久しぶりに母とこれからのことを話してみました。
母にどうしたいのか、聞いておきたかったからです。
でも、話していて、全然先が見えないなぁと思いました。
母は87歳ですが、自分で買い物に行き自分で食べたいものを作って食べ、掃除も洗濯も自分でできています。
口を開けば「もう少し痩せないといけない」「夜中になんどもトイレに起きるから大変」という話ばかり。
でも、床暖房の入ったリビングで好きなテレビを大音量で見て、自分の部屋から続いた場所にトイレとお風呂があるので、多分どこの施設よりも快適だと思われます。
まぁ、そこに私がヘルパーのように常駐していれば最高なのだろうけど、そこまで母の願う通りにはできません。
一通り近所の人の健康状態を聞かされたあと、やんわり私がこの家をどう処分するかという話を切り出しました。
母は、すぐに「座敷テーブルはとても高価なものだから他のものと一緒くたに処分しないように」と言いました。
「輪島塗のお碗ももったいないから捨てずに(私に)保管してほしい」と。
あぁ、まだまだだなと実感しました。
家の中に「捨ててはいけないもの」がいっぱい。
「それを自分で後始末しないで私にさせるのは私も負担になる」「ただでさえ家と庭と地面を処分するのが大変で私もしんどいのに」と訴えると、母は何も言いませんでした。
「ごめんねぇ」とは言うけれど、言うだけで結局全部私が全て処分することになることは明らかです。
父の相続の時も、父からいろいろなことを聞いていたにも関わらず、終始一貫して「わからない」を通した母です。
私も覚悟を決めて、長期戦で付き合って行こうと思います。
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