90歳の母の口癖から学ぶこと【親の介護記録】

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先日、娘と一緒に母の施設へ届け物をしに行った時、帰りに母が「(受付の人に)ありがとうって言って行かんなんよ」と言いました。

60歳を超えた私に、そんなこと言う??

思わず、娘と顔を合わせてニヤッと笑ってしまいました。

娘は、「挨拶せずに出ていくと思ったんかな?」って言いましたが、私は母の口癖のようなものじゃないかなと思いました。

そういえば、小さい頃から、いつも「挨拶せんなんよ」とか「ありがとうって言わんなんよ」とか、そんなことばかり言われました。

親戚から入学や卒業のお祝いをもらった時も、電話でありがとうと言わされるのがすごく嫌だったのを覚えています。

「ありがとう」って強制されて言うものじゃないし!と反発していましたね。

「ありがとう」と言うことはとても大切なことだし、感謝の気持ちを持つこともそれを相手にきちんと伝えることも大事なことだとわかっているけれど、なんとなく、母が言うと世間体を気にしていると思えて嫌だったのです。

ちゃんとお礼を言えない子どもって、親として育て方が悪いと思われるのが嫌なだけじゃないかって。

そして、ずっと我慢して「ありがとう」と言わされていると感じていた私。

姉も母と似たところがあって、以前、姉が母に「さわこは、何かあげても何にも言ってこない」と言っていたようで、母から「受け取ったら、ちゃんとお礼の電話をせんなんよ」と言われました。

その時、私は十分すぎるほど大人になっていたのだけど、ちゃんとお礼を言うということができていなかったんですよね。

今は、受け取っておきながら、知らん顔しているんじゃなくて、「お母さんから受け取ったよ、ありがとう」って伝えないといけなかったんだなと素直に思えます。ようやくですが(笑)

多分、その頃は、一応大人になっていたとはいえ、心が育っていなかったんですね。

(私が欲しいと言ったわけじゃなく)勝手にくれたのに、お礼を言えと言うのは、嫌だなぁなんて思っていたんですよ。

そういう、ちょっとひねくれた私だったから、なおさら母は「(受付の人に)ありがとうって言って行かなんなんよ」って口に出てしまったんだと思います。

そして、改めて、母は90歳になっても、ずっとそういうこと(=礼儀)を気にしているんだなと思いました。

もし、認知症になったら、礼儀正しくしていないと自分がどんなふうに思われるか、ばかり気にするんじゃないだろうかとちょっと心配になったり。

いつもちゃんとしていないといけないと思うのは、大変ですよね。

90歳になっても、ずっとそんなことを考えている母。

もっと楽に生きても大丈夫なのにな。

人に気を遣うのも大事だけど、90歳にもなったら、もうそんなに気を回さず、自分にも周りの人にも甘くなっても全然OKですよね。

一緒に買い物に行きました。

できないことはできない、助けてって言ってくれればいいし。

と、60代の私が今思っていることを、自分が90歳になった時まで覚えておこうと思います。

私は、ずっと娘たちに迷惑をかけないようにしたいと思ってきたのですが、最近になって考えが変わってきました。

少しくらい迷惑をかけてもいいと思い出したのです。

できれば、かわいらしいばあちゃんになれたら最高です。

90歳の母には、あともう少し長く、人生を楽しんでいってもらいたいです。

私の28年後の姿を見たいから。

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この記事を書いた人

さわこ

スタジオSeriオーナーの目標は、「健康」と「ゆるいミニマリスト」

みんなが、心と身体をリフレッシュして、笑顔で元気になったらいいなと思って、いつもスタジオにお花を飾り、お掃除してます。「汚部屋脱出」のために、整理収納アドバイザー1級、生前整理アドバイザー1級、清掃マイスター1級を取得しました。いらないモノをすべて断捨離して、スッキリ暮らしたいです。ずっと頑張りすぎてきたから、これからの第2の人生は、楽しいことだけやっていきます!