素晴らしい本を読みました。本田健さんの大ベストセラー「ユダヤ人 大富豪の教え」です。
この本を読んで、心の迷いがなくなりました。自分が何を目指して生きていけばよいか、しっかりわかりました。
この本の中で、私が一番心に残っているのは、本田健さんが文庫版のあとがきに書かれた文章です。
4年前にわたしが発信し始めた「自分らしく生きる」というメッセージは、国を超えて数百万人の人々に届きつつあります。一人の力は小さくても、その波及する力は、全世界をも替えて行くと信じています。
自分にやさしく、周りにもやさしく生きる人が一人増え、その人がまた周りの人に影響を与えていく、そんなことが実現できたら、とても素敵だなと思っています。
ちょうど、私は、退職後の人生で一体何ができるのだろうかと考えていました。
私も、何か社会に貢献できるのではないか?
さて、それは、どんな方法でやっていけばよいのだろうか?
しかし、自分の持っているものを全て提供してしまったら、自分が生きていけなくなってしまうのではないか?
じゃあ、どこまで何をすればいいのだ?
私の中で、「お金で支援すること」や「自分が体を動かして手助けすること」しか考えられていませんでした。
そして、そのどちらも、限度がある・・・と感じて虚しくなっていました。
何か、間違っていたと思います。
人は、何によって幸せを感じるかということが。
照れ臭い言葉を使えば、「愛」なんですよね。
自分に余裕があって初めて、人にやさしくできます。愛が溢れた人じゃないと、人を愛せない。
もう一ヶ所、すごく気になったところがあります。
大富豪が、健さんに「成功した時、自分を見失わないように」と伝えている部分です。
人が良くなろうと思わないのを見て、傷ついてしまう。ほとんどの人間は人生を良くしたいとは考えていない。君は世界人類が幸せになってもらいたいと思っている。そのギャップに耐えられなくて、苦しむだろう。
人は、それぞれベストな人生を送っていると信頼してあげることだよ。それぞれの人にとって、ベストなタイミングというものがあるものだ。
私も、人はそれぞれ違うので、自分の価値観を押し付けてはいけないと理解はしています。
でも、私は、世界が平和になり、みんなが幸せになるのが理想だと願う気持ちが強すぎて、必ずしもみんながそんなことを考えているわけではないと知りませんでした。
いや、知ってはいるけど、でもそんなの違うだろ!って思って生きてきました。
そういう自分だって、自分の家庭すら守れず、離婚した直後は「心の持ち方が大切」なんて説く近所のおばさんを恨んでいたというのに。
今、私ができることは、私自身が自分にやさしくして、うんと幸せになることです。
そしたら、私は、周りの人にもやさしくするだろうし、周りの人も幸せになると思うのです。
そこまででいいんですよね。
一人一人が、そんな小さなことを一生懸命やっていけば。
自分に何ができるだろうか、なんて身にあまることを考えて、行き詰っていた私に、私は私を大切にすることから始めればいいんだよと教えてくれたこの本に感謝しています。
本当は、たくさん書ききれない思いがありますが、一番勇気を与えてもらった部分だけ書きました。
多くの人が自分にとってのベストなタイミングでこの本を読まれるといいなと思います。
ブログランキングに参加しています。
下のお花を「ぽちっ」と押して、応援していただけると嬉しいです。