人は変化する。
以前の言葉を平気でひっくり返す。
だって、状況が変わったら、気持ちが変わるのは当たり前。
ずっと変わらないなんて不可能。
私自身も心変わりは何度も体験している。
だから、金沢ブログ会メンバーちかこさんのこの記事を読んだ時、その通りだと思うと同時にちょっと自分のことが不安になった。
ちかこさんは、「以前は自分の言葉をひっくり返す人に対してメクジラ立てていたが、今はけっこうスルーできるようになった」とのこと。
私は10年後、20年後になると今言っていることと違うことをするのだろうか?
先のことはわからないから、言わない方がいいのだろうか?
私には決めていることがある。

75歳になったら、今の家を処分して母のようにサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)に入る。
不動産関係の資産については、娘夫婦と相談して全面的に譲る方向で進めていく。
75歳になったら、すべてを手放し、身軽になって、自由に暮らす予定。
なぜ75歳かと言うと、なんとなくそれくらいが区切りかなと思うから。
多分、自分が決めた通りに実行すると思うのだけど、フッと迷いが出た。
それは、新聞広告で大きく高齢者向け介護付き高級マンションが掲載されていたのを見たとき。
そこには、大きなマンションの中にレストランもプールもショッピングセンターもすべて揃っていて外へ出る必要がないと書いてあった。
わぁ、すごい。と思う反面、社会から孤立して高齢者だけで暮らすのは悲しくないかと思えた。
歳をとっても、社会の一員としてみんなに助けられ、自分もできる範囲で社会に奉仕して生きていくのが正しい姿ではないか。
社会から切り離され、家族とも離れたところで高齢者だけで暮らすことが幸せだろうかと。
でも、やっぱり私は75歳になったら、サ高住に入いると思う。
サ高住に入りながら、日本中を旅行してみたい。
さらに、もし娘たちが助けを必要とすることがあったら、そこから外出して手伝ってあげたい。
死ぬまでずっと社会に貢献していかなければならないと思い込んでいるけれど、それより年老いた自分が社会に迷惑をかけないようにすることが精一杯のはず。
病気になったり、怪我をしたりしないように気をつけて、家族に心配かけずに、幸せに暮らしていければ十分。
今から10年後、20年後のことなんて、ホントわからない。
もしかしたら、すっかり心変わりして「老人ホームなんか行きたくない」って言ってるかもしれない。
だけど、ひとり暮らしの私がどんなふうに生きていくか、ある程度決めておいた方が自分も安心できるんだよね。
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