山中伸弥さんと平尾誠二さんの『友情』『友情2』は、『友情』を先に読むことをオススメします

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新聞広告にノーベル生理学・医学賞を受賞された山中伸弥さんが編者となる『友情2 平尾誠二を忘れない』が出版されたことが載っていました。

「天才 平尾誠二との日々」「平尾誠二とワールドカップを見たかった・・・」という帯の言葉に加えて、山中伸弥さんの次のメッセージがとても気になりました。

 

いまも聞こえる
君の声に励まされ、
勇気をもらって、
僕はこうして
生きている
-山中伸弥-

さらに「なぜ君といると あんなに楽しかったのだろう。」と書いてあり、もう気になって読みたくてたまらなくなりました。

しかし、これは『友情2』

先に『1』があるはず。

最初から読みたい!と思って、2冊同時に注文しました。

『友情2』より先に『友情』を読みたい

『友情』を読んでから『友情2』を読みましたが、大正解でした。

『友情』では、山中伸弥さんが雑誌の対談で平尾誠二さんと出会ってからの6年間が書かれています。

『友情2』では、平尾誠二さんとの日々を山中伸弥さんと平尾誠二さんのご家族を含め、共に過ごしてきた人たちが平尾誠二さんとの思い出の数々を語っています。

本を読んで初めて、ノーベル賞を受賞した山中さんがラグビーをされていたことを知りました。

「ラグビーの腕前は大きな差があっても、ゴルフは同じくらいだった」というのも微笑ましいです。

平尾誠二さんは、2016年10月、53歳の若さで亡くなったのです。

『友情』第1章 山中伸弥さんから見た平尾誠二さん

ラグビー界のヒーローである平尾誠二さんは、伏見工業高校ラグビー部を題材にした大人気ドラマ『スクール・ウォーズ』のキャプテン「平山誠」のモデルとなった人です。

実物の外見も内面もカッコよくて、山中伸弥さんはテレビドラマで見た人そのままだと思ったそうです。

出会って6年ですが、最後の1年は平尾さんの癌が治るようにと、山中さんが専門家の先生方と相談しながら、少しでも可能性のある治療法を提案し、平尾さんも一生懸命に癌と闘ってこられました。

いまだに山中さんは、「助けてあげられなくてごめんなさい」と心の中で言い続けているそうです。

何かもっとできたのではないか、もっといい判断があったのではないかと。

でも、平尾さんの闘病生活は、弱音をはかず「絶対に闘うんだ」と常に前向きだったそうです。

病気であるにも関わらず、周囲の人に気配りし、ジョークもたくさん言うくらいに。

「最後の最後まで紳士で、平尾誠二のままだった」と言われています。

すごいことです。

そして、山中さんには、今も平尾さんの声が聞こえて、マラソンの時、「先生、行けるで、行けるで」と励まされたそうです。

「全く科学的ではないけど、僕にはそう思える」と言われるのを、本当にそうなんじゃないかなと思ってしまいます。

『友情』第2章 恵子夫人から山中伸弥さんへの感謝の思い

平尾さんの奥さんも、平尾さんにとって山中さんは特別な人だったと言います。

癌であることを親しい友達にさえ知らせなかったのに、山中さんにだけは、癌が見つかった当初から話をして、治療について相談していました。

病気に関する情報があまりに多くて、どう治療すればいいか、本人も家族も迷っていたので、山中さんのアドバイスが拠り所となったようです。

心から信じあえる友として、癌と闘う仲間として、ノーベル賞受賞後の超多忙の中でも常に寄り添っていてくれたことに深く感謝していることが伝わり、ジーンときます。

平尾さんは、自分の癌に対して「しゃああらへんわね(仕方ないですよ)。(癌に)なってしまったんだから」と言っていたそうです。

日本で6人しか受けることができない新しい免疫療法にチャレンジしたけど、効果がでず、2回で終わってしまったり、想像を絶するような苦しい闘病生活だったと思います。

ご家族も本当に苦しかったと思われます。

『友情』第3章 山中伸弥さんと平尾誠二さんの対談の公開

最後に70ページにわたって未公開部分も含めた対談記録が載っています

ここの部分がとんでもなく素晴らしいのです。

出会いの場となった対談というものの、その中身のレベルの高さは、私などが語れるものではありません。

それで項目だけあげておきます。

・テーマ1 僕ら「スクール・ウォーズ」世代
・テーマ2 技術革新と倫理観
・テーマ3 人を叱る時の4つの心得
・テーマ4 次代を担う若い人たちへ
・テーマ5 世界の壁にどう立ち向かうか

iPS細胞の研究やラグビーのみならず、「世界を相手にどう戦うか」は、日本にとって非常に大きなテーマです。

力勝負で押してくる強豪国の真似をしても勝てない。

日本独特の勤勉さ、器用さ、高い技術力など優位性を出して行くべきだというのが二人の考えです。

『友情2』

『友情2』では、はじめにの部分で山中さんが「平尾誠二という存在は、ときがたつほど大きくなってくる」と言い、同じように平尾さんから影響を受けた人に平尾さんから受け取り、自らの人生の指針としていることを書いてもらう形になっています。

ラグビーで出会い、共に歩んできた人たちからの文章で、改めて平尾誠二さんという人がどれだけ太陽のような存在だったのかがわかります。

さらに最後に娘さん・息子さん・奥さんからのメッセージもあり、家族を愛し、愛され、尊敬されていることが伝わります。

これまで、私は素人ゆえに、ラグビーボールは、なぜあんな変な形をしているのかなと疑問に思っていましたが、自分の思った通りにならないことを受け入れて闘って行くのがラグビーなのかなぁと思えました。

さいごに

一流の人の男同士の友情って、本当にかっこいいですね。

この2冊を読んで、ラグビーワールドカップを観戦したら、泣きそうです。

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この記事を書いた人

さわこ

さわこ

スタジオSeriオーナーの目標は、「健康」と「ゆるいミニマリスト」

みんなが、心と身体をリフレッシュして、笑顔で元気になったらいいなと思って、いつもスタジオにお花を飾り、お掃除してます。「汚部屋脱出」のために、整理収納アドバイザー1級、生前整理アドバイザー1級、清掃マイスター1級を取得しました。いらないモノをすべて断捨離して、スッキリ暮らしたいです。ずっと頑張りすぎてきたから、これからの第2の人生は、楽しいことだけやっていきます!