著者のドミニック・ローホーさんは、フランス生まれフランス育ちではありますが、日本にも30年以上在住されたことがあります。

その間、禅寺に6週間籠り、曹洞禅を学んだ経験も。

「シンプルに生きる」ことをヨーロッパ各国に広めた方です。

タイトルの『捨てる贅沢』という言葉に興味を持ちました。

捨てることで贅沢とも思えるほどの豊かさを手に入れることができるという発想が禅の世界観だと思ったからです。

実際、高級なお店ほど、何も置かない空間を大切にしていると思います。

掃除が行き届いた禅寺の厳かな雰囲気は心を落ち着かせますよね。

そういう日本人的な思いがヨーロッパの人たちにも受け入れられているというのはなんだか嬉しいです。

フランス人から見た古き日本の良いところを紹介します。

昔は誰もが「ミニマリスト」

著者はまず、モノを持ちすぎることが異常、不自然、さらに心身のバランスを崩しかねないほど危険と認識することが必要と警告しています。

50年ほど前の時代、庶民は皆、少ない持ち物で簡素な生活をしていました。

農家の作物で料理をし、服は自分で縫い、仕事道具は自ら調達し、鍋や食器類は村の市場で購入していた時代でした。

そう言われてみると確かに私の子どもの頃は、野菜は自分の家の畑で収穫し、魚屋さんや豆腐屋さんが売りに来るものを買って食べていました。

洋服も近所の人が作ってくれたし、祖母はよく縫い物をしていました。

小さい時、買ってもらったお人形を大きくなるまでずっと大切に持っていた記憶もあります。

貧しかったわけではないけど、本当に質素な暮らしでした。

友達もみんな同じ程度だったので、特別自分の家にモノがないとは思っていませんでした。

そして、そんなに困ってもいませんでした。

確かに、昔はみんな「ミニマリスト」でしたね。

私たちはなぜこれほどモノを多く持つようになったのか?

今の若い人たちは生まれた時からモノが溢れていたからピンとこないかもしれません。

でも、私のように子どもの頃、モノが少なかったのにだんだん増えていった時代そのものを経験してきた者としては、歴史を感じますね。

高度経済成長でモノが大量生産され、商品が低価格化されていくと、どんなモノでも簡単に手に入るようになりました。

便利な生活は後戻りできません。

どんどんモノが私たちの生活の中に入り込んできたのです。

ところが元々人間は捨てるのが嫌いなため、すでにゴミになっていてもまだ持ち続けてしまうようです。

書類が山積みになったデスク、様々な器具や道具でいっぱいになっているキッチンスペース、着もしない服ではち切れそうなクローゼット等、大量のモノが騒々しいメッセージを発信しています。

著者は、それが私たちの集中力を低下させ、落ち着きを失わせているという警告を発します。

禅寺での修行を考えれば、モノが溢れる場所で生活することは、心の静寂も何もあったものじゃないですよね。

確かに、ゴミ屋敷のような部屋で1日中テレビを見たりゲームをしていたら、どうなってしまうのだろうかと考えると怖いです。

健全な家は「呼吸」する家

そもそも家の役割はそこに住む人を健康に保つことです。

慢性的な疲労、無気力、ぐずぐずと物事を引き延ばす癖、睡眠障害、鬱、マイナス思考、問題行動、アルコール依存症、買い物依存症、衝動買い、その他多くのストレスからくる病気にかかる原因も家にあると言えるようです。

食べ物の質、飲み水の成分以上に、すっきりと片づけられた清潔な住空間が心の安定と気分に重要だと気づいていない人が多いのです。

著者は、家のローン・車のローン、様々なモノを購入するためのクレジット払いに対して、「所有する」ことの意味も問いかけています。

持っている金額を超えて買い物をすることの危険性から、モノを減らしてその分自由にのんきに過ごした方が幸せなのではないでしょうかということです。

このことについては賛否両論があるでしょう。

お金が貯まってから買うと言っていたら、一生買えない。

「今」を大切にしたいというのも一理あります。

ただ、あれもこれもではなく、本当に必要なモノだけにする決断も大事だと思います。

さいごに

著者は、持ち物は「家賃が高くつく同居人」と捉え、捨てるだけで家は広くなると言います。

贅沢な空間を作るには、まず生活をシンプルにすることですね。

安売り量販店ではなく、高級なお店のように部屋を贅沢空間にすると気持ち良く暮らせそうです。

今あるモノを捨てるだけでリッチになれるのだから、やってみると良いと思います。

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この記事を書いた人

さわこ

さわこ

スタジオSeriオーナーの目標は、「健康」と「ゆるいミニマリスト」

みんなが、心と身体をリフレッシュして、笑顔で元気になったらいいなと思って、いつもスタジオにお花を飾り、お掃除してます。「汚部屋脱出」のために、整理収納アドバイザー1級、生前整理アドバイザー1級、清掃マイスター1級を取得しました。いらないモノをすべて断捨離して、スッキリ暮らしたいです。ずっと頑張りすぎてきたから、これからの第2の人生は、楽しいことだけやっていきます!