『ゴミ清掃員の日常』by滝沢秀一 ゴミの出し方から人間性が見えてしまうよ

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『ゴミ清掃員の日常』を書いた、マシンガンズというお笑いコンビの滝沢秀一さんは、芸歴21年のお笑い芸人ですが、お笑いだけでは食べていけず、ゴミ清掃員の方が本業になっています。

その収入のおかげで、お笑いを続けられるという状況。

奥さんが素人ながら漫画を描いて、ゴミ清掃員の何気ない日常とその中で見つけたゴミの知識を紹介している本です。

私もゴミ分別にとても興味があり、面白いなぁと思いながら読みました。

現在、焼却技術がアップしているから可燃ゴミOKが増えた

かつては不燃物とされていた、一見燃えなさそうに見えるモノたちも、現在はかなり可燃ゴミとして捨てることが可能になっています。

それは、焼却技術がアップしているためです。

低温で焼却していた頃は、プラスティックなどは有害な物質を出していました。

現在は、高温で焼却できるようになり、その問題が解消されました。

でも、保冷剤がOKだから間違えてカイロも可燃ゴミに入れる人がいます。

カイロの中身は鉄なので不燃物です。

※一部地域によっては可燃ゴミのところもあるそうです。

焼却炉の中に不燃ゴミが溜まると火を止めて、手作業で不燃物を掻き出す清掃工場もあるそうです。

そして、その作業を終えてもう一度火をつけるのに200万〜300万円かかるとか。

これらは税金で賄われるというから、困りますよね。

可燃ゴミの袋にこっそり不燃物を隠して入れていたら、結局、大変なことになるのです。

そこまで考えてなかったなぁ。

ゴミ清掃員が困るゴミ袋

たくさんあるゴミ袋のなかで、ゴミ清掃員を困らせているのが、口を縛らないで出してあるゴミ袋と薄くて破れやすいゴミ袋です。

いずれもゴミが道路に巻き散らかり、拾い集めて掃除しなければなりません。

小さいゴミ袋がいっぱいあるのも、何度も屈まなければならず大変なんだそうです。

小さいゴミ袋を結んで繋いでくれてあったりすると、ゴミ清掃員さんたちは「神ゴミ」と呼んで喜んでいるそうです。

ゴミ出しに周期がある

全体的に、ゴミがめちゃくちゃ多い日と逆に少ない日があるそうです。

基本的に給料日のあと、多くなるので、ゴミは生活の縮図のように思えるとか。

ギニア出身清掃員

ギニア出身清掃員と一緒に働くといろいろ気づかされることもあるそうです。

粗大ゴミの中に新品のモノがあると「モッタイナイ」「モッタイナイ」と言います。

古くなった靴を手に取り、自分がギニアにいた時はいつも靴に穴が空いていたから、捨ててある靴はまだ2年は履けると言うのです。

気持ちはわかるけど、持って帰ってはダメ。

ギニアは教育が不十分なので、「やり方」がわからないのですが、日本人が来て水道を引いて学校を建ててくれて、「やり方」を教えてくれるのが嬉しいそうです。

「やり方」がわかればみんな一生懸命働くと。

ゴミ清掃員は年齢も国籍も問わないので、さまざまな国の人が働いています。

貧しい国の人たちは本当によく働くのだそうです。

治安が悪い地域はゴミ集積所も汚い

6年間ゴミ清掃員の仕事を続けてくると、感覚的にいろいろなことがわかるようです。

ゴミ集積所が汚いということは、管理が行き届いていない地域です。

互いが互いにあまり興味がなく、やりたい放題する者が現れます。

それでも居心地が悪いと感じない人たちが集まり、ゴミだけでなく他のルールも守らない人が多いということです。

引っ越しを考える時、ゴミ集積所を見るとどういう地域なのか、わかるということ。

「あくまでもバロメーターね!」と書いてあるけど、その通りだろうと思いますよね。

引っ越しの際のゴミ出しルール

一応ゴミ清掃の規定で、1回に出せるゴミの量は3袋まで(地域によって4袋)という決まりがあるそうです。

大量に排出する場合は、清掃事務局に電話して有料シールを貼って回収してもらわなければならないというのですが、誰もそんな決まり守っていませんよね。

ゴミ清掃員も、(証拠もないから)ある程度は目をつぶります。

でも、困るのは、可燃も不燃も缶も瓶もまとめて一袋に入れている時です。

引っ越しギリギリまでゴミが出るのはわかるけど、「居なくなっちゃえば関係ねえ精神」が見え隠れすると悲しくなるのです。

結局、ゴミ清掃員が分別するのです。

特にひどいのが3〜4月の引っ越しシーズンで、多いときはそんなのが十数件あるので骨が折れると言います。

読んでいてかわいそうになってきます。

特に悪質なのが、タオルに包まれたスプレー缶・・・。

タオルにくるんで出せば可燃ゴミで出してもわからないだろうという悪意に満ちた悪魔のゴミ・・・。

もし、これがゴミ収集車の回転板に挟まれると破裂したり、ガスが充満して引火したりすることもあります。

特に冬は静電気でも引火の可能性があり、清掃車が燃える事故が起きることもあります。

そんなつもりとないのはわかるけど、清掃員の立場から見ると「殺人未遂」にさえ思えてしまうと言われると本当に怖いなぁとビビります。

引っ越しが決まったら、ぜひ計画的に分別してゴミを出しましょうね。

ペットボトル分別勘違い

ペットボトルはきちんと分別すると大切な資源になります。

ところが、いろいろ勘違いがあるようです。

ペットボトルのところに間違って入っているとんでもないモノとして

洗剤容器・卵パック・コンビニアイスコーヒー容器・コンビニ弁当容器、さらに水筒??

飲み物仲間と勘違いしてるのでしょうか???

さいごに

なぜこの本が出版されたかと言うと、滝沢さんがゴミ清掃のことをツイッターで呟いていたら、事務所の先輩 有吉弘行がリツイートして拡散してくれて人気が出たからのようです。

有吉、優しいね。

とにかく、売れないお笑い芸人は、ゴミ清掃員という日常を楽しんで生きていこうと頑張っている本でした。

私は今まで「ゴミ清掃員」の人の気持ちまで考えたことがありませんでした。

燃えないものを新聞紙でくるんで捨てたこともあります。

今度から、自分の捨てるモノにも責任を持とうと思いました。

そして、ゴミ清掃員の方の安全もちゃんと考えていかなければと思っています。

皆さんも少し意識してみてくださいね。

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この記事を書いた人

さわこ

さわこ

スタジオSeriオーナーの目標は、「健康」と「ゆるいミニマリスト」

みんなが、心と身体をリフレッシュして、笑顔で元気になったらいいなと思って、いつもスタジオにお花を飾り、お掃除してます。「汚部屋脱出」のために、整理収納アドバイザー1級、生前整理アドバイザー1級、清掃マイスター1級を取得しました。いらないモノをすべて断捨離して、スッキリ暮らしたいです。ずっと頑張りすぎてきたから、これからの第2の人生は、楽しいことだけやっていきます!