『THE デブ脳』byダイエット外来医師 工藤孝文 甘いものが食べてしまうのは、意志が弱いせいではなく脳内物質セロトニン不足が原因(エイ出版社)

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THE デブ脳』なんて強烈なタイトルの本を読んでみました。

著者の工藤孝文さんは、ダイエット外来・糖尿病内科医です。

日頃から、なかなか言うことをきかない患者さんの相手をしているからか、いかに相手をその気にさせるかの心配りができています。

これくらいなら我慢できるかなと思わせてくれるのがポイントです。

なにしろチョコレート依存症から脱出したばかりで、いつまた中毒が復活してしまうか、心配な私です。

覚せい剤は大問題ですが、そこまでいかなくても、お酒やパチンコ・ゲームにハマって人生の時間を無駄に過ごしてしまう人もたくさんいます。

私は、人ごとのように思って批判的だったのに、父が倒れて相続のストレスがふりかかったとき、課金してまでゲームし続けてしまったり、甘いものを見ると食べなくてはならなくなったりしてしまいました。

そして、「自己嫌悪」です。

ダイエットはもちろん、何事も挫折する一番の原因は「自己嫌悪」なんでしょうね。

自分はなんて意志が弱い人間なんだ・・・と思ってしまうのです。

でも、意志ではないそうです。

痩せない原因、うまくいかない原因は「脳」にあるのです。

どういうことか、私が特に印象に残った事柄で紹介します。

痩せられないのは、脳内物質のせい

甘いものが食べたくなるとき、私たちの脳内では、幸福ホルモンであるセロトニンが分泌されにくくなっているそうです。

それで、甘いものに手を出してしまうのですね。

なぜなら、甘いものを食べるとセロトニンを増やすことができるからなのです。

甘いものによって上がった血糖値を下げようとして、数種類のアミノ酸が使われると残ったトリプトファン(セロトニンのもと)の比率が増えます。それが脳に運ばれるため、セロトニンが増えるという仕組みだそうです。

甘いものを食べて幸せな気持ちになるのは、そういうことだったのですね。

要は、セロトニンが分泌されると幸せになるのです。

ここで大きな問題なのは、痩せたいと思っているのに甘いものを食べたくなる現実です。

この原因は、脳内のセロトニン不足なのでした。

この脳の状態を、工藤センセは”デブ脳”と名付けたのでした。

つまり、”デブ脳”は、デブになるとかならないとか考えることではなく、脳がセロトニン不足に陥っているかどうかの問題ということになります。

セロトニン以外にもダイエットに関係する脳内物質がある

セロトニン以外にもダイエットに関係する脳内物質は数多く存在するようです。

コルチゾール

コルチゾールは、「ストレスホルモン」と呼ばれます。

ストレスホルモンと言うとストレスの原因みたいに聞こえますが、そうではなくて、ストレスから体を守るバリアの働きをする大事なホルモンです。

ところが、ストレスが強すぎるとコルチゾールが過剰に分泌されてしまいます。そして、集中力がなくなったり、甘いもの・脂っこいものを食べすぎるなどの悪影響が出ます。

なかなか寝つけなくなり、睡眠時間が減って痩せにくくなるのもコルチゾール過剰が及ぼす悪影響の一つです。

レプチン

レプチンは、脂肪細胞から分泌されるホルモンで「満腹ホルモン」「食欲抑制ホルモン」と呼ばれています。

お腹がいっぱいになると脳に「もう満腹だから、これ以上食べなくていいよ」とサインを送る、過食防止に欠かせない物質です。

ところが、これも強いストレスにさらされると、分泌量が減ってしまいます。

するとお腹がいっぱいなのに、それを感じることができず、食べたい気持ちが抑えられなくなってしまうのです。

「ドカ食い」「ヤケ食い」は、実はストレスによってレプチンの分泌が減っていたからだったのですよ。

じゃあ、どうすればセロトニン(幸福ホルモン)が分泌されるの?

セロトニンが分泌されていれば、甘いものに手を出さなくていいのなら、じゃあ、どうすればセロトニンが分泌されるのかってところですよね。

ガムを噛む

セロトニンを増やすには”リズム運動”をすればいいそうです。

毎日ダンスをするなど良いとのことですが、なかなかできない場合、ガムを噛めばいいそうです。

あごを同じリズムで動かすガムの咀嚼は、れっきとしたリズム運動と言えるのです。

自分が痩せない原因を知る

本の中にチェックリストがあり、それに基づいて、自分がデブ行動をとるとき、脳内でどのようなことが起こっているか、そしてそれを回避する方法が書かれています。

これは、人によって違うので、私の場合を説明します。

私の”デブ行動”

私が太る原因は、間食です。

なぜ間食してしまうのか?

工藤センセのところの患者さんで、間食をしがちな人は、その理由を「口さびしいから」と答えることがあるそうです。その通りであります。

これは、セロトニン不足からくる不安が根底にあるからなんだそうです。

幸せを感じる脳内ホルモンのセロトニン分泌量が減少すると「寂しい」「不安」という感情が出てくる・・・確かにその通り。

もともと体内のセロトニンのうち、脳で働くのは2%だけなので、分泌量が減るとすぐ精神面に影響が出てしまうのです。

寂しさや不安を感じると手っ取り早くセロトニンを増やそうとして何かを食べてしまうのです。

間食をしないためのメソッド

間食をしないためのメソッドとして3つ書かれていました。

好きな俳優の感動作を観て涙を流す

涙を流すと交感神経から副交感神経に切り替わり、セロトニンを分泌する神経が活性化されてセロトニンの分泌量が増えるんだそうです。

ドラマを観て感動して泣くとセロトニンが増えて幸福になり、間食しなくなる!

今日やるべきことリストを毎日作る

つい間食してしまう原因の一つに、やることがなくて退屈していることも挙げられるそうです。確かにその通り。

そこを工藤センセは、「しかし、本当にやることはないのか」「実は、やることがあるのに後回しにしているだけではないのか」と突っ込んできます。スルドイ。

具体的に、カーテンを洗う・窓を拭くなどが挙げられていて、反論の余地がありません。

人は気が進まないことほど、記憶から消し去ってしまうので「やることがないな」と思ってしまうそうです。イタイところをズバリ指摘された。

TO DO リストを作って、やり終えたら二重線で消す。

この「消す」という作業が大切で、このとき達成感から脳内でドーパミンが分泌され快感をもたらしてくれます。

快楽を間食に求めず、他の快楽で満たせば良いのです。

間食を楽しむ

さすが、難儀な患者を相手にしているプロの工藤センセ、「ストレス発散法として、間食を堪能できるのなら構いませんよ」と言ってくれます。

「間食しているからダメなんだ」と自分を責めたら、その強いストレスがかかり、それから身を守るためにコルチゾールが大量に分泌されてしまいます。

コルチゾールが分泌されすぎるとイライラするので、それを抑えるために脳はセロトニンを求めて甘いものを欲しがるという悪循環に。

だから、ストレス発散になる間食であれば良しとしましょうと言ってくださいます。

ここだけ何度も確認しました。

週1回と決めて、その日をワクワクして待つのは幸せホルモンが出て、さらに効果的ですって書いてありました〜。うれしい。

さいごに

患者というものは、お医者さまが言うことのうち、自分に都合の良い部分しか聞かないものであります。

なにしろ食べたいのですから、食べてはいけないと思うだけでストレスです。

楽しいことをして幸せだったら、甘いものに手を出さなくて済むということです。

毎日甘いものを食べて自己嫌悪に陥るのでなく、週1回ワクワクして甘いものを食べに行くのはすごく楽しみです。

”デブ脳”と言われ、ショックですが、幸せホルモンのセロトニンと仲良くできれば、きっと未来は明るい。

軽く読めるのに、すぐ効果が出そうなダイエット本。

意志が弱い方に特にオススメです。

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この記事を書いた人

さわこ

さわこ

スタジオSeriオーナーの目標は、「健康」と「ゆるいミニマリスト」

みんなが、心と身体をリフレッシュして、笑顔で元気になったらいいなと思って、いつもスタジオにお花を飾り、お掃除してます。「汚部屋脱出」のために、整理収納アドバイザー1級、生前整理アドバイザー1級、清掃マイスター1級を取得しました。いらないモノをすべて断捨離して、スッキリ暮らしたいです。ずっと頑張りすぎてきたから、これからの第2の人生は、楽しいことだけやっていきます!