サービス付き高齢者向け住宅に入居している89歳の母。
2020年5月、コロナ自粛の真っ最中に体調を崩し、1ヶ月入院、退院後すぐ施設でお世話になることになりました。
88歳の母が施設に入所するまでの記録(11)無事ココファン金沢藤江に入居しました

入居してしばらくでお誕生日を迎えたので、今は89歳。
病院食や施設での食事で体重が5kgくらい減って体が軽くなったのか、杖もつかずに楽々と歩けるようになりました。

施設での生活にもだんだん慣れてきて、少しずつ本来の姿が出てきました。
トイレットペーパーやティッシュがなくなってきたから持ってきてと言われ、準備していたら、「おばあちゃん、他にも持ってきてほしいものある?」と聞く娘に「サラダかきもち」が食べたいって。
なるほど、「サラダかきもち」シオシオとして好きだったよなぁと娘と二人で話していたら、また娘の方へ「黒糖黒飴」も買ってきてとのこと。
娘から相談があり、娘も言われるまま買って行くべきか、困っている様子。
私は「ダメや!」と言ったものの、ずっと引っかかっていました。
飴はずっと口の中に入れていて、口腔衛生上よくないんじゃないか。
特に、母は咳が出る時など、夜寝ながら舐めていることもあったはずだし。
いろいろなことを考えました。
そして、甘いもの食べたら、どんどんまた食べたくなっていってしまうんじゃないかとも。
私の甘いもの好きは、母のせいでもあるんですよね。
母がお菓子が好きでいつも家にお菓子がありました。
賞味期限が近いからと言って、よく私にも食べるよう勧めてきていたのです。
それから、母の料理は基本的に甘みが強く、おいしかったです・・・。
私が甘いもの依存症であるように、母も同じと思います。
だから、甘いものはセーブしなければって思ったんですよね。
でもね、気づいたのです。
母の人生だし、母が決めればいいことで、「サラダかきやま」と「黒糖黒飴」が食べたいなら、食べたらいいですよね。
89歳の母に対して、我慢すべきって言うのはおかしいと思えたのです。
もし、私が逆の立場だったら、食べたいものがあるのに、「ダメだ」って言われたら悲しすぎる。
施設で精一杯我慢して暮らしているはずだから、「〜してほしい」と言ってきたことについては可能な限り、叶えてあげたらいいんじゃないかなって。

たかだか飴1袋のことで、何を真剣に考えてしまっているんだろうって。
母の人生は母が決める。
私はできることはするし、できないことはできないと断る。
これからも迷うことが出てくるかもしれないけど、シンプルに決断していきたいです。
ただし、寝ながら飴舐めると喉に引っかかったら大変だから、起きている時だけ舐めてねって言うことだけ言っておこうと思います。
高齢の親御さんのことを心配されている方も多いと思います。
母が施設に入るまでの記録を残しました。もし参考になれば幸いです。
88歳の母が施設に入所するまでの記録(1)明日ケアマネージャーさんとの初面談です
ブログランキングに参加しています。
下のお花を「ぽちっ」と押して、応援していただけると嬉しいです。

