親を施設に入れることに罪悪感を持たないようにするには

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高齢の親の介護問題でいくつか引っかかる問題があります。

そのうちの1つに、施設に入れるのはかわいそうと思ってしまうことがあります。

親自身が「慣れ親しんだ家で、好きなように暮らしたい」と思っていることがわかるので、そうさせてあげないことに対して、自分が親不孝をしている気持ちになります。

でも、私は、昨年5月に母が熱中症で体調を崩したことをきっかけに、一気に施設入所を進めました。

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)であることもあって、アパートのように自由度も高く、それでいて食事やその他の見守りはしっかりお世話してもらえるので、母も家族も満足しています。

1年経って、ようやく「罪悪感」は持たなくなってきました。

最初の頃は、私が無理矢理、施設へ入れたような後めたさがあったのです。

今は、客観的に判断できるので、親を施設へ入れる時に「罪悪感」を持たないようにするために私がしてきたことを書いてみます。

特にひとり暮らしの親御さんがいて、気になっている方の参考になれば幸いです。

プロにお任せする方が良い

介護に関しては、素人よりプロの方が適切な介助ができます。

だから、当たり前のことですが、プロにお任せしたほうが良いのです。

私は、養護学校(現在の特別支援学校)に勤務していたことがあるので、車椅子の子どものトイレ介助などを自分が腰を痛めないように気をつけて行うことができます。

ずっと前のことですが、祖母が家にいたとき、私が上手にポータブルトイレで祖母のトイレ介助をする様子を母が感心して見ていました。

祖母は身長が低く、細い人で、養護学校の子どもと同じくらいだったからなんでもなかったのです。

体重が40kgもある子でも筋ジストロフィー症候群で筋力が弱い子は抱きかかえやすいのですが、たとえ30kgでもピンと硬直する子は持ちにくいのですぐ腰を痛めます。

母は、筋肉質で肥満、身長は140cmしかないのに体重が53kgもありました。

熱中症による脱水症状で体に力が入らず、倒れたまま起き上がれないのを、私は一人では起こすことすらできなかったのです。

骨折した左手の握力が落ちてしまっていたせいもあると思います。

娘を呼んで、二人でやっとベッドに寝かせることができました。

私のように、ある程度、知識や技術があっても、相手の体が大きいと適切な介助は難しいのです。

兄弟姉妹と相談する

親の介護に関しては、兄弟姉妹みんなに扶養の義務があります。

相続と同じです。

長男・長女だから、ということはないと思います。

私の場合は、姉は遠くへ嫁に行ってしまい、私はずっと近くに住んでいたので、なんとなく私が母の面倒をみるというような感じになっていましたが、姉も「私もできるだけ協力するよ」と言ってくれていたので心強かったです。

施設入所に関しても、母の入院中に一緒に施設見学に行ってくれたりして、二人で決めました。

その都度、「お願いね」「ありがとう」と言われると、責任が半分になった気がしたものでした。

本人に納得してもらう

早い段階から「おばあちゃんみたいに、90歳になったら施設だよね」って、母に冗談めかして実はかなり本気で何度も言っていたので、母も(そうなるのかなぁ)って思いこまされていたみたいです(笑)

動けなくなった祖母を、しばらく家で介護した時、母はとても辛かったようで、私に愚痴をこぼしていました。

その時のことを私はしっかり覚えていて、母にどうしたいか、確認すると「私に迷惑かけたくない」と言い、いずれ施設へ入る覚悟はしてくれていたと思います。

今は、もう自分は家へ戻ることはない。施設で楽しく暮らすと言っています。

母自身、父の代わりに家を守っていかなければならないという重圧がなくなり、気楽になったようです。

私もいつか母みたいに「お気楽」になりたいです。

さいごに

もしかしたら、親を家から追い出して施設へ入れてしまったと気にしているのは自分だけかもしれません。

施設へ入ったところで、親子の縁が切れるわけではないし、むしろ離れている分、大切に思う気持ちが強くなってきました。

一緒にいるとつまらないことで喧嘩しましたね。

今は、母が何を言ってもいずれ自分も通る道と思えます。

良い距離があったほうが優しくできて、良い関係でいられます。

姉も私も母のことが大好きなんです。

母が施設にいることで、二人とも親孝行ができることを幸せに思います。

介護も子育ても自分だけで抱え込まず、社会全体で見守るのがいい、そう思うと「罪悪感」なんて萎んでいきますよ。

母の好きなハナミズキの花がきれいに咲いています。

母が施設に入所するまでの記録です。

88歳の母が施設に入所するまでの記録(11)無事ココファン金沢藤江に入居しました

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この記事を書いた人

さわこ

金沢大学 日本史専攻 卒業。お城の中にあるキャンパスで加賀藩について学び、金沢をこよなく愛する。

スタジオSeriオーナーの目標は、「健康」と「ゆるいミニマリスト」

みんなが、心と身体をリフレッシュして、笑顔で元気になったらいいなと思って、いつもスタジオにお花を飾り、お掃除してます。「汚部屋脱出」のために、整理収納アドバイザー1級、生前整理アドバイザー1級、清掃マイスター1級を取得しました。いらないモノをすべて断捨離して、スッキリ暮らしたいです。ずっと頑張りすぎてきたから、これからの第2の人生は、楽しいことだけやっていきます!