2018年に一番売れた本『漫画 君たちはどう生きるか』ちっぽけな存在の自分だって振動して周りに影響を与えている

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2018年に一番売れた本『漫画 君たちはどう生きるか』を読みました。

漫画の部分と文章の部分が半々くらいの本で読みやすいです。

漫画で主人公のコペル君の考えていることや行動が手に取るようにわかり、文章は、叔父さんからの手紙の形で、亡くなったコペル君のお父さんがコペル君にどんな人になってもらいたかったかを伝えています。

一番感動したこと

私がこの本を読んで一番感動したのは、人間は分子であり、互いに影響を与え合って世の中を作っているという考え方です。

この本が書かれた80年前は、まだ最小の単位が分子だったのでしょう。

今は、人間は素粒子でできていると言われていますよね。

宇宙が地球を中心に回っていないように
世の中が誰か一人の人間を中心に回っているわけじゃない


太陽みたいにたったひとつの大きな存在が世の中を回しているのではなくて


誰かのためっていう小さな意志が
ひとつひとつつながって
僕たちの生きる世界は動いている

小さな存在がお互いに影響し合って、全体が動いている。

誰かが動かしているのではなく、一人一人が小さく動いていることで、全体が動いている。

だから、世界を動かしているのは、小さな一人一人なんですよね。

読んでいて、それを自覚した時、一人一人って本当にかけがえのない存在なんだと思えました。

1937年の東京が舞台で、そこでのコペル君と叔父さんの会話は、ほんの少し現代と合わない部分もあるけれど、それ以上に普遍的な部分で大切なことはいつの時代も同じです。

人として、どう生きるべきかを自分で考えて選択するようにというこの本は決して押し付けがましいところはなく、それでいて、正しい生き方をしていかないといけないという思いが自然と出てきます。

コペルニクスのコペル君

コペル君というのは、叔父さんがつけたニックネームです。

叔父さんは、コペル君が銀座のデパートの屋上で、広い世の中の一分子として自分を感じたことを「発見」と捉えたのでした。

コペルニクスが地動説を唱えるまで、昔の人はみんな太陽や星が地球の周りを回っていると、目で見たまま信じていたのですよね。

でも、コペルニクスはそれではどうにも説明がつかない天文学上の事実に出会って、地動説を考えました。

宇宙の大きな真理を知るためには、地球中心、自分中心の考え方を捨てる必要があったのです。

コペル君が銀座のデパートの屋上で、自分を広い世の中の一分子だと気づいたことは、天動説から地動説に変わったくらいの大きな変化だったという意味がありました。

友達の家の貧しさを知るコペル君

時代背景もあり、日本がまだまだ貧しかった時代。

家庭の事情で学校へ来ることができない友達。

そこで休んで家業を手伝っている友達を「貧しい」ではなく、立派だと思ったコペル君。

人が生きていけるのは、別の人が働いて生産してくれているおかげであることを知ることで、一人で生きているのではないと実感します。

先輩にいじめられる友達を助けられなかったコペル君

先輩にいじめられる友達を守ると心に決めたコペル君でしたが、いざとなるとビビってしまい、何もできませんでした。

そのことで落ち込み、学校へ行けなくなってしまいます。

自分が友達を裏切ってしまったことを許してもらえるか、心配で寝込んでしまっているコペル君に叔父さんは言います。

自分があやまっていた場合、それを認め、そのために苦しむということは人間だけができること。

「王位を失った国王でなかったら、王位にいないことを悲しむことはない」

正しい道義に従って行動する能力を備えたものだからこそ、自分の過ちを悔やむのだと。

そして、人間は誤りから立ち直ることもできると。

コペル君は、勇気を出して、一度は裏切った友達にしっかり謝ることができたのでした。

さいごに

この本を読むまで私は、人はちっぼけな存在過ぎて、一人一人が考えたり、動いたりしたところで、全体的にはなんの変化もないと思ってしまっていました。

そして、どうせ影響力のある人の鶴の一声で世の中が変わってしまうものだと決めつけていました。

世の中を作っている人なんていなくて、小さな小さな一人一人の振動が世の中を動かしていたのです。

わかっている人にはわかっていたことかもしれませんが、私はわかっていませんでした。

でも、私の小さな振動が周りを揺らしていると思うと私もまた世界を動かす一員なのだと思えたのでした。

210万部、2018年一番売れた本、読んでおいた方が良いと思います。

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この記事を書いた人

さわこ

さわこ

スタジオSeriオーナーの目標は、「健康」と「ゆるいミニマリスト」

みんなが、心と身体をリフレッシュして、笑顔で元気になったらいいなと思って、いつもスタジオにお花を飾り、お掃除してます。「汚部屋脱出」のために、整理収納アドバイザー1級、生前整理アドバイザー1級、清掃マイスター1級を取得しました。いらないモノをすべて断捨離して、スッキリ暮らしたいです。ずっと頑張りすぎてきたから、これからの第2の人生は、楽しいことだけやっていきます!